Naoの誰でもわかる!英語の話

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「使える英語表現」(No. 55)「それは僕にとっていい警鐘だった」

2008-04-22 | Weblog
表現55)It was a wake-up call for me.(それは僕にとっていい警鐘だったけどね)

みなさん、海外旅行に行くと必ず使う言葉はいろいろありますが、ホテルに泊まると必ず使う言葉って、さて、何でしょう?「何泊するとか、何人とか…かな?」なるほど…それは旅行英会話ブックを見てください。え?「今回の表現の中に入ってるやつでしょ、もともと…」は、はい(するどい…)。おっしゃる通りです(陳謝)。そう、今回は、モーニングコールのことです!「はい~?」いや、ですから、日本語ではモーニングコール、英語ではwake-up callと言うわけです(ふ~)。

「でも、モーニングコールって、英語じゃないの?」そう思いますよね、普通。僕もアメリカ長かったですが、ホテルで Could you give me a morning call? って、フロントに言ったような、言わないような…。まあ、そう言っても通じるとは思いますが、標準英語で言うと、モーニングコールは、wake-up callとなります。なので、以下の会話が、一般的かな?

Nao: Hi! Could you give me a wake-up call, please?
(ハイ!モーニングコールお願いできますか?)
Front: Sure. What time do you want?
(かしこまりました。何時がよろしいですか?)
Nao: 6:30, please.
(6時半でお願いします)
Front: All right. 6:30 in the morning. Have a good night, Sir.
(了解しました。朝6時半でございますね。では、おやすみなさい)
Nao: Thank you.
(ありがとう)

こんな感じかな。え?今回の表現とモーニングコールの内容が違うんじゃないか、ってですか?いや、さすがするどい。そうです!今回の表現は、モーニングコールにあたる、wake-up call が、目覚ましコールという意味を持ちながらも、それが比喩的に使われ、「何かが自分にとっての目覚ましコールになった」言い換えると、「何かのきっかけが、自分の目を覚まさせた」もうちょっと言うと、「何かが自分にとって、いい意味での警鐘となった」という意味に使われることをお話したいわけです。これも我々の(日本語的)発想と同じですよね。同じ人間、考えることは一緒です。では、どう使うかというと…もちろん、いきなりは無理ですよね。「It was a wake-up call…」「だから、何が?」って突っ込まれちゃいますよね。そう、これを使うためには、結構文脈をしっかり作らなければいけないわけです。こんな会話を聞きました、近頃(?)。

(on a college campus)
Billy: What's up, Jeff? Are you under the weather or something?
(どうした、ジェフ。調子か何か、悪いんかい?(「under the weather」がわからない人は表現52を見てください))
Jeff: I got my semester grades back and I was shocked.
(今学期の成績を受け取ったんだけど、かなりショックでさ~)
Billy: So far, you've got straight As, Right?
(これまでは、全部Aだよな。だろ?)
Jeff: Right. And this semester, I got a C in Math for the first time.
(そうなんだけどさ。今学期、始めて数学でBを一つ取っちゃってさ~)
Billy: Math? Even I got an A and it was not difficult for you at all.
(数学?俺でもAだけど。君には全然難しくなかったじゃん)
Jeff: I know. I just forgot to turn in the last paper.
(その通り。ただ最後のレポートを出し忘れちゃったってわけ)
Billy: Oh, the one the professor assigned us in the last class.
(あぁ、あの教授が最後の授業で出したやつね)
Jeff: I thought the class was easy, so I cut the last one. I never thought that he would give us the assignment in the last class.
(授業が易しかったからさ、最後のクラスはさぼったんだ。まさか最後のクラスで課題出すなんて思わなかったもんな)
Billy: Neither did I. I attended all the classes as I was not good at Math.
(俺も思わなかったよ。俺は数学弱いからさ、全クラス出席したわけよ)
Jeff: Well, it was a wake-up call for me. I should never slacken in study if I want good grades.
(まあ、それは僕にとっていい警鐘だったけどね。いい成績を取りたければ、絶対に気を緩めちゃいけないってことのね。)

とまあ、こんな文脈で出てきたわけです、it was a wake-up call for me. がね。「そんな会話、文脈って、なかなかないでしょう」ってですか?う~ん、でも人はよく、ちょっと気を緩めた時に失敗しますよね。そして、その失敗がいい契機となって、今度は同じ失敗をしないようになる。そんな失敗、間違いのことを、a wake-up call(人の目を覚ますもの)と言うわけです。そう考えると、この言葉、人生の中で結構出てきますよね。

世界で、英語で自分の人生を語る時に、この言葉を思い出して使ってみてください。きっと相手も同じような体験を話すと思いますよ。お互いのa wake-up callについて話す…なかなかいい会話になるんじゃないかな~。まずは自分にとってどんなことがa wake-up call だったのか、一度考えてみてください。あ、でも、それは、awake(起きている)時に考えるように…(いまいちだったけど、ま、いっか)。Okay, guy. See you all in the next story. Bye-bye! Nao