Kオジサンの新・山歩きの記

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ウオーキング  羽島用水を歩く

2016-05-02 23:40:19 | ウオーキング

各務原市の南部を東から西へ流れる用水路が有ります。羽島用水です。犬山市と各務原市の間にライン大橋が有ります。そこには犬山頭首工と言う堰が有り、木曽川を堰き止めて取水しています。
そこから取水した水を利水しており、羽島用水となって各務原市、岐南町、笠松町、羽島市へと流れて行きます。かつては無蓋の用水路でしたが覆蓋した用水路に変わり、用水路上が遊歩道として整備されました。
http://www.maff.go.jp/tokai/seibi/kensetu/sinnoubi/pages/13saikin_no_kouzi/03hasima/00.html農業用水ですから夏季に工事をする事は出来ません。年次で工事された事が良く判ります。
遊歩道化された羽島用水を、両内野から名鉄笠松駅まで歩きました。季節を感じながら歩く事が出来て、面白かったです。

各務原市 ふれあいバス

羽島用水の流れている両内野へ向かうのに、各務原市のふれあいバスで向かいます。
ふれあいバスの起点は各務原市役所駅からです。
9時30分発の稲羽線のバスに乗車します。




バスの最後部の席に陣取りました。
お隣は孫を連れたおジイチャンです。
孫のお守りでしょう。バスの時刻表を眺めていました。
この時、孫娘はは起きていましたが、暫くしておジイチャンに抱かれて寝てしまいました。






稲羽線のルートには航空宇宙科学博物館が沿線にあります。
車窓から屋外展示のYS11が見えます。




前渡西町でお年寄りと子供が乗ってきて満席になりました。




両内野公民館で下車しました。
このバス停から乗る人がいました。
何れもお年寄りです。



ふれあいバスを見送ります。

滅多に乗る機会の無いふれあいバスです。
各務原市役所前のバス停を出た時は、男性と孫を連れたおジイチャン。それに私でした。
途中で何人かのお年寄りを乗せました。
各務原市役所駅のバス停で稲羽線を待っていた時です。那加線か蘇原線だったか。バスからバスへ乗り換える人を見かけました。市民の足となっていました。
ふれあいバス。30分余りの100円の旅でした。
タマに乗ったふれあいバスでしたが、お年寄りの足になっている場面を目にする事ができました。


この後、羽島用水を歩くスタート地点である両内野に向かいました。


羽島用水

羽島用水土地改良区で戴いた地図です。
各務原市の南部に稲羽地区があります。稲羽地区の北側は広大な各務原台地が広がっています。台地ですから、当然水利は望めません。
羽島用水の流域で恩恵を受けてる地域が表示して有ります。このように1枚の地図にも面白さが有ります。





羽島用水の地図です。
平成23年11月17日に歩いた時に撮影したものです。




犬山頭首工の取水口です。羽島用水はここで取水されて、流れていきます。右はライン大橋で、ここで木曽川を堰き止めて、水を取水しています。岐阜県側は羽島用水です。愛知県側は木津用水と宮田用水が取り入れています。これらを総称して濃尾用水と呼ぶようです。




10:18
かつては、犬山頭首工で取水された水が暗渠で流れてきて、ここから地表へ出てきていました。羽島用水のパイプライン化によって地中を流れるようになり、地表には池が作られています。渓流のような場所から水が流れ出ています。恐らく、ポンプで汲み上げて流しているのでしょう。
この地点から、ウオーキングをスタートします。




10:24
歩き始めです。
渓流のような所から水が流れ出て、池となっているところの横を歩き、スタートです。



10:25
池に鯉が泳いでいます。
エサが貰えると思ったのか、寄って来ました。




10:25
前の方を犬の散歩の男性が歩いています。
池に橋が架かっています。
この辺り、小公園のような良い雰囲気の場所です。




10:26
橋の上から下流部を眺めました。
綺麗な水が流れていきます。



10:27
Kオジサンの後ろ姿。その1です。



10:29
ナンジャモンジャの花が満開となっています。




10:34
この辺り。田園街道と名付けられています。その名の通り、右手には田が広がっています。
木に隠れている山が不動山です。
用水は、あの山の下を通過して行きます。







10:36                            10:42
犬の散歩をさせる人達。
左側の男性は先ほど、前を歩いていた人です。ターンして戻ってきました。白い袋を持っています。
右側の男性はすれ違った人です。手ブラです。犬が糞をした時の後始末はどうするのだろうと思ってしまいます。犬との散歩で、責任を持って、連れて歩いて欲しいものです。




10:37                            10:37
道沿いに何本も、アジサイが植えて有ります。
もう、次の出番は私よ、と言っているように見えます。



10:38                            10:38
用水沿いに何本か、井戸が有りました。
何れも弁が壊れていました。




10:44
羽島用水の地図が供えて有ります。
左は今の状態のもので、見難くなっています。
右は23年11月17日に歩いた時に撮影してものです。




10:45
関江南線の道路を渡りました。
前渡東町。長平地内を歩きます。




10:49
カモだと思いますが、北国へ帰るカモではないのでしょうか。




10:50
前方の山が不動山です。
地図では、羽島用水が山の下をトンネルで流れています。




10:52                            10:52
迂回して歩きます。
地図では山の下を流れていることになっていますが、このコンクリートの下を水が流れていました。
右は竹林ですが、収穫していないため、タケノコが伸びています。



11:03
迂回して稲羽東小学校の横を歩きます。




11:06
稲羽東小学校の校庭を暗渠で通った用水が地表に現れた場所です。
用水を蓋したので、流れる水が見えなくなりました。




11:17
前方から散歩中の女性が歩いて来ました。




11:26
Kオジサンの後ろ姿。その2です。



11:28
一面、ピンク色となったレンゲ畑です。
大きなジュウタンを広げたように見えます。







11:34
あずま屋が有ります。




11:34
あずま屋の横に地図が設置して有りますが、痛んでいて見難くなっています。



11:42
山脇町地内を歩きます。




11:46
スミレが咲いています。
3輪のスミレ。ダンゴ3兄弟ならぬスミレ3姉妹と言ったところでしょうか。




12:01
石柱が有り、三井池龍神参道と刻まれています。




12:03
三井池が見えてきました。
ここで、お昼にします。




12:41
若い人たちが自転車で現れました。
右の場面。トイレに行った時、彼らに遭遇しました。
若い男性と、顔を合わせた時ニコッと笑いました。言葉でなく、表情で表したのです。中国人たちでした。






12:56
三井池です。
ナンジャモンジャが満開です。
三井池に、このようなナンジャモンジャの大木が有るとは知りませんでした。
普段、三井池の木を目にしていても、何の木か判りませんでした。こうして春にナンジャモンジャの花が開き、ナンジャモンジャの大きな木が有る事を知りました。




12:57
三井山への登山口です。
誰かが登りに行っているのでしょう。
自転車が停まっています。




12:58
これから龍神橋を渡ります。






13:01
羽島用水の施設です。土中に入った施設で、探す気になって、見ていないと見過ごしてしまいます。
つつじ苑の下を羽島用水が通過しています。




13:06
つつじ苑の下を通過した羽島用水が、ここから地表に現れていましたが、用水路の改修工事で地下に入りました。





13:07
かつては、ここから水が流れ出ていました。
今は流れていなく、水路に草が繫っています。




13:12
如来塚が有った跡地に如来塚の由来が書かれています。
前回、歩いた時に見かけた説明看板が新しくなっています。
既設のものが老朽化したと有ります。



これから歩く、この先。
ふれあい街道②となっています。23年11月17日に歩いた時に撮影しました。




13:16
成清町まで歩いてきました。
住宅街を用水路が貫いています。
ここからも、かつては水が流れ出ていましたが、今は流れていません。




13:23
この辺りも成清町ですが、ここら辺は田畑地帯です。
今までは遊歩道的な道でしたが、シンプルな道に変わってきました。




13:33
Kオジサンの後ろ姿。その3です。
ここも、まだ成清町です。




13:37
この辺り、神置町です。
北側に佐川急便岐阜営業所の建物が見えます。
北側に道路が有り、南側にも道路が有り、サンドイッチ状態です。
その中央に羽島用水が流れていました。
今は地中化されて用水が流れていたとは、想像できない姿になっています。
これまでは、木が植えられたりしていて遊歩道的でしたが、素っ気無いと言うか、魅力に欠ける区間になりました。
先に見えるのが東海北陸自動車道です。
もう間も無く、岐南町に入ります。








14:19
中心の石柱に井表橋と書かれています。
開渠の時は橋が掛けられていまして、橋が有った名残が伺えます。
このような橋の形跡が何箇所も有りました。
「まちをきれいに」のプレートが下げられていて、岐南町に入った事が判ります。




14:21                             14:21
水路へゴミ・汚物等・・・・。のプレートが残っています。
もう、必要がなくなっています。
右は女子中学生が自転車で走り去りました。部活の帰りでしょう。



14:23
水素ステーションが目に留まりました。
大型トラックの車体に移動式水素ステーションと書かれています。
テレビのニュースで、水素ステーションが出来たと報じていました。この場所だったのかと思いました。
この施設が完成したのは、まだ、つい最近の事だと想像します。
確か、曜日を決めて水素をサービスしていたと思いました。
水素で走行する車を普及させるための国の施策なのでしょう。




14:28
用水から水が分流して流れていきます。
長い距離を歩いて来て、用水から直接流れ出ている場面を目にしたのは初めてでした。




14:33
羽島用水で、分流させる施設です。
その施設に、ゴミのポィ捨て禁止の絵が貼られています。
「川をきれいに」。木曽川の水が流れていますと、なっています。
描かれているキャラクターはねぎっちょで、岐南町のゆるキャラです。
徳田ネギをモチーフにしたキャラです。







14:45
葉栗中学校跡へきました。
学校の跡地で公園化されています。
ここにはトイレが有りました。
長距離を歩いて来て、トイレが有り、助かりました。




14:56
前方は国道22号線で、名岐バイパスです。
アンダーパスで下をくぐり、通過します。



14:58
岐南町平成です。
右側に岐南町のエコ・ステーションが有ります。




15:00
ここも岐南町平成地区です。
前方に東海道線が見えます。
右手に小高い、塚のような場所が有り、塚の下に休憩用のあずま屋も有ります。




15:03
岐南町の文化財で門と宮川家が有りました。







15:08
あずま屋。
羽島用水の地図が有りますが、日光で痛み読み難くなっています。




15:10
東海道線の下を通過します。
古い石造りの橋脚ですが、明治の頃のモノでしょうか。




15:11
東海道線を過ぎると笠松町になりました。
左側に笠松競馬場の厩舎が並んでいます。





15:17
競馬場が近いことも有り、馬専用の道が平行しています。



15:30
笠松駅の近くまで着ました。
遊歩道的な道になっておらず、単に道路と言う感じがするだけです。




15:33
電車が停車していますが、笠松駅です。
羽島用水は名鉄の線路の下を通過して西に向かっていきます。




15:36
お疲れ様でした。
笠松駅に到着です。




感想
どれ程の距離を歩いたのか判りませんが、両内野から笠松駅までを歩く事が出来ました。
ピンクの絨毯を広げたようなレンゲ畑。三井池公園ではナンジャモンジャの大きな木を眼にする事ができました。普段、目にする木でも、花の時期でないと、この木がナンジャモンジャの木だとは気が付きませんでした。
このように気づかせてくれたのは、独特の花が咲いていたからです。スミレ三姉妹にも会えました。ネクストバッターのアジサイも目に出来ました。
春を満喫しながら歩けました。
また、水素ステーションが有りましたが、時代の先端を目にする事が出来たのも面白いことです。

前回歩いたのは2011年11月17日でした。
http://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/a05bc17dbe4cce14feaf08884bd6f83b
その時のブログに書きましたが、歩いた後、各務原市農政課に出向き早急なトイレの整備は無理にせよ、トイレまでが何メートルなのか表示するよう対策を頼みましたが、何も変わっていませんでした。
羽島用水の遊歩道化は農業の観点から実施されたものであり、市民がウオーキングで活用する観点に立っていません。
岐南町や笠松町の部分は歩道的な道ですが、各務原市の三井池から東の部分は快適な遊歩道となっています。このような自然に恵まれた市民の財産が有りながら生かされていないことが残念です。

設備が老朽化しています。その反面、樹木が成長して良い状態になってきています。
この遊歩道を「羽島用水グリーンロード」とか「羽島用水緑道」と、市民からネーミングを募れば良かったのです。遊歩道化が完成した時期にテープカットをしたりして、PRがされませんでした。その辺りも農政的な感覚でした。
これからは、このようにウオーキングに最適なコースが有る事を市民に紹介していくと供にキロポストや案内板の設置を進めていく事が必要だと思います。


 








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