たけのこっこ

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折原一の「行方不明者」

2007年03月19日 | 読書
3月19日(月)


先日町の図書館で借りてきた2冊目。

折原一(おりはら いち)の「行方不明者

埼玉県を舞台のミステリー。


 薄田市では

地主の一家4人が、朝食の用意もそのまま、まるで神隠しにでもあったかのようにある日突然姿を消す。
両親と娘、祖母の行方が解らない。

女性ライターは関係者を取材していく。
この家族ひとりひとりの隠された闇を暴いて行く・・・

 戸田市では

自称推理作家が電車の内で痴漢に間違われてしまう。
容疑を晴らすためにと間違えた人物を探す。

ところが偶然にも連続通り魔事件の目撃者になってしまうのだ。
あまりの偶然に小説のモデルにしようと追跡を始める・・・

 二つの全く違った内容の出来事が交互に書かれてある。
作者の書き方、手法かも知れないが非常に読みづらい。

どこかで二つの出来事が重なる筈だと思いながら読んでいるが、
3分の1迄読んだが一向に交差する気配がない。

二つの出来事ものめり込んでしまうほどで、非常に面白く早く次を読みたいのだが、
いい所で片方の別の展開となってしまうのだ。

途中で話の腰を折られたようで非常にイライラしながら読んでいる。
以前読んだ「宮本輝」の本にも同じ手法のがあったと思う。
題名が浮かんでこない・・・

だが、小説の手法として如何なのかは判らないが私は好きになれない。
と言いながらも内容が面白いのでイライラしながらでも読んでしまう。

私にとっての小説は麻薬・・・