Naoの誰でもわかる!英語の話

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「いい言葉」から学ぶ英語(14)

2010-03-17 | Weblog
いい言葉(14)☆ Memorize the「いい言葉」☆
Always render more and better service than is expected of you, no matter what your task may be.
(by Og Mandino)
(いつも自分に期待されている以上のより多くの、また、より質の高い仕事を提供することです。それがたとえどんな仕事であっても。)

これは、Og Mandino(オグ・マンディーノ/1923-1996)の言葉です。皆さんはオグ・マンディーノをご存知でしょうか?僕はつい最近(昨年)まで彼のことを知りませんでした。実はアメリカでは大変有名なinspirational(インスピレィショナル/人を鼓舞する)author(作家)であり、その著作は生涯(といっても引退したのが52歳とのことですが)で19冊あり、そのうちの16冊はまだ印刷されているとのことです。また、彼の多くの本は世界25カ国語以上で翻訳され、売り上げ総数は、なんと5000万冊以上にも及ぶとのこと(WIKIPEDIA, The Free Encyclopediaより)。僕はその中の一つである「12番目の天使(The Twelfth Angel)」という本を読みました。彼の著作はBook OffやBook Martにあるかと思いますので、一度読んでみてはいかがでしょうか。

Og Mandinoは、その著作の中で人を鼓舞する言葉(inspirational words)をたくさん書いています。これから彼の言葉を時々取り上げていこうと思っていますが、その最初の言葉が今回の言葉です。以下で再度ご覧ください。

Always render more and better service than is expected of you, no matter what your task may be.
(いつも自分に期待されている以上のより多くの、また、より質の高い仕事を提供することです。それがたとえどんな仕事であっても。)

この言葉は、人生を前向きに生き、社会で成功するためには、あるいは、人から信頼を得るためにはどうしたらいいのかに対して一つの答えを与えてくれています。人生を適当に生きていくなら、与えられた仕事をそれなりにこなしていけばそれでいいかも知れません。しかし、自分自身の成長のためには、また、人から信頼を得、どんな分野であっても成功したいのであれば、期待されている以上のことをしなければならない。あるいは、そう思って精一杯頑張ることが大事であることをこの言葉は教えてくれています。確かにそうですよね。また、適当にやろうと思うと結局いい仕事はできませんから、常にOgが言っていることを念頭に事に臨むことが大切ではないかと思います。あ、英語の勉強でしたね…。

では、もう一度今回の表現を見てください。
Always render more and better service than is expected of you, no matter what your task may be.

renderとは、「与える、提供する」といった意味の言葉で、giveより堅い、形式張った印象を与える言葉です。どちらかというと文章によく使われます。とはいっても、会話でも少しフォーマルに響くだけで使われる言葉なので、覚えて使ってみてくださいね。次に問題なのが、than is expected of youという部分。まず、expectの使い方から。自分が相手に何かを期待する場合は、I expect you to do~という形になりますが、その期待されていることが主語になった場合は、something is expected of youと、期待されている人(この場合はyou)は、ofの目的語となります。理解の仕方としては、「~(何々)があなたから期待されている」と、ofを「(あなた)から→(あなた)に」という意味と捉えるといいと思います。

thanの後にいきなりbe動詞がきているのは、その前の名詞が言わなくても理解されるため省略されているからです。省略されている部分を含むと、以下のようになるかと思います。
more and better service than (the service that) is expected of you
このような省略は比較の文に多く見られます。thanとともにasが率いる句にそれが顕著に現れますので、注意が必要です。

最後の部分、no matter what your task may beについて。これは以下の文章構造で理解してください。あ、ちなみにtaskは「タスク、仕事、役割」と言う意味ですね。
[no matter what+名詞+may be](いかに[何々(名詞)]がなんであろうとも)
この句の最初の部分、no matter whatだけでも、「何があっても、何がなんでも」の意味があります。例えば、
I will do it, no matter what.(僕はそうするよ。何がなんでもね!)
のように使います。この場合、no matter whatはその前の語句の意味を強調するために使われる言葉なので、必ず後に来ますので、ご注意を。

ということで、わかっていただけたでしょうか、今回の表現。わかったかどうか、最後にもう一度ご覧ください。
Always render more and better service than is expected of you, no matter what your task may be.
意味はもういいですよね。でも、「え~と…?」と思っておられる方のためにもう一度…。
「いつも自分に期待されている以上のより多くの、また、より質の高い仕事を提供することです。それがたとえどんな仕事であっても。」そうです。そして、その英語が…
Always render more and better service than is expected of you, no matter what your task may be.

I think we all should bear this in mind and live our life to its fullest. All for now and I will see in the next story, folks. In the meantime, have a good one! nao