Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

これだけは知っておいてほしい! 「英文構造のお話」(Part4)

2013-08-24 | Weblog
  さて、次のテーマは「助動詞」(Auxiliary Verb/Aux)です。ちなみに、「auxiliary」は、「helping」とほぼ同じ意味だと思ってください。では、質問です。「助動詞」とは何で、英文の構造上、どの位置にあって、どんな働きをするものでしょうか?(考え中…考え中…考え中…考え中…)もういいですか、ネ?「助動詞」はいつも以下の位置にあります。

S=NP+Aux+(V+NP)

つまり、主語のNP(名詞句)のすぐあと、述語を形成する動詞(主動詞)のすぐ前にあります(否、なくてはならないのです!)。では、以下を見てください。

1) I will go to Tokyo tomorrow.
2) My father can speak English very well.
3) Naoki may come, but I’m not sure about it.

助動詞は、それぞれ、「will」「can」「may」ですね。これらは話し手の気持ちを表すので、Modal Auxiliary、日本語では、「法(=話し手の気持ち)助動詞」と呼ばれます。その使用目的は、その後に来る動詞を使うに当たって、その意味に付随する自分の気持ちを、それを表現する適当な助動詞に託してより正確に相手(聞き手、読み手)に伝えることです。つまり、文章構造的に言えば、「動詞」(主動詞)を「助」ける役割を担っているわけです。だから「助動詞」と呼ばれる。そう理解してください。 
  例えば、上記の3)の文章。まず、「ナオキ」「来る」という中心的意味(主語と述語)が頭に浮かび、文で表現しようとします。でも、「来る」は自分の言いたいこととはちょっと違う。なぜならば、実は、「来る」とは思っているのだが、はっきり「来る」とは断言できない。つまり、はっきりとはわからないので、「かもしれない」という気持ち(法)を「来る」に付け足して、「来る」「かもしれない」と言いたい。まず頭に浮かぶのは、主語の名詞句と述語の動詞句。つまり…

S= NP(Naoki)+VP(come)

そこに気持ちを表現する助動詞を入れる。どこに入れるか?そう、英語では、必ず文の主語の名詞句(NP)のすぐあと、「主動詞のすぐ前」ですね。なので、
S=NP(Naoki)+Aux(may)+NP(come)となり、「Naoki may come.」という文が出来上がるわけです。
  「まあ、そんな簡単なことを、なんとややこしく…」って、思ってるでしょ?でも、これをしっかり理解していない人、結構多いんですよ。みんな、なんとなくはわかってるんですけどね。さて、またまた質問です。上の例文3つを見て何か気づくことありませんか?「助動詞」が「助」けている「主動詞」について。その通り!「助動詞」がすぐ前に来ている「(主)動詞」はすべて原形ですね。原形?つまり、「時制」がない動詞だということです。「主動詞」は、通常時制(現在、過去)を持つのですが、「助動詞」が前に来た(現れた)場合は、時制を持たない「原形」の動詞になるのです。簡単に言うと…

1)「助動詞」は常に動詞の「すぐ前」に来る。
2)「助動詞」の後に来る「(主)動詞」は常に「原形」である。

  ここでは、助動詞の中でも一番わかりやすい「法助動詞」を取り上げて、その英文の中での位置をみてきました。次のパートでは、よく使われる別の「助動詞」について話をしたいと思います。そして「助動詞」の役割をより明確にして、英文構造の全体を明らかにしたいと思います。(End of Part 4)




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。