先日は、ばあちゃんの一周忌だった。
今年もこうして、フラワーアレンジメントを
届けた。それが、私が唯一できる恩返しだと思ったから。
私はちょうど2年前の春東京に出てきた。
私が作るフラワーアレンジメントを全力で喜んでくれて私が花に携わる仕事に就職決まった時も精一杯喜んでくれた。
私を全力で応援してくれて心配してくれて
遊びに行くと手作りの惣菜を渡してくれて…さよならがあるなんて知らなくて終わりがあるなんて想像できなくて私はいつの間にか、メールを見る回数が減った。自分の事で精一杯で…
後悔で押しつぶされそうで、もっと会いに行けた。もっと、喜んでもらえることをすれば良かった。もっと、安心させてあげられれば良かった。って…おばあちゃんが決めてくれたこのアパートで一年間ずっと考えてた。
時間がたっても、また会える気がして。電話をかければ出てくれそうでメールをあげれば返ってきそうで…そうやって、思い出の沼から抜け出せずにいた。でも、もうそろそろ変わらなきゃね。後悔して泣いてばかりいる生き方だと幸せを願ってくれた婆ちゃんに対しても裏切る事になるから。
だから、心の底からポジティブになって同じ失敗をしないように同じ過ちを繰り返さないように人に幸せを与えられる人間になりたい。
フラワーアレンジメントを作って毎回、携帯電話で写真を撮る姿。貴方の笑顔。
魂を通して、想いが伝わりますように。自分の道が、貴方への誇りと変わるように。
私は、少しずつ変わってく。