願い事が叶う！天狗さん迦葉山へ行って来た

数十年前、会社をつぶし、妻や子とも別れて１人ボッチになって落ち込んでいた時があった。

その時たまたま夕刊紙を見ていたら、お天狗さんの記事が目に入った。
群馬の迦葉山のお天狗さんに願をかけると願い事が叶うという記事だ。

翌日、早速に迦葉山まで車を飛ばした。
夏だというのに涼しく寒いくらいの静寂とした如何にも修行僧の寺院という感じだ。

院内に入ると左手に祈願成就した方々がお供えしたお面が、そして
中央には、僧が祈祷してある新しいお面が積まれていた。

ここでお願い事をして、中央に置かれた祈祷済のお面を１つお借りして帰る。
そして願い事が叶ったら、麓のお茶屋で新しいお面を買い、お面を２つにして、
お返しするという習わし。

私も１つ祈祷済のお面をお借りして今の思いをお願いしてきた。
その後お参りのお陰か、会社を起業し順調に進んだのです。

私は、お礼参りはもちろんのこと、その後、数十回もお参りをしている。

ところが１０年ほど前から、お参りに行けなくなって御無沙汰をしている。
その間、会社も駄目になり、ちょうど最初にお天狗さんを知った時の心境に
今が同じ状態なのだ。

５月１０日御無沙汰をお詫びしながらお天狗さんへお参りをして来た。
初夏という時期に、迦葉山の周辺の山には山桜がまだ咲いていた。

もう７１歳になる私は、人生最後の５つ目の事業を立ち上げようとしている今、
お天狗さんが力を貸してくれるか分からないが、
もう年だからいい加減にしなさいと言われるか。

人生最後になるかもしれない願かけをして来た今の気持は実にさわやかだ。