Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

<再登場>「使える英語表現」(No. 6)「右に曲がって、いや、左に曲がって」

2008-04-30 | Weblog
Good evening, folks. Recently, I have been too busy to take time to crate new stories one after another. So, here you go. Another interesting, but not new, story that you should enjoy reading. Hope you will enjoy it a lot. By the way, I will put up a new story tomorrow, Promise. Nao

表現6)Make a right. No, make a left.(右に曲がって、いや、左に曲がって)

あれ~、「right」あるいは「left」は形容詞ですね。なのに「a」がついている?「a」は名詞の前に来るものだから「right」「left」は、じゃあ、名詞?あるいは、非文法的な口語表現?ちょっと混乱しますよね。では、その答えの前に今回の表現がどんな時に使われるのかを考えてみましょう。
  
訳をみると、「~曲がって」って書いてありますね。そう、この表現は、車で走っている時にドライバーにたいし道案内をしている時に使う表現なのです。ということは、「右」「左」はそれぞれ「右方向」「左方向」ということですね。では、ここで「右に曲がってください」「左に曲がってください」という表現を自分なりに訳してみましょう。
  
「う~ん、昔習ったのはたしか…「Turn right」「Turn left」だったような?」ですよね。それでもちろんオッケーです。今回の表現は、そのくだけたバージョンだと理解してください。「なるほど。文法的じゃない口語表現なんだ!」…あ、ちょっと待ってください。文法に関してですが、「make」を無視して「a right」「a left」だけを考えると、たしかに非文法的です(「right」が「権利」なら話しは別ですが…)。
  
でも、「make a right」「make a left」は文法的なんですよ。な~ぜ?それは…「right」「left」の後に何かが省略されていて「表」に出てないだけだからなんです。では何が省略されているかというと、前述のみなさんの頭に浮かんだものを思い出してください。そう、「turn」です。つまり「Make a right turn.」「Make a left turn.」がもともとの文章で、「turn」は状況から聞き手が容易にわかるので省略されているのです。なので、問題の文章は「文法的」ということになります。わかりましたか?今度海外に行ったら、あるいは外国の人とドライブして道案内する時があったら使ってみてくださいね、この表現を。例えば以下のように…(?)。

Driver: Let me know where to go, okay?
(どう行けばいいか、言ってよ。いいね?)
You: Sure. Oh, make a left at the next corner.
(わかった。あ、次の角を左ね。)


Driver: All right.
(わかった。)
You: Make a right here.
(ここで、右。)
Driver: Wait! You said "Make a left," didn't you?
(ちょっと待ってよ。左って言ったろ?)
You: Right! No, left! I mean, you are right, but left…
(ライト(そうだったね)、いや、レフト(左)ってことね。いや、だから、君の言うとおりって意味のライトっていうことで、道はレフト(左)っ
ていうことをね…。)
Driver: …

混乱しないように、くれぐれも気をつけてくださいね(^^)。 All right. See you in the next story, guys, hopefully, very soon. Good-bye! Nao

「使える英語表現」(No. 57)「君にはまいったよ」

2008-04-28 | Weblog
表現57)You are a piece of work.(君にはまいったよ)

「ん?君にはまいったよ…が、その表現?」そうですね~、ちょっとわかりにくいですよね。この表現、いつも使うウェブ辞書でひいてみたのですが、出てきませんでした。「じゃあ、そんな言い方ないんじゃ…」ですって?いえいえ、ちゃんと日常英語で使われてますよ。もちろん、確認済みです。では、どうしてそんな意味になるかというお話に…。

この表現、直訳すると、「あなたはa piece of workです」となります。え?なんで間の英語だけ訳さないか、ってですか?その部分が肝心だからです(…ですよね)。この名詞、a piece of workとは、a piece of が、何かを数える場合の「~の一つ」という意味を持っているのはご承知の通りです。そしてwork が「仕事」?いえいえ、作品という意味。つまり、a piece of work とは、ある一つの作品という意味です。そして、「作品」と訳されるように、それは、ある手のこんだ創造物といったポジティブな、肯定的な意味を持ちます。例えば美術館で素晴らしい絵画をみた時に、誰かがこう言います。

What a piece of work.(なんて素敵な作品なの)

これは感嘆文ってやつですが、普通の文章だとこうなります。

This is a great piece of work.(これは素晴らしい作品だわ)

とかなんとかね。ま、日本語訳はともかく、その感覚を理解してもらえればと思います。「で?それと、まいったよ、との関係は?」はい!お答えします。

つまり、この表現は、相手に対する皮肉というわけです。「君は素晴らしい作品だ」なんて、普通、言いませんよね。だって、人は「作品」(物)じゃないですものね。でも、その表現を人(相手)に対して使うと、しかも、あきれたような顔をして言うと、「君はたいした作品だ」→「君はたいした人(奴)だ」→「君にはまいったよ」といった感じになるわけです。日本語訳は文脈によって変わるので、あくまで、その感じを覚えてくださいね。

その文脈、言い方によっては、冗談っぽくなる場合もあるし、相手も見下した侮辱的な表現ともなります。なので、英語をかなり自然に使えるようになるまでは使わない方が安全でしょう。しばらくは、その表現を聞いたら、「あ、そんな意味なんだ」くらいわかればいいと思います。でも、誰かが皆さんにこんな言い方をするようなことがあれば、ご注意を…。

Naoki(あなたの名前). You are a piece of work.

相手はあなたにかなり頭にきています…が、言われてる方はその原因がよくわからない…。日本語でもありますよね。人と言い争いをしていて、自分の主張をああでもない、こうでもないと正当化しようと思ってへ理屈を言う時って。あるいは、自分としては正しいと思って話しをしていても相手には通じない時。そんな時に我慢の限界がきた相手が言うわけです。「あなたってなんていう人なの」とか「あんたはいい根性してるね(あ、よくヤクザ映画で、あんたはいいタマだね、って、言いますよね…あれです)」どちらにしても、この表現は「いい表現」ではないので、そう言われたら、What? What did you say? とか何とか言って、怒った表情を見せましょう。決して心からThank you. などと言って微笑まないように。まあ、そう言えば相手はポカンと口を開けたまま、「こりゃだめだ!」って思うでしょうけどね。ま、それも一策ですが…。

ということで、今回の表現、わかってもらえました?では、あなたの理解度、チェック!こんな会話が聞こえてきました。

Mary: Where were you last night?
(昨日の晩、どこにいたの?)
Sam: I was at home, Mary.
(家にいたよ、メアリー)
Mary: Jane saw you at the movie theater.
(ジェーンが映画館であなたを見たって)
Sam: At the movie theater? Ah, I was out for a while…but…
(映画館で?あ~、ちょっと外には出たんで、それで…)
Mary: Out for a while…with Judy?
(ちょっと外に出たんだ…ジュディと?)
Sam: The girl? Ah, that was not Judy. That was my sister.
(女の子?あぁ、あれはジュディじゃないよ。妹だよ。)
Mary: Your sister, Chris?
(あなたの妹、じゃ、クリス?)
Sam: Yeah, you know, Chris. Right?
(そうだよ。知ってるよね、クリスのこと?)
Mary: She has long hair, doesn't she?
(長い髪の子よね?)
Sam: Right. That was my sister, Chris.
(その通り。あれは妹のクリスだったわけよ)
Mary: Jane said the girl had short hair.
(ジェーンが言ってたわ。その女の子はショートヘアだったって)
Sam: Ah, ah, I got it. Chris went to the beauty parlor on that day, and…
(あ、あ、わかった。クリスはその日に美容院に行ってね。それで…)
Mary: You are a piece of work, Sam! I have just met Chris a couple of hours ago.
(あなたって最低ね、サム。クリスには2時間くらい前に会ったところよ)
Sam: Her hair grows so fast…
(あいつの髪は早く伸びるんだよね~)

サム、それは無理でしょ、いくらなんでも…ねぇ、皆さん。あ、この会話のpiece of workは、その文脈から、冒頭の訳よりかなり強烈な訳をつけましたので、ご理解の程を…。ということで、今回は、あまり言われたくない表現、また、英語で喧嘩ができるようになったら「使える英語表現」(?)を取り上げました。お後がよろしいようで…。Okay, guys. See you all in the next exiting story. In the meantime, have a nice day! Bye! Nao

「使える英語表現」(No. 56)「きれいな空気を当たり前と思っちゃいけないよね」

2008-04-23 | Weblog
表現56)We should not take clean air for granted.(きれいな空気を当たり前と思っちゃいけないよね)

今回は結構タイムリーな表現では…と一人思っております。何にタイムリーかと言うと…2008年は、そう、オリンピックの年なのです!そして上の表現を見ると…「なるほど~」と思うでしょ。もうおわかりの通り、今年オリンピックが行われる北京。英語ではBeijing(ベイジーン)と言います。え、米国の人?ベイジン(米人)?いやいや、ベイジーン(Beijing)ですよ(すみません…)。いろいろ物議をかもしている(controversial)北京オリンピックですが、その中でもマラソンランナーに脅威と言われているのが、北京の空気、ご存知ですよね。

日本のほとんどの都市の空気はきれいな方だと思います。特に宮崎とかはね(Yes!)まあ、東京の一部とか、問題のあるところももちろんありますが、全体としてはいいですよね。でも、それが世界のどこでもそうだとは限らない。そんな時に言う言葉が、今回の表現(We should not take clean air for granted.)です。もちろん、その中心は、「take+目的語(名詞)+for granted」という慣用表現ですね。

考え方としては、takeが「~(名詞)をそうとる(理解する)」で、for granted が、「当然として」「当然のものとして」「当たり前として」「もちろんのことと」と理解すること。「でも、どうしてfor granted がそんな意味に…?」

grant(動詞)の意味の中心には、「与える」という概念(意味)があります。そこから、「許可する」「付与(供与)する」「認める」といった意味が文脈によって出てくるわけです。そして、それが過去形になっている…のではなく(そう!)、過去分詞になっているため、その意味は「与えられる」と理解されます。「それはわかったけど、どうしてその前にfor(ために?)が付くの?」これはいい質問です。答えは…わかりません。ただ、forという前置詞はいろいろな意味を持つので、いつも「ために」とは限りませんよね。この場合のforは、意味的には「~として」、別の英語で言うと、そう、asくらいの意味で使われています。まあ、語幹を深く、深く考えていけば何か出るかも知れませんが、生産的ではないので、ここはtake for granted を一つの概念として頭に入れておきましょう。

しかし、ここで一つ覚えておいてほしいことがあります。このtake for grantedの使い方ですが、今回の表現にあるように、takeの後に目的語の名詞が来て、それをどうとる(理解する)かというと、for granted(当然のものとして)、つまり、「take+目的語(名詞)+for granted」という構造になる場合と、take for grantedをまとめて一つの動詞のように使って、その後にそう(当然と)理解するもの(名詞)が来る場合、つまり、「[take for granted]+目的語(名詞)」という構造になる場合の二通りがあることです。これをしっかり覚えておいてくださいね。え?なぜって?それは、この表現がいろいろな形(構造)で使われるからです。「でも、例がなきゃわからないなぁ…」と言われれば、そうですよね。では、この表現が出てくる会話を見てみましょう。

Fred: I have been feeling under the weather these days. I don't know why.
(近頃調子が悪いだよなぁ。理由がわからないし)
Mary: You are getting old, Fred. You shouldn't take good health for granted. You have to be health-conscious.
(もう年なのよ、フレッド。健康を当たり前って思ってちゃだめよ。健康意識を持たなきゃ)

「なるほどね。他には…?」次をどうぞ!

Judy: How did you like Steve? He seems to like you a lot.
(スティーブはどうだった?彼はあなたのこと、かなり気に入っていたみたいよ)
Beth: He is not my type. He is pretty much the same type as Jim.
(彼、私のタイプじゃないわ。彼って、ジムと同じタイプじゃな~い)
Judy: Beth, you are now in your thirties. You shouldn't take it for granted that you can pick and choose men as you did in your twenties.
(ベスさぁ。あなたもう三十路に入ってるのよ。20代の時みたいに男を選り好みできるって思い込んでちゃだめなのよ。)

おっと、これはかなり手厳しい…。この場合は、itを目的語にもってきて、その内容をthat以下で説明するという構造になってますね。こんなのもありますので、ご注意を。では、もうひとつ。

Steve: In the Olympic year of 2008, we have to think about our environment.
(オリンピックの年の2008年。僕たちは環境について考えなければいけないよね。)
Nao: Right. We should not take clean air, water as well as food for granted.
(そうだね。我々は、きれいな空気、水、また食料も、当然あるものと思ってちゃ、いけないよね。)
Erin: I agree. We shouldn't take for granted the environment we have on the earth. It is being changed day by day by humans for the worse.
(同感だわ。私達は、地球の環境を当然のものとして軽くみるべきではないわね。だって、環境は、人間によって日に日に悪い方向に変えられているんだもの。)

え~、今回はかなり硬い話しになってしまったような…(ちょっと反省?)でも、今回の表現はいろいろな場面で出てきますし、また、使い易いものでもあるので、しっかりその使い方を覚えて、できれば自分なりの文章を作ってみて理解、消化してくださいね。え?いつもやってるって?I don't know if I can take your word for granted, but…I will trust your word. See you, guys, in the next story. Bye for now! Nao

「使える英語表現」(No. 55)「それは僕にとっていい警鐘だった」

2008-04-22 | Weblog
表現55)It was a wake-up call for me.(それは僕にとっていい警鐘だったけどね)

みなさん、海外旅行に行くと必ず使う言葉はいろいろありますが、ホテルに泊まると必ず使う言葉って、さて、何でしょう?「何泊するとか、何人とか…かな?」なるほど…それは旅行英会話ブックを見てください。え?「今回の表現の中に入ってるやつでしょ、もともと…」は、はい(するどい…)。おっしゃる通りです(陳謝)。そう、今回は、モーニングコールのことです!「はい~?」いや、ですから、日本語ではモーニングコール、英語ではwake-up callと言うわけです(ふ~)。

「でも、モーニングコールって、英語じゃないの?」そう思いますよね、普通。僕もアメリカ長かったですが、ホテルで Could you give me a morning call? って、フロントに言ったような、言わないような…。まあ、そう言っても通じるとは思いますが、標準英語で言うと、モーニングコールは、wake-up callとなります。なので、以下の会話が、一般的かな?

Nao: Hi! Could you give me a wake-up call, please?
(ハイ!モーニングコールお願いできますか?)
Front: Sure. What time do you want?
(かしこまりました。何時がよろしいですか?)
Nao: 6:30, please.
(6時半でお願いします)
Front: All right. 6:30 in the morning. Have a good night, Sir.
(了解しました。朝6時半でございますね。では、おやすみなさい)
Nao: Thank you.
(ありがとう)

こんな感じかな。え?今回の表現とモーニングコールの内容が違うんじゃないか、ってですか?いや、さすがするどい。そうです!今回の表現は、モーニングコールにあたる、wake-up call が、目覚ましコールという意味を持ちながらも、それが比喩的に使われ、「何かが自分にとっての目覚ましコールになった」言い換えると、「何かのきっかけが、自分の目を覚まさせた」もうちょっと言うと、「何かが自分にとって、いい意味での警鐘となった」という意味に使われることをお話したいわけです。これも我々の(日本語的)発想と同じですよね。同じ人間、考えることは一緒です。では、どう使うかというと…もちろん、いきなりは無理ですよね。「It was a wake-up call…」「だから、何が?」って突っ込まれちゃいますよね。そう、これを使うためには、結構文脈をしっかり作らなければいけないわけです。こんな会話を聞きました、近頃(?)。

(on a college campus)
Billy: What's up, Jeff? Are you under the weather or something?
(どうした、ジェフ。調子か何か、悪いんかい?(「under the weather」がわからない人は表現52を見てください))
Jeff: I got my semester grades back and I was shocked.
(今学期の成績を受け取ったんだけど、かなりショックでさ~)
Billy: So far, you've got straight As, Right?
(これまでは、全部Aだよな。だろ?)
Jeff: Right. And this semester, I got a C in Math for the first time.
(そうなんだけどさ。今学期、始めて数学でBを一つ取っちゃってさ~)
Billy: Math? Even I got an A and it was not difficult for you at all.
(数学?俺でもAだけど。君には全然難しくなかったじゃん)
Jeff: I know. I just forgot to turn in the last paper.
(その通り。ただ最後のレポートを出し忘れちゃったってわけ)
Billy: Oh, the one the professor assigned us in the last class.
(あぁ、あの教授が最後の授業で出したやつね)
Jeff: I thought the class was easy, so I cut the last one. I never thought that he would give us the assignment in the last class.
(授業が易しかったからさ、最後のクラスはさぼったんだ。まさか最後のクラスで課題出すなんて思わなかったもんな)
Billy: Neither did I. I attended all the classes as I was not good at Math.
(俺も思わなかったよ。俺は数学弱いからさ、全クラス出席したわけよ)
Jeff: Well, it was a wake-up call for me. I should never slacken in study if I want good grades.
(まあ、それは僕にとっていい警鐘だったけどね。いい成績を取りたければ、絶対に気を緩めちゃいけないってことのね。)

とまあ、こんな文脈で出てきたわけです、it was a wake-up call for me. がね。「そんな会話、文脈って、なかなかないでしょう」ってですか?う~ん、でも人はよく、ちょっと気を緩めた時に失敗しますよね。そして、その失敗がいい契機となって、今度は同じ失敗をしないようになる。そんな失敗、間違いのことを、a wake-up call(人の目を覚ますもの)と言うわけです。そう考えると、この言葉、人生の中で結構出てきますよね。

世界で、英語で自分の人生を語る時に、この言葉を思い出して使ってみてください。きっと相手も同じような体験を話すと思いますよ。お互いのa wake-up callについて話す…なかなかいい会話になるんじゃないかな~。まずは自分にとってどんなことがa wake-up call だったのか、一度考えてみてください。あ、でも、それは、awake(起きている)時に考えるように…(いまいちだったけど、ま、いっか)。Okay, guy. See you all in the next story. Bye-bye! Nao

<再登場>「使える英語表現」(No. 5)「いざとなったら…」

2008-04-21 | Weblog
Good evening, guys. I had no time today to create a new story, so I have decided to put up the one I wrote a long time ago. This should be as useful since I believe you have never seen it before, for it appeared a long, long time ago. Hope you will enjoy it.

表現5)When push comes to shove, …(いざとなったら…)

ちょっと難しい言い方ですが、この表現は、将来の話し、何らかの計画の話しをしている時によく使います。「でもだいじょうぶ?心配なんだけど…」「まあ、いざとなったら…」といった具合です。ではその文の中身を見てみましょう。きわめて雑な訳をすると「プッシュ(push)がシャプ(shove)になる(come to)時には」となりますね。Pushは「押す/押し」で、Shoveは「突く」。どちらも「押す」ことには違いはないですが、その単語の意味する「力」(「押す」と「突く」)に違いがあります。

それらの単語の意味を文に入れてみると、「押しが突きになった時には」、もうちょっと日本語らしくすると、「押されていた状態が突かれたような状態になった時には」ではどうでしょう。わかりますか?つまり、最初はちょっとしんどい(pushされていた)状況ではあったものの、なんとかしのいでいたものが、それが、もっと大変な (shoveされたような)状況になった。ただがまんしているだけじゃあ押し倒されてしまう。「どうしよう…!」そんな危機的な状況になったら誰でも何かをして対処しようとしますよね。

そのような状況を伝える表現が「When push comes to shove(いざとなったら…), …」で、その取るであろう行動が「…」に入ります。ちなみに、push、shoveともその概念を指しているので、冠詞 (a, the) 等はつきませんので、念のため。では最後に例文です。

A: I will live on 500 yen each day until the next payday.
(次の給料日まで一日500円で暮らしていくぞ~。)
B: That's impossible! You have two more weeks to go.
(それは無理だよ。あと二週間もあるんだよ。)
A: Well, when push comes to shove, I will sell my watch.
(まあ、いざとなったら時計でも売るさ。)
B: That old Disney watch? Sure.
(あの古いディズニーの?売れればいいけどね(売れるわけないよね))


どうですか、分かりましたか?今回はちょっと難しい表現でしたが、何でもまずは自分でわかろうと努力することが肝心。でも、When push comes to shove, you can always ask someone. でしょ?See you next time! Nao

「使える英語表現」(No. 54)「昔は昔、今は今」

2008-04-20 | Weblog
表現54)That was then, this is now.(昔は昔、今は今)

日本語と英語の言い回しが同じ発想で出来ている例って、いっぱいあるって前に言いましたよね。今回の表現もその中の一つですね。ただ使っている単語が当然ちょっと英語的?って…当たり前ですね。

では、その表現を見ていきましょう。まず、日本語の「昔」で浮かぶ英単語と言えば…そう、pastですよね。じゃあ、それを使って「昔は昔」を訳すと、The past is past. になる。え、それでいいじゃないかって?じゃあ、The past is past. を始めて見たとして、日本語に訳してみます?すると…「過去は過去」…ん?当たり前じゃん、って、思いません?

同じように、「今は今」を訳すと…「now is now」(あるいは、「present is present」? )まあ、どちらも何か禅問答のような、あるいは、当たり前のことを言ってるだけにしか聞こえませんよね。

では、正しい英語をみると…「昔は」にあたる主語は、thatで、「今は」this。そもそも、thisとthatは、日本語でも「これ」と「あれ」と一般的に訳されているところからわかるように、人が物を見る時の距離感の違いを表わしますよね。つまり、近いところにある物をthisで示し、それより遠くにある物をthatで示す。しかし、その感覚は物理的なものだけではなく、抽象的、時間的なものにも適応されます。これはどこの言葉でも一緒ですね。もちろん、日本語でも。また、this とthatは指示代名詞と呼ばれるように、それで何かを示す、あるいは、その後にそれが何かを言うことでその内容がはっきりするものです。何も言わない時は、聞き手(読み手)が文脈の中で理解することになります。この場合はいうと、何も書いてないので、文脈から、thatは、「あの時(昔)のこと(状況)」となり、thisは「この(今)こと(現状)」となるわけです。

ではthenとnowはと言うと…これらも反対語の副詞で、thenは「その時(~した、~であった)」を意味し、その反対の「今(~する)」がnowというわけです。

すみません。長くなりました…。じゃあ、結局今回の表現が意味するところはというと…「あれは、あの時のことで、今はこうさ」「あの時はそうだったけど、今はこうなるってこと」「それは過去の話しで、今は事情が違うから(そうはいかない)」等々、その意味は文脈によって少しづつ変わりますが、まあ、日本語でもっともわかりやすい、頭に残りやすい訳としては、「昔は昔、今は今」とさせてもらいま~す。その気持ちが頭に浮かんだら、すぐに言ってみましょう。That was then, this is now. とね。では、会話です。

Jeff: Pete, we are going to a newly-opened bar in downtown. Is 7 o'clock okay?
(ピート、ダウンタウンで新しく開店したバーに行くよ。7時でいいかい?)
Pete: I need to call Jane if it is okay.
(ジェーンにいいか電話しなきゃ)
Jeff: Asking for wife's permission? You have never done such a thing.
(ワイフのお許しを求めるってわけ? そんなこと、これまでしたことなかったよね)
Pete: Well, that was then, this is now.
(まあ、昔は昔、今は今ってことでね。)
Jeff: Something happened. Right?
(何かあったんだ。だろ?)
Pete: She believes I have a woman and she is checking my every move.
(彼女、僕に女がいるって思っててさ。僕のすること、全部チェックするのよ。)
Jeff: What? That's ludicrous.
(ほんと? それはばかげた話しだよな)
Pete: I know, but some girl left a message in our answering machine the other night, and I had no idea who that was.
(そうなんだけどさ。どこかの女が、夜うちの留守電にメッセージを残しててさ。それが誰かさっぱりわからないってわけ。)
Jeff: (in a small voice) Gee, I had forgotten to tell him that was me…
(小さな声で)いけね、あれ、俺だったって言うの忘れてた…)
Pete: What'd you say? Do you know who that was?
(何か言った? あの女誰か知ってるの?)
Jeff: No, I have no idea. But she might call again and say that she called the different number or something.
(いや、知らないよ。でも、またかけてきて、間違い電話だったとか何とか、言ってくれるんじゃないかな~)
Pete: That's unlikely. But I hope it will happen.
(ありえないよな。だけど、そう願いたいよ)
Jeff: I have a feeling that it will happen very soon.
(僕はそんなことが近いうちに起こるような気がするけどなぁ)

いやはや、冗談も冗談とわかるようにしないとね。それにしても、ジェフの女声のものまねはうますぎたようですね。ジェフが夫婦の危機を早く救うことを期待しながら、今回はこの辺で。最後におさらいで~す。誰かに、「昔はしていたじゃない」って言われた時に言うセリフは…That was then, this is now. いいですね。では…See you in the next story, folks. Bye-bye! Nao

「使える英語表現」(No. 53)「好きにしたらぁ」

2008-04-18 | Weblog
表現53)Suit yourself.(好きにしたらぁ)

日本語的発音をすると…スーチュアセルフ…になりますね。あ、カタカナ式発音を勧めているわけではないので、念のため。今回の表現は、日本語訳の最後の「したらぁ」に象徴されるように、どちらかというと、あきらめ?の気持ちを表わすものです。つまり、「いろいろ言ったけど、聞かないみたいね」と心で思った時に相手に言う言葉、そう、捨てぜりふ、っていう言葉がありますよね。そんな感じで使う表現です。

「でも、どうしてそんな意味になるの?」ハイ、お答えします。Suit(スートゥ)という単語の意味はご存知ですよね。え?洋服のスーツ?それももちろんありますが、この場合は文の始めにあるので、命令系を作る動詞ですよね。じゃあ、動詞のsuitの意味は?では、ヒントです。

新しいスーツを買おうと紳士服売り場に来た僕は、いろいろ探した結果、結構お気に入りのスーツを見つけます。それを試着してみようとお店の人に試着室(fitting room)に案内してもらい、着てみて試着室の外で自分の姿を鏡で見ていると、お店の人が言います。「そのスーツ、お似合いですよ。」ってね。わからない?スーツが似合う、ふさわしい、適合する、満足させる…そう、スーツ/スートゥ(suit)は、似合う、ふさわしい、適合する、満足させる、といった意味を持った動詞なのです(ふ~、長かった…)。この動詞は、自動詞として目的語(名詞)を取らない場合もあるし、他動詞として目的語を取って、「~(名詞)に適合する」「~(名詞)に似合う、ふさわしい」「~(名詞)を満足させる」とも使えます。

今回の表現の「Suit yourself.」のsuitは、その後に名詞(目的語)を取っているので、他動詞ですね。なので、意味は、あなた自身(yourself=目的語(名詞))に適合する、似合う、合う、あるいは、あなた自身を満足させる、といった意味になり、あとはその意味を命令的(形)にすればいいわけです。つまり、「あなた自身に合う(適合する)ようにしなさい」→「あなた自身を満足させなさい」、もっと口語的に言うと、「好きにしなさい」」「好きにしたらぁ」と、最後は冒頭の訳になるわけです。「なるほど…でも長い…」ハイ、では会話にしま~す。Here you go!

Bob: I'm going fishing tomorrow. Would you like to come with me?
(明日魚釣りに行くんだけど、一緒に行かない?)
Jim: No way. It'll rain tomorrow. Pretty bad weather, I guess.
(とんでもない。明日あめだよ。かなりひどい天気になりそうだって)
Bob: I've been looking forward to this for a long time. So I'm going, no matter what.
(この釣り、長い間楽しみにしてたんだ。だから、僕は何があっても行くよ)
Jim: To the river, right? It's dangerous. You had beer put it off.
(川だろ、行くの?危険だよ。延期した方がいいよ)
Bob: No, I will be going.
(いや、僕は行く!)
Jim: Suit yourself.
(好きにしたらぁ)
(two days later/二日後)
Jim: Hi, Bob. What happened to your leg?
(ハイ、ボブ。足、どうしたの?)
Bob: It's broken.
(折れてる)
Jim: Oh, at the river, in the heavy rain…
(あぁ、川でね…ひどい雨の中でね…)
Bob: I slipped and twisted my leg badly.
(転んで、足をひどくひねっちゃってね)
Jim: I told you, didn't I?
(だから言ったじゃない)
Bob: Next time I go fishing in the heavy rain, I'll wear a hat, rubber gloves and a pair of heavy boots.
(次にひどい雨の中で釣りをする時は、帽子と、ゴムの手袋と、頑丈なブーツを履いていくよ)
Jim: Suit yourself.
(どうぞ、お好きに)

ま、頑固な人は、なかなか人の言う事を聞かないもので…。いろいろアドバイスをしても相手が言うことを聞かない時に言う言葉は…「Suit yourself.」いい子に(行儀よく)しているんだよ、と言いたい時は…「Behave yourself.」そして、自由に取って食べてね、という意味の英語は…「Help yourself.」何か共通点ありますよね。では、See you in the next story, guys. In the meantime, behave yourself. Bye! Nao

「使える英語表現」(No. 52)「ちょっと調子が悪いんだ」

2008-04-17 | Weblog
表現52)I'm a little under the weather.(ちょっと調子が悪いんだ)

調子が悪い、具合が良くない、体調がどうも…さて、こんな時に使う英語はな~んだ?まあ、答えは、sick、ill、unwell、feel bad、かな?普通は。でも、今回はもうちょっとカジュアルな表現ということで、under the weatherという言い回しを紹介します。

「でも、何でunder the weatherがsick とかillと同じ意味なの?」でしょ?僕もそう思いました。直訳すると、the weather(気候/天気)のunder(下)。ということは…もし、天気が悪ければ、「悪天候下にいる」という意味になり、そうならば、気分が良くない(体調が悪い)となるのも理解できる。そこで語源を調べると、この表現は、海で天候が急に悪化したため、船が揺れ、船酔いし、気分が悪くなった…ということから、そう、僕の想像通り、「悪天候下にいる」ことから「調子が悪い、具合が良くない、体調がどうも」になったということがわかりました(よかった(^^))。でも、この表現が示す体調の悪さは、深刻なものではないことは理解しておいてくださいね。

使い方は簡単です。「ちょっと具合が悪い」という意味で、ill, not well, sickの代わりに、同じ位置で使ってください。最初は「ホントにこれで通じるの?」って思うと思います(僕もそうでしたから)。でも大丈夫。使ってみたら、ネイティブはすんなり「Really? Why is that?」とか言ってきますよ。あ、その時の答えは用意しておいてくださいね(うそでも可で~す)。では、この表現、会話の中でチェッ~ク!

Nao: How's it going, Micheal?
(よう、元気、マイケル?)
Micheal: I'm a little under the weather today.
(ちょっと調子が悪いんだ、今日は)
Nao: What's wrong?
(どこか悪いの?)
Micheal: I drank too much yesterday and went to bed at around 3 in the morning.
(昨日飲み過ぎちゃってさ~。寝たのは朝の3時頃ってわけ)
Nao: Hangover, so to speak.
(二日酔いね、いわゆる)
Micheal: Right.
(おっしゃる通り)
Nao: Actually, I have been under the weather for a week or so.
(実はさ、僕もこの一週間くらい具合が良くないのよ)
Micheal: Hangover?
(二日酔い?)
Nao: Get serious. I have a cold and all my family has been under the weather for some time.
(冗談言うなよ。風邪ひいていてさ。うちの家族はみんなしばらく調子が悪いってわけ)
Micheal: Cold? I got to keep myself warm by drinking again, then.
(風邪?じゃあ、もう一度酒飲んで身体暖めなきゃなぁ)
Nao: All right. You would rather like to be under the weather by drinking than catching a cold. Right?
(そうだよな。君の場合は風邪で気分が悪くなるより、酒飲んで気持ち悪くなる方がいいものな)
Micheal: You bet.
(その通りで~す)

まあ、でも、酔いが醒めて、身体が冷えて、風邪をひくってパターンも多いのにね~。皆さんも身体には気をつけて(take careして)、気分が悪くなる(under the weather)ことのないようにしてくださいね。では、今回はこの辺で。I hope all of you will stay well and never feel under the weather. Bye now! Nao

「使える英語表現」(No. 51)「今やってます/進行中です」

2008-04-16 | Weblog
表現51)It's underway.(今やっています/進行中です)

今回は結構単純な表現を取り上げます。知ってる人も多いかも…。そんな人は飛ばし読み(skimming)してもらっていいですよ。これは日常よく使われる表現ですが、日本語的発想からは出てこないので、その感覚をしっかり覚えてくださいね。

この言葉は、船が航海にでるために「動き始めた」(having begun to move)という意味から使い始められたそうで、見ての通り、under+way=underwayとなり、今は、何かのプロジェクト、計画、活動、まあ、なんでもいいんですが、何かが起こっている、進行中という意味を伝えたい時に使います。

日本語的発想から言うと、「今やっています」と言いたい時の動詞としては、 happen(ning)とかdo(ing)とかが、まず頭に浮かびますよね(ん?僕だけ?)。まあ、it is happening と言えなくもないですが、意味合いが少し違ってくるかな?happening を使うと、「ただ事実として何かが起こっている(進行中)」というよりは、「ある事が今起こっている」みたいな響きになりますね。その違い、なんとなくわかりません?じゃあ、doはどうかというと…まずdoを使うと主語が変わってきますよね(行為者が必要なので)。また、doじゃ何をしているのかわからないので、内容に合わせてもっと具体的な動詞を使う方が自然ですね。なので、doは使われない。

では、ちょっと硬く考えて、「今進行中」ってことだから、in progressとか、in processはどうかというと…それはそれでいいです。その意味の口語的表現が今回のunderwayと覚えておいてください。あと、説明は…ないです。では、会話でその使い方を確認してくださいね。Here you go!

(at the entrance of the conference hall/会議室の入り口のところで)
Man: Gee, I'm late. Hi! Let me in, please.
(いけない。遅くなった。ハイ!入れてくれるかな)
Security Guard: No, Sir.
(だめです)
Man: What do you mean?
(どうして?)
Security Guard: The meeting is currently underway. So, no one is allowed to enter now.
(会議は現在進行中です。ですから、誰も今は入れません)
Man: Well, I understand that, but…
(まあ、それはわかってるんだけどね…)
Security Guard: Sir! I have been instructed by Mr. Smith, President of this company, not to let anyone enter the room as long as the meeting is underway.
(いいですか!私はこの会社の社長のスミス氏から、会議中は部屋に誰も入れないようにとの指示を受けているんです)
Man: You are such a wonderful guard. I'm proud of you. But, look! I AM Mr. Smith, the President of this company. So, let me in.
(君はすばらしいガードマンだ。君のことを誇りに思うよ。でも、いいかい。この僕が、この会社の社長のスミスなんだよ)
Security Guard: Yeah, right, Mr. President.
(そうですよね~社長)
Man: Here's my driver's license. Look at the picture and look at the picture on the wall over there, please.
(これが僕の運転免許証。その写真と、あそこの壁にある写真を見てくれるかな)
Security Guard: (Looking at the picture on the wall) Ah…Will I be fired if I let you in when the meeting is under way, Sir?
(壁の写真を見て)ア~私は…会議が始まってるのにあなたを部屋に入れたことで、クビになります?)
Man: I don't think so.
(そうは思わないけどね~)
Security Guard: Well, then, you may enter the room, Sir.
(じゃあ、部屋に入ってもよろしいです)
Man: Thank you,
(ありがとう)
Security Guard: You are welcome, Sir.
(どういたしまして)

ま、こんな会話もあるような、ないような…。では、今回はこの辺で。See you in the next story, folks. Bye-bye! Nao

「使える英語表現」(No. 50)「紆余曲折?」

2008-04-14 | Weblog
表現50)There are many twists and turns in life.(人生には多くの紆余曲折があります)

今日はちょっと真面目なお硬い表現のお話です。なぜそれを選んだかって?実は今朝仕事前にテレビを何気なく見ていたら、ジャネット・ジャクソンがインタビューされていました。彼女は自分の人生を振り返って、人生はいろいろあるけど、自分の夢を信じて前に進んで行くことが大事…みたいなことを言ってたのですが、その中で彼女が使った言葉が今回の表現です。

twists は「よじれ」「ねじれ」「ひねり」の意味ですよね。そして、turnsは「回転」「曲がり角」「転換」…つまり、twists and turnsで「よじれと曲がり」があることを示すわけですから、日本語で言うと「紆余曲折」(うよきょくせつ)となるわけです。この考え方は日本語の文化でも英語の文化でも共通のようなので、覚え易いですね。え?「紆余曲折」がわからない?国語辞典によりますと、「道の曲がりくねり」「道などが曲がりくねっていること」だそうです。つまり、「どこかに続く道が曲がりくねっていて、そこに行くのは簡単じゃない」様子を「紆余曲折」というわけですね。

人生は平坦じゃない。単純じゃない。予期しない大変なことが時として身に降りかかるものだ…There are many twists and turns in life.という表現になるわけです。でも、この表現を知らなくても同じ様なことが言えるような…。そう、「大変な時もある」という意味で、difficult timesも使えますよね。例えば…

□I had difficult times, but I managed to find a way out each time.
(しばしば困難な時もあったけど、その都度なんとか切り抜けることができた)

ということで、今回の表現は日本語にも通じるものがあるので、twists and turns =紆余曲折(うよきょくせつ)と覚えてくださいね。では、会話の中でどんな使われ方をするのか、その一例を見てみましょう。

(at a wedding reception)
Tim: Thank you, thank you, everyone. Judy and I are so happy today. Because we came here today after many twists and turns.
(ありがとうございます。ありがとうございます、皆さん。ジュディと私は今日とても幸せです。なぜなら、私達は多くの紆余曲折を経た後、今日ここへ来ることができたからです)
Judy: Right. We broke up three times as you cheated on me.
(そうね。あなたの浮気で3回別れたものね)
Tim: Judy! Sorry, guys…ah, she got a little drunk.
(ジュディ!すみません、皆さん。彼女、ちょっと酔ってますので)
Judy: Me, drunk? Come on, Tim. You were drunk yesterday, but you could drive me back home.
(私が酔ってるですって? 何言ってるの、ティム。あなた昨日酔っぱらってたけど、私を家まで車で送ってくれたじゃない)
Tim: Judy! (Tim whispers in Judy'ear) I'm a policeman. Remember?
(ジュディ!(ティムがジュディの耳元でささやく)僕は警察官なんだよ。わかってるの?)
Judy: So what? No one is perfect. Right, guys!
(だから何なの? 誰でも完璧じゃないですよね。そうですよね、皆さん!)
Tim's father: Well, this couple will surely have another twists and turns in their new life. Right, Susan (Tim's mother)?
(え~、このカップルの新しい人生には、また新たな紆余曲折が間違いなくありそうですね。そうじゃないかな、スーザン(ティムのお母さん)?)
Susan: Sure. Like us. (turning to Tim's father) Would you sign this paper quick?
(そうね。私達みたいにね。(ティムのお父さんの方を向いて)この書類に早く署名してくれる?)
Tim' father: Could we talk about it later, please?
(そのことは後で話すということにしてくれるかな?)

おやおや、結婚式で離婚の話しですか…。確かに人生にはtwists and turnsがつきものですね。あ、僕もその例外じゃなかった…(涙)。気を取り直して…Have a nice day tomorrow and I will see you all in the next story very soon. Bye-bye! Nao