Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

「使える英語表現」(No. 28)

2007-10-12 | Weblog
表現28)That's what counts.(それが大事なのよ)

この表現は、日本人である僕たちにはなかなか理解しにくいですね。え、何が理解しにくいって?もちろん、countという動詞です。皆さんはcount(カウント)といいう言葉を聞いて何を連想します?そう、やっぱり、one、two、three…のカウントですよね。つまり、「カウントする」という意味。ところが、この場合はそんな意味ではまったくない。カウントと聞けば頭にすぐに「数をかぞえる」が浮かぶ我々にとって、そうではないcountは、なかなか頭が受け付けてくれないわけです。でも、ちょっと考え方を変えると、かなり繋がっているかも?日本語でも、大事なものを指折り数える(カウントする)って言いますよね。それで覚えましょう!で、その使い方ですか?以下の会話をじっくり読んでください。そして、上の表現がどこに出てくるか、どうかお楽しみに。では、どうぞ。

Steve: Hi, Tom. How's it going?
(やあ、トム。どう、調子は?)
Tom: Hi, Steve. Not bad. How're you?
(スティーブ。まあまあかな。君は?)
Steve: Super. Look. You have a BMW, don't you?
(最高さ。ところでさ。君はBMW持ってたよね。)
Tom: Yeah. It is an old model, but it still looks pretty good. Why do you ask?
(あぁ。古いモデルだけど、まだかなりいけてるよ。どうして?)
Steve: Well, you know Susan, don't you?
(スーザンって知ってるよね。)
Tom: Sure. She is a very good-looking girl. In fact, I have asked her out once, but the answer was negative.
(もちろんさ。すごくきれいな子だからね。実は一度デートに誘ったことがあるんだ。でも、答えはノーだったけどね。)
Steve: I have a date with her.
(彼女とデートなんだ。)
Tom: You are kidding me. Come on. You are dating with her?
(うそだろう。おいおい。君が彼女とデートだって…)
Steve: You bet. Can I borrow your car?
(その通りなんだ。で、君の車貸してくれない?)
Tom: Are you telling me that you are going out with her in my car?
(まさか僕の車で彼女とデートに行く気なわけ?)
Steve: You know, my car is pretty shabby.
(知ってるだろ、僕の車がポンコツなのを。)
Tom: So what? She is not dating with the car.
(だから何なの?彼女は車とデートするわけじゃないだろ。)
Steve: Well, that's what counts.
(いや、それが大事なのよ。)
Tom: You can just tell her that you are coming in an old car. She doesn't mind.
(彼女に古い車で行くからって言えばいいだけじゃん。気にしないって。)
Steve: You don't understand. She is a car maniac and she loves an old BMW.
(事情があるんだ。彼女は車狂でね。特に古いBMWが大好きなのよ。)
Tom: Did you tell her that you have one? Oh, you are such a liar.
(それを持ってるって言ったわけ?すっごい嘘つきじゃん。)
Steve: Just once, Tom. I will her the truth after the date.
(一度だけでいいからさ、トム。デートの後に本当のこと言うからさ。)
Tom: Now, I understand. She is dating with you because of the car.
(わかった。彼女は車があるから君とデートするんだ。)
Steve: You can say that, but things can change.
(そうとも言えるけど、その後はどうなるかわからないよね。)
Tom: I'll think it over, Steve. I have to go now. I have someone to give a call.
(考えとくよ、スティーブ。もう行かなきゃ。電話かけなきゃいけないんだ。)
Steve: All right, Tom. Give me a call. I am counting on you. Bye!
(わかったよ、トム。電話してよね。君が頼りなんだからさ。じゃあね。)
Tom: See you. (taking out a cell phone) Hi, Susan! How are you? I'm Tom. Do you remember me? Good. You know, I have an old, beautiful BMW, and I wonder if you are interested in driving it? Excellent. See you tomorrow, then. (after hanging up the phone) It's the friendship that counts.
(じゃあね。(携帯電話を取り出し)やあ、スーザン。元気?トムだけど、覚えてる?よかった。実はさあ、僕は古いモデルのいけてるBMWを持ってるんだけど、君がひょっとしてそれを運転してみたいんじゃないかなって思ってね。それはよかった!じゃあ、明日ね。(電話を切った後に)やっぱ、大事なのは友情だな~。

という、どこにでもありそうな(?)会話でした。でも、その後の修羅場が気になるところですが…。ところで、このcountは自動詞で、「~が重要である」「~が大事である」「~が価値がある」「~が意味(意義)がある」という意味を持っています。使い方の基本は、日本語の並びと一緒で、「(something) counts」となります。例えば、

Family counts.(家族が大事だ)
Every minute counts.(一刻を争うんだ)
One vote counts.(一票が大事なんだ)
It's one's determination that counts.(一人ひとりの決断が重要なんだ)

あとは自分で作ってみてくださいね。では、今回はこの辺で。あ、そうそう、もう一つ例文が浮かびました。If you really want to master English, studying everyday is what counts. Reading my writing is, of course, part of the efforts that count for that too. See you in the next story, folks, Bye!

(End of Story)