Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

「使える英語表現」(No. 98)「まったくそのとおりだね」

2008-07-04 | Weblog
表現98)You hit the nail on the head.(まったくそのとおりだね)

直訳すると、「あなたは釘(くぎ)を、その(釘の)頭(ちょうど上)のところで打った」になりますね。もちろん、そのままの意味で使う人もいるでしょうが、誰かと日曜大工でもしていない限り、使うことは…ないでしょう。でも、この表現、日常会話で普通に使われている…ということは…そう、比喩的な表現ということになりますね。

釘を打つのって、結構難しいですよね。うまく打たないと曲がってまっすぐ板に入っていかない。どうするのが一番いいのか…。そう、釘の頭をまっすぐに上から打つ(hit the nail on the head)のがいいわけです。かりに誰かが間違った打ち方をして、何度も失敗を繰り返している姿をあなたが見ていたとしましょう。しかし、ある時、その人がやっと正しい打ち方を理解して釘をきれいに打ち込んだとします(Bang!)。すると、それを見ていたあなたはこう言います。「そう、そのとおり!」てね。

ということで、hit the nail on the headは、「的を得ている」「核心をついている」「図星だ」「おっしゃるとおり」とかの意味になります。要は、相手の言うことが正しいと思った時に、「そのとおり」という意味で使う言葉だと思ってください。じゃあ、You are right about that. とどう違うのか?

You hit the nail on the head. の方は、その言い方が長い(凝っている)分、You are right about that. より、相手の正しさを強調することになります。つまり、「な~るほど。(それには気づかなかったな。)君の言うことは確かに正しいね」などと思った時に使うのが、You hit the nail on the head. というわけです。You are right about that. だと、「君は正しいよ」くらいの意味に響くわけで、その違い、かなり大きいですよね。もちろん、別の言い方もできますよ。例えば、以下のような表現とか…。

□ I totally agree with you.
(君とまったく同じ意見(同意)だね)
□ I agree with you 100 percent.
(あなたには100%同意するわ)

さて、これ以上の説明はいらないと思いますので、さっそくCheck-it-out Time としましょう。今回はちょっと真面目なお話のようです。では、Here you go!

Jimmy: Everything is going up these days.
(すべての物が上がってるよね、近頃)
Nao: Right. Gas, food, electricity, just to name a few.
(そうだよね。ガソリン、食料、電気とかが、その数例だよね)
Jimmy: But, Japan needs a lot of money for social security too, so…
(だけど日本は社会保障費に多くのお金がいる、だから…)
Nao: Thy are thinking about raising tax, especially sales tax.
(彼らは税金を上げることを考えているわけだよね。とくに消費税をね)
Jimmy: Right. Before doing that, though, they have to eliminate unnecessary expenses of the government.
(そうだよね。でも、それをする前にさ、彼らは政府の無駄な出費を削減すべきだよ)
Nao: You hit the nail on the head, Jimmy. That's what they got to do.
(まったくそのとおりだね、ジミー。それをすべきなんだよ、彼らは)

I agree with Jimmy 100 percent. ですね。天下りした元官僚(ex-bureaucrats) のコネ(connection)で独立行政法人(independent administrative institutions/corporations)やらに仕事を与えることで、そこに巨額の資金が流れ、そこに天下った元官僚には多額の給料が支払われる。しかも、それを民間が直接受注すればかなり安くできることがわかっているのに、それをなかなか止めない。この日本の体質(character/system)、なんとかなりませんかね~…と、今回はちょっと真面目なトーンになったところで、お別れです。Okay, guys. See you all in the next story very soon. Have a good one! Nao