表現147)Not off the top of my head.(すぐに頭に出てこないんだよな~。)
off the top of one's headは、日常会話ではよく使われる表現です。日本語的発想から英語を作ると、I can't remember.とか、I can't tell right away.とかになると思います。少なくとも僕はそう言います。もちろん、そんな言い方でも意味は通じますが、もっと会話的なくだけた言い回しとして、このoff the top of one's headを覚えてほしいと思います。直訳すると、「(誰々の)頭のてっぺんから」になりますね。offは、「~から、~から離れる」と、「何か(誰か)が、あるものから離れる(離れていく)」ことを意味します。onが「くっつく」を意味しますので、その反対ですね。He is on duty.(彼は勤務中です。)とHe is off duty.(彼は非番です。)がその違いの一例です。
「(誰々の)頭のてっぺんから」を意味するoff the top of one's headは、何らかの考え、記憶等が、考えるまでもなく、頭のてっぺんからすぐに出てくることを意味します。日本語に「頭にぱっと浮かぶ」や「頭からすぐに出てくる」という言い回しがありますよね。それと同様の英語表現が、off the top of one's headです。あ、そうそう、「あなたは、まあよく、そんなことが次から次に出てくるわよね~」っていう言葉を聞きますよね(あ、僕がよく聞くのか…)。その時の「次から次に出てくる」にあたるのが、off the top of your (one's) headと言えますね。「ぱっと頭から出てくる、頭に浮かぶ」という意味ですから、同じですよね。
意味はわかってもらったと思うんですが、では、すぐに使えるかというと…これがなかなか口から出てきません(僕の経験から)。なぜか?この表現、一度発音してみてください。はい、どうぞ!off the top of my head。もう一度!off the top of my head。はい、結構です。どうですか?さっとよどみなく言えた人は、かなり英語を話慣れた人ですね。僕のレベルでもしっかり口を動かさないと、なんか不自然な言い方になってしまいます。
この表現は、会話の中で自然に言って始めて自然に響くものですから、できればその意味を理解してもらった後は、何度も、何度も言ってみて、自分の口にその動きを教え込む必要があります。だって、この表現、「頭にぱっと浮かんだ」って意味を伝えるわけですから、急に使うわけですよね。その時に口が動かなければ、使えませんよね(苦笑)。では、会話です。できる限り自然に読んでください。特に、off the top of my headのところは、しどろもどろにならないように(笑)。では、Here you go!
Jonathan: I have something to talk to you about.
(君に話したいことがあるんだ。)
Mark: Shoot.
(言ってみて。)
Jonathan: No, not here. Let's meet somewhere else. I will give you a call later.
(いや、ここじゃまずいな。どこか別の場所で会おう。後で電話するよ。)
Mark: I'll be at the library, so send me an email instead.
(図書館にいるから、(電話の)代わりにメールくれよ。)
Jonathan: Okay. Can you tell me your mail address?
(いいよ。君のメールアドレス教えてくれる?)
Mark: Sure, but, not off the top of my head. Let me check.
(もちろん。だけど、すぐに頭に出てこないんだよな~。チェックするよ。)
Jonathan: Take your time.
(ゆっくりしていいよ。)
Mark: I will write it down. Here you are.
(書くよ。じゃ、これ。)
Jonathan: Thanks. I will send you an email later.
(ありがと。後でメール送るよ。)
Mark: Okay. By the way, can you tell your email address right away?
(わかった。ところでさ。君は自分のEメールアドレスってすぐに言える?)Jonathan: Sure, right off the top of my head. I made it very simple.
(ああ、すぐに出てくるよ。すごく簡単なやつにしたんだ。)
Mark: Super. I think I should change it to something that is easy to remember.
(すごいな。僕も何か覚え易いのに変えなきゃって思ってるんだ。)
自分のアドレスって、安全のために複雑にしてはみたものの、自分自身もわからなくなるってこと、結構ありますよね。え?僕はちゃんと言えるかってですか?Well, not off the top of my head. How about you? ------I thought so. 今回は、「いきなり言われてもすぐには出てこない…」と困った時に使う表現、not off the top of my (one's) headと、「とっさに出てくる」と言いたいときに使う表現、(right) off the top of my (one's) headについてのお話でした。では、今回はこの辺で…。See you in the next story, folks. Goodbye! nao
off the top of one's headは、日常会話ではよく使われる表現です。日本語的発想から英語を作ると、I can't remember.とか、I can't tell right away.とかになると思います。少なくとも僕はそう言います。もちろん、そんな言い方でも意味は通じますが、もっと会話的なくだけた言い回しとして、このoff the top of one's headを覚えてほしいと思います。直訳すると、「(誰々の)頭のてっぺんから」になりますね。offは、「~から、~から離れる」と、「何か(誰か)が、あるものから離れる(離れていく)」ことを意味します。onが「くっつく」を意味しますので、その反対ですね。He is on duty.(彼は勤務中です。)とHe is off duty.(彼は非番です。)がその違いの一例です。
「(誰々の)頭のてっぺんから」を意味するoff the top of one's headは、何らかの考え、記憶等が、考えるまでもなく、頭のてっぺんからすぐに出てくることを意味します。日本語に「頭にぱっと浮かぶ」や「頭からすぐに出てくる」という言い回しがありますよね。それと同様の英語表現が、off the top of one's headです。あ、そうそう、「あなたは、まあよく、そんなことが次から次に出てくるわよね~」っていう言葉を聞きますよね(あ、僕がよく聞くのか…)。その時の「次から次に出てくる」にあたるのが、off the top of your (one's) headと言えますね。「ぱっと頭から出てくる、頭に浮かぶ」という意味ですから、同じですよね。
意味はわかってもらったと思うんですが、では、すぐに使えるかというと…これがなかなか口から出てきません(僕の経験から)。なぜか?この表現、一度発音してみてください。はい、どうぞ!off the top of my head。もう一度!off the top of my head。はい、結構です。どうですか?さっとよどみなく言えた人は、かなり英語を話慣れた人ですね。僕のレベルでもしっかり口を動かさないと、なんか不自然な言い方になってしまいます。
この表現は、会話の中で自然に言って始めて自然に響くものですから、できればその意味を理解してもらった後は、何度も、何度も言ってみて、自分の口にその動きを教え込む必要があります。だって、この表現、「頭にぱっと浮かんだ」って意味を伝えるわけですから、急に使うわけですよね。その時に口が動かなければ、使えませんよね(苦笑)。では、会話です。できる限り自然に読んでください。特に、off the top of my headのところは、しどろもどろにならないように(笑)。では、Here you go!
Jonathan: I have something to talk to you about.
(君に話したいことがあるんだ。)
Mark: Shoot.
(言ってみて。)
Jonathan: No, not here. Let's meet somewhere else. I will give you a call later.
(いや、ここじゃまずいな。どこか別の場所で会おう。後で電話するよ。)
Mark: I'll be at the library, so send me an email instead.
(図書館にいるから、(電話の)代わりにメールくれよ。)
Jonathan: Okay. Can you tell me your mail address?
(いいよ。君のメールアドレス教えてくれる?)
Mark: Sure, but, not off the top of my head. Let me check.
(もちろん。だけど、すぐに頭に出てこないんだよな~。チェックするよ。)
Jonathan: Take your time.
(ゆっくりしていいよ。)
Mark: I will write it down. Here you are.
(書くよ。じゃ、これ。)
Jonathan: Thanks. I will send you an email later.
(ありがと。後でメール送るよ。)
Mark: Okay. By the way, can you tell your email address right away?
(わかった。ところでさ。君は自分のEメールアドレスってすぐに言える?)Jonathan: Sure, right off the top of my head. I made it very simple.
(ああ、すぐに出てくるよ。すごく簡単なやつにしたんだ。)
Mark: Super. I think I should change it to something that is easy to remember.
(すごいな。僕も何か覚え易いのに変えなきゃって思ってるんだ。)
自分のアドレスって、安全のために複雑にしてはみたものの、自分自身もわからなくなるってこと、結構ありますよね。え?僕はちゃんと言えるかってですか?Well, not off the top of my head. How about you? ------I thought so. 今回は、「いきなり言われてもすぐには出てこない…」と困った時に使う表現、not off the top of my (one's) headと、「とっさに出てくる」と言いたいときに使う表現、(right) off the top of my (one's) headについてのお話でした。では、今回はこの辺で…。See you in the next story, folks. Goodbye! nao