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Question 20:
いつも会話とかメールで「ありがとう」って言う時、「Thank you」しか出てきません。もっとかっこいい言い方、ないでしょうか?(28歳、会社員、男性(のつもり))
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Answer:
まあ、Thank youって言っていれば問題はないわけですが、たしかにいつもそればっかりじゃねぇ。では、かっこいいかどうかはわかりませんが、今日は幾つかの表現をみていきましょう。お礼の気持ちを伝えたい時に使う動詞、thank意外でなにか知ってますか?
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え~と、たしかビジネス英語を勉強した時に、appreciate(アプリーシエィ(ト)という単語を習いましたね。
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そう、その動詞はよく使われますね。特にビジネスレターの中で相手にいろいろお願いする時に「そうしてもれえたらうれしいです」といった気持ちを表わす時には、ほとんどの場合、それを使いますね。以下がその例です。
We would appreciate your prompt response on this matter.
(この件について迅速なご返事をいただければうれしく思います。)
I would appreciate it if you can call me tomorrow.
(明日電話をいただければ幸いです。)
Your prompt handling will be appreciated.
(貴社(あなた)の迅速な対応を感謝いたします。)
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そういえば、そんな文章見たことありますね。でも、どうしてwouldとかwillとか、文によって違うんですか。
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まず、wouldですが、相手側に何かを頼んでしてもらうわけですから、それをお願いした時点では相手が本当にしてくれるかどうかわかりませんよね。だから、appreciate(評価する、感謝する)するかどうかもはっきりしない。もし~してくれたら、ありがたく思いますが…といった感じなので、would(~するだろう)と将来のことを推測するような、あるいは、若干言葉をぼかすような言い方をするわけです。では、どうして最後の文はwill で、wouldじゃないのか?上の二つの文は、「あなたが~してくれたら」と条件がついていますよね。だから、appreciateは、だろう、と言わなくてはいけません。でも最後の文は、「~をありがたく思う」ということなので、その、してくれるであろうもの、は、間違いなくありがたく思うのであって、ありがたく思うだろう、といったら不自然なわけです。なので、はっきり、will(~します)というわけです。いいかな、これで?
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はい、いいです。ところで、上の文からパターンを見つけたのですが、これでいいでしょうか?
I/We would appreciate + 名詞句(ありがたく思う内容を名詞にする)
I/We would appreciate it if + [youで始まる文章](してもらいたい内容を文にする)
Your +名詞句(してもらいたい内容を名詞にする)will be appreciated.
で、どうでしょう?
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すばらしい(拍手)。そんな覚え方でいいと思います。あ、ちなみに、appreciate it ifの場合のit は、省略されることもありますので、念のため。言いにくいしね。一つだけいいですか。appreciate +名詞句は、appreciateが目的語を取る動詞だからでいいですよね。で、この時の名詞句ですが、ありがたく思うのは、誰かが何かをしてくれたからなので、その最初の語は「誰か」にあたる限定詞が来ます。つまり、yourとかhisとかね。でも、普通はyourがほとんどかな。そしてその後は名詞が来るので、何かをしてもらうのであれば、その動詞を、動名詞(動詞+ing)にしなければいけないわけです。わかっていたとは思いますが、念のため。
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了解です。appreciate の他に同じように使えるものってあります?
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そう、grateful も使えますね。意味は同じです。でもこれは、形容詞なので、当然使い方は違います。以下が例文です。
It would be grateful if you could send it as soon as possible.
(出来る限り早く送っていただければ幸い(うれしい)です。)
We would be grateful if you could meet with us by next Friday.
(来週の金曜日までに会っていただければ幸い(うれしい)です。)
あ、あと、カジュアルな表現ならば、grateful の代わりに、niceでもいいですよ。
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わかりました。でも、appreciate は、ビジネスの文、あるいは、どちらかというと硬い文に使われるみたいな感じですが、日常会話ではどうなんですか?
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問題ないです。会話でもよく使われます。会話ではよくthank you の代わりに以下のように使われることも多いです。
(I ) appreciate that.(そのことはありがたいね)
Appreciate it.(ありがとう)
appreciate は、thank you よりも、もうちょっとフォーマルにありがとうの気持ちを表わす時に使われると思ってください。でも、その差はそんなに大きくはないです。なので、以下のような言い方もよく聞きます。
Thank you. I appreciate that.
まずは軽くお礼。そして、ちょっとあらたまって「ありがとう」って感じですね。あ、そう言われた時の返事ですか?そうですね~。例えば…。
You are quite welcome.
It's all right.
No problem.
Sure.
Any time.
ということで、今回は「ありがとう」の英語表現をいろいろみてきました。誰もがいつも「ありがとう」って言っていれば、世界は平和なんですけどね~。すくなくとも皆さんは「ありがとう」の気持ちをいつも忘れないで仕事に勉強に頑張ってくださいね。では今回はこの辺で。Thank you, guys, for visiting my site. I appreciate it very much. It would be grateful if you would continue to do so. Thanks again, and see you in the next story. Bye!
(End of Story)
Question 20:
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Answer:
まあ、Thank youって言っていれば問題はないわけですが、たしかにいつもそればっかりじゃねぇ。では、かっこいいかどうかはわかりませんが、今日は幾つかの表現をみていきましょう。お礼の気持ちを伝えたい時に使う動詞、thank意外でなにか知ってますか?
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そう、その動詞はよく使われますね。特にビジネスレターの中で相手にいろいろお願いする時に「そうしてもれえたらうれしいです」といった気持ちを表わす時には、ほとんどの場合、それを使いますね。以下がその例です。
We would appreciate your prompt response on this matter.
(この件について迅速なご返事をいただければうれしく思います。)
I would appreciate it if you can call me tomorrow.
(明日電話をいただければ幸いです。)
Your prompt handling will be appreciated.
(貴社(あなた)の迅速な対応を感謝いたします。)
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まず、wouldですが、相手側に何かを頼んでしてもらうわけですから、それをお願いした時点では相手が本当にしてくれるかどうかわかりませんよね。だから、appreciate(評価する、感謝する)するかどうかもはっきりしない。もし~してくれたら、ありがたく思いますが…といった感じなので、would(~するだろう)と将来のことを推測するような、あるいは、若干言葉をぼかすような言い方をするわけです。では、どうして最後の文はwill で、wouldじゃないのか?上の二つの文は、「あなたが~してくれたら」と条件がついていますよね。だから、appreciateは、だろう、と言わなくてはいけません。でも最後の文は、「~をありがたく思う」ということなので、その、してくれるであろうもの、は、間違いなくありがたく思うのであって、ありがたく思うだろう、といったら不自然なわけです。なので、はっきり、will(~します)というわけです。いいかな、これで?
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I/We would appreciate + 名詞句(ありがたく思う内容を名詞にする)
I/We would appreciate it if + [youで始まる文章](してもらいたい内容を文にする)
Your +名詞句(してもらいたい内容を名詞にする)will be appreciated.
で、どうでしょう?
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すばらしい(拍手)。そんな覚え方でいいと思います。あ、ちなみに、appreciate it ifの場合のit は、省略されることもありますので、念のため。言いにくいしね。一つだけいいですか。appreciate +名詞句は、appreciateが目的語を取る動詞だからでいいですよね。で、この時の名詞句ですが、ありがたく思うのは、誰かが何かをしてくれたからなので、その最初の語は「誰か」にあたる限定詞が来ます。つまり、yourとかhisとかね。でも、普通はyourがほとんどかな。そしてその後は名詞が来るので、何かをしてもらうのであれば、その動詞を、動名詞(動詞+ing)にしなければいけないわけです。わかっていたとは思いますが、念のため。
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そう、grateful も使えますね。意味は同じです。でもこれは、形容詞なので、当然使い方は違います。以下が例文です。
It would be grateful if you could send it as soon as possible.
(出来る限り早く送っていただければ幸い(うれしい)です。)
We would be grateful if you could meet with us by next Friday.
(来週の金曜日までに会っていただければ幸い(うれしい)です。)
あ、あと、カジュアルな表現ならば、grateful の代わりに、niceでもいいですよ。
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問題ないです。会話でもよく使われます。会話ではよくthank you の代わりに以下のように使われることも多いです。
(I ) appreciate that.(そのことはありがたいね)
Appreciate it.(ありがとう)
appreciate は、thank you よりも、もうちょっとフォーマルにありがとうの気持ちを表わす時に使われると思ってください。でも、その差はそんなに大きくはないです。なので、以下のような言い方もよく聞きます。
Thank you. I appreciate that.
まずは軽くお礼。そして、ちょっとあらたまって「ありがとう」って感じですね。あ、そう言われた時の返事ですか?そうですね~。例えば…。
You are quite welcome.
It's all right.
No problem.
Sure.
Any time.
ということで、今回は「ありがとう」の英語表現をいろいろみてきました。誰もがいつも「ありがとう」って言っていれば、世界は平和なんですけどね~。すくなくとも皆さんは「ありがとう」の気持ちをいつも忘れないで仕事に勉強に頑張ってくださいね。では今回はこの辺で。Thank you, guys, for visiting my site. I appreciate it very much. It would be grateful if you would continue to do so. Thanks again, and see you in the next story. Bye!
(End of Story)
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