Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

「使える英語表現」(No. 49)「とか、何とかかんとか」

2008-04-13 | Weblog
表現49)…blah-blah-blah(とか、何とかかんとか)

さて、今回はちょっと変わった表現のお話しです。話しをしていて、あまり重要じゃない部分を省略する時って、日本語ならどう言います?そう、僕なら…「まあ、そんな感じかな」とか、「とかなんとか言ってね」とか、「などなどね」(言う?)かな。今頭に浮かぶのはこんなところですが、じゃあ、みなさんが英語で話す時に、「などなど」と言いたい時にはどんな表現を使いますか?

よく聞く言葉が、etcetera(エトセトラ)ですね。発音はカタカナ式日本語的発音がほとんどのようですが。そう、文章で、etc.と表記される、あれのことですね。まあ、間違いではないですが、会話ではほとんど使われないので、使うとかなり不自然に響きます。では、普通に英語で「などなど」って言いたい時にはどう言えばいいのか…?次の言い方が多いでしょうかね。

(「などなど」を表わす表現)
1)and so on(など、その他もろもろ)
2)and so on and so forth(その他いろいろ、いっぱい)
3)and all that(その他いろいろ、そんなところ)
4)and the like(~および同類の(同じような)もの) 
5)and what have you
6)and what not

5)と6)は、よく会話で同じように使われる「などなど」を表わす表現です。ネイティブっぽい英語に聞こえるので、一度使ってみてくださいね。ただ、使う時はあくまで軽く、「そんなところかな」って感じで、若干吐き捨てるように(?)言うのがコツです。重く発音しないようにね。1)と2)では、どちらかというと(人によりますが)2)の方が多く使われる傾向にあるような気がします(あくまで僕の主観ですが…)。あと、4)は、同じ「などなど」を意味しますが、中身は「同類のその他のもの」と言いたい時に使います。

「で、今回の表現はどうなっているの?」ですって?あ、そうか…(失礼)。実は今回取り上げた表現、blah-blah-blah(bla bla blaとも表記されます)は、口語で使われる表現で、上述の「などなど」(1)~6))の口語の親戚(?)みたいなものと考えてください。でも、大きく違うのは、上に書いた「などなど」を意味する表現は、その他のものを多く言わなくてもわかるはずと言う意味での省略の気持ちが入った表現ですが、今回の表現、blah-blah-blah(ブラ、ブラ、ブラ)は、「こんなこと言ってたけど、その後はまあ、たわいない話しでね。それはまあ言わないけど…」という時に、その言わない話しを、意味のない言葉(いや、音かな?)blah-blah-blahに置き換えて言うものです。

blah-blah-blahは「くだらない、つまらない話し」の意味(俗語的表現です)で使われることもあります。ですから、使う時は、何らかの話しが「くだらない」「意味のない」「つまらない」話しであるという表現をしても問題のない時(聞き手が同感してくれる人である時)にのみ使ってくださいね。もし、取引先の会社の社長に「社長がさっき話されたことですが、会社の社訓として、一致団結、恊働精神、あと…何かありましたよね…blah-blah-blah…」なんて言ったら、「あ、君、明日からうちに来なくていいから」って言われちゃいますので、くれぐれもお気を付けを…。

今回の表現は、自然に使わないとぎこちない感じになりますので、英語が自然になってきた時に一度使ってみてくださいね。それまでは、とりあえずネイティブがどう使っているかを、知り合いの方の話しとか、映画の会話の中で確認してみてください。そうすれば、自然な使い方がわかってくるはずです。では、会話の一例をどうぞ。Here you go!

(Steve and Tom are talking about their English teacher, Mr. Smith)
Steve: I like Professor Smith very much.
(僕はスミス教授すっごく好きだな)
Tom: Are you kidding? He always says at the beginning of the class, “Ladies and gentlemen, there are three important things in life, one, blah-blah-blah, two, blah-blah-blah, three, blah-blah-blah…” That's boring.
(冗談だろ。いつも授業の始めに、諸君、人生には3つ重要なことがある。一つは、何とかかんとか、二つ目は、何とかかんとか、三つ目は、何とかかんとか。あれにはうんざりだよ)

(Jan and Judy are talking about a guy they met at a party the other day)
Jan: Sam, the guy we met at the party, was so charming, wasn't he?
(パーティで会った、サムって男の子。あの子、魅力的だったわよね)
Judy: No way. He spoke to many girls saying like, his family has a big farm, he has just bought a Mercedes, blah-blah-blah. He looked so phony.
(そんなことないわよ。いろんな女の子に話しかけてさあ、自分の家は大きな農場を持ってるとか、ベンツを買ったところだとか、何とかかんとか。あの男、すっごくうそっぽい感じだったわ。)

とまあ、こんな具合ですね、使い方は。僕もこの言い回し、日常よく聞いたり、また、使ったりしてますけど、映画でも結構よく出てきますので、その使い方確認してみてくださいね。では、今回はこの辺で。あ、まさか、僕の話しをblah-blah-blah(くだらない、つまらない話し)と思っている人はいないでしょうね~(不安)。これからも心してためになる話しのみ書いていきますので、皆さん、よろしくお願いしま~す(ちょっと媚びてる?)。Bye-bye! Nao

「使える英語表現」(No. 48)「ただ見ているだけですから」

2008-04-12 | Weblog
表現48)Just browsing.(ただ見ているだけですから)

海外でお店に行くと、日本でもそうですが、お店の人が寄ってきますよね。まずはゆっくり見てみて、そう、window-shopping して、気に入ったものを見つけてから買おうとしているので、ついてこられてもね~。なんかゆっくりwindow-shoppingできませんよね。ましてや話しかけられても、何て言ったらいいのやら…。よく会話の本なんかでは、Just looking. Thanks.という表現が出てきますが、まあ、それでもいいですが、今回の表現もよく使われるので、覚えておくといいですよ。

使う単語はbrowse(ブラウズ)という動詞。「ん?どこかで聞いたような?」そう、インターネットを使う人は知ってますよね。ブラウザ(browser)と言えば、Internet Explorerとか、Firefoxとかのインターネット閲覧ソフトのことですね。そもそもbrowseとは、「閲覧する」「ざっと目を通す」「見て回る」といった、見ることは見ても、じっくり見るというよりは、「さっと見て回る」くらいの意味を持った言葉です。ですから、特に何かを買おうとして見ているのではなく、window-shopping的に見ている行動のことを、browsingというわけです。ではよくある会話の場面を見てみましょう。

(Naoki enters a jewelry shop)
Salesperson: May I help you?
(いらっしゃいませ。何かお探しですか?)
Naoki: No, thanks. Just looking.
(いいえ。ちょっと見てるだけなので)
Salesperson: Okay. Take your time.
(そうですか。ごゆっくりどうぞ。)
Naoki: Thanks.
(ありがとう)
(Naoki is looking at a watch.)
Salesperson: That's a beautiful watch and it's on sale now.
(それは美しい時計でしょう。今セール中なんですよ。)
Naoki: I will ask for help if I need it. Thanks.
(助けが必要なら言いますから。すみません)
Salesperson: Sure. No problem. Any time.
(かしこまりました。いいですよ。いつでもどうぞ)
Naoki: Thank you.
(ありがとう)
(one minute later)
Salesperson: Do you have anything in mind?
(何か探しているもの、あります?)
Naoki: Nope! Just browsing. Any problem?
(いいえ!ただ見ているだけですから。だめですか、それじゃ?)
Salesperson: Of course, not. Are you interested in rings?
(もちろん、いいですとも。指輪に興味ありません?)
Naoki: No, not at all. Goodbye!
(いや、まったく。さようなら!)

ありましたね~こんな場面。特に観光地のお店に多いですね、こんな店員さん。何か買うつもりならいいですが、もし時間潰しのwindow-shoppingなら、英会話の勉強の成果を試そうと会話を始めると、いつの間にか何かを買うはめになりますので、くれぐれも注意した方がいいです。あ、これは経験者の言葉ですので、おろそかになさらないように…。では、今回はこの辺で。See you soon! Nao

「使える英語表現」(No. 47)「事と次第によるね。」

2008-04-11 | Weblog
表現47)It depends.(事と次第によるね。)

「え、それだけ?」って、思ってます?はい、それだけです。でも、it(それ)とは何で、depend(~による、~に左右される、~に頼る、~に依存する)はいいけど、何にdependするのか?わかりませんよね。ごもっとも!僕も最初はそう思いました。結局それらは会話の流れ(文脈)で自然とわかるか、わからなければ聞いてはっきりしなければいけない、ということです。例えば以下の会話をみてください。

Bob: I'm looking forward to playing golf tomorrow. I'm in pretty good shape now.
(明日のゴルフが楽しみだなあ。今かなり調子がいいんだ。)
Jim: Have you checked the weather forecast? It might rain tomorrow.
(天気予報見たかい?明日雨かもよ。)
Bob: We can play even in the rain, can't we?
(雨でもプレイできるんじゃない?)
Jim: It depends. I don't want to play in the heavy rain. Do you?
(状況によるよ。僕はひどい雨の中ではプレイしたくないな。君は?)
Bob: You may be right. Let's pray for the good weather.
(そうかもね。いい天気になるのを祈ろうぜ。)

この場合のitは「プレイができるかできないか」であり、それが、「雨の状態に」depend「かかっている」ってところでしょうか。この場合は文脈でわかりますよね。では、次はどうかな?

Bob: If the weather is not so bad, let's meet at the JR station at 6 o'clock in the morning. You can make it, can't you?
(天気がそんなに悪くなかったら、JRの駅で朝6時にしよう。時間大丈夫だよな?)
Jim: Depends.
(それはどうかな(事と次第によるね)。)
Bob: Depends on what?
(何が問題なの(何によるっていうわけ)?)
Jim: I have to finish up my report today and send it to my boss via email. I hope to get it done by midnight, but, I don't know if can do that.
(今日までに報告書を仕上げてメールで上司に送らなければいけないんだ。午前12時までには終わらせたいんだけど、それができるかどうか…。)
Bob: Do not worry. I will keep calling until you wake up.
(心配しなくていいよ。(朝)起きるまで電話かけ続けるから。)
Jim: Thanks. But if that happens, my score will be a miserable one, for sure.
(ありがと。でもそうなったら、スコアは間違いなくひどいものになるよなあ。)

僕が英語を習い始めた時(相当昔ですが…)、「それはその時の状況による」って言いたかった時、よく「ケースバイケース」(case by case)という言葉を使って注意されたものでした(「Naoki, you should say [It depends]. Case by case is a Japanese expression.」とね)。で、その時から、case by caseは日本語英語で、そんな時はいつもdependsを使うものなんだって思い込んでました。

しか~し!case by case は英語でした。意味は、「個別的に、一件一件」というもので、よく使われる表現としては、on a case-by-case basic「ケースバイケースで、そのつど臨機応変に」というものがあります。ではなぜ僕の英語は直されたのか?

想像するに、僕が漠然と「その時の状況による」と言った時は、「個別の事柄、事情による」という意味を示すためのcase(個別の事柄)がなく、それがないのに「まあ、時と場合によります=ケースバイケース」と単純に考えていたため、相手には不自然に聞こえたのだと思います。なので、皆さん。case by caseもりっぱな英語であることは覚えておいてくださいね。でもそれは、「個別のケースによる」、「そのケースによって状況が変わる」という意味を伝えたい時に使うのであって、「~の状況、状態によって」というような、ある状況に変化を及ぼすものが比較的漠然としたものである場合は(つまり、個別のケースを意識していない場合は)、今回の表現(Depends/It depends/It all depends等)を使うこと、これをしっかり覚えておいてくださいね。

では、今回はこの辺で。え、明日もプログ更新するか、ってですか?ん~It depends.「何に?」頑張りま~す。See you all in the next story, folks. Bye for now.  Nao

「使える英語表現」(No. 46)「やってみて損はないだろ。違うかい?」

2008-04-01 | Weblog
表現46)It doesn't hurt to do that, does it?(やってみて損はないだろ。違うかい?)

日本語と英語って、単語によって結構共通点があるものってありますよね。同じ人間なんだから、使い方が同じ言葉があるのは当然と言えば当然なんですけどね。でも、そうは言っても、そうじゃないものが多いので外国語の勉強は面倒なわけです。今回は、そんな共通点が多い、hurtという単語の使い方に着目します。

まずはhurtの意味から…といきたいところですが、その前に発音について。 hurtは、haato(ハート)じゃなくて、舌をちょっと巻いて、息を強く出しながら、huutと言ってみてください。半母音(eをひっくり返した記号のあれです)がわかる人は、そう、その発音がかぎですね。

では意味ですが、その中心的意味は、「痛い」と覚えましょう。つまり、「どこどこが痛い」の痛いです。「痛み」じゃないですよ。「痛み」(名詞)はpainですが、まあ、その言葉はとりあえず忘れてください。では、日本語と英語で「痛い」を使った文を比べてみましょう。

(日本語)右足が痛い。
(英語)My right leg hurts.

どうですか?語順一緒でしょ。え、でも、なんか違うって?気づきましたか~。そう、日本語の「痛い」は形容詞。でも、英語の方の「痛い」は、「どこどこが痛くなる」というように使う、動詞です。なので、使う場合は、動詞として三人称単数のsなんかはちゃんと付けなきゃいけないわけです。アメリカの病院では、こんな会話がよく聞かれます。

Doctor: Okay. Then, let me see your leg, please. Does this hurt?
(わかりました。じゃあ、足を見せてくれますか。これで、痛みます?)
Patient: No, it doesn't hurt.
(いいえ、そこは痛くないです。)
Doctor: How about here?
(じゃあ、ここはどうかな?)
Patient: Wow, it hurts!
(わぁ、痛い!)

といった具合です。この単語(hurt)をしっかり覚えておかないと、英語圏で病院には行けませんよ。さて、最初に中心的意味を「痛い」と覚えてくださいって言いましたよね。では次に、その他の意味を確認しましょう。「痛くなる」ということは、その部分が傷ついているわけですから、hurtには当然「傷つける」という意味もあります。だから「痛い」わけですね。また、「~を傷つける」という時、これまた日本語と同じで、物理的に傷つけるばかりでなく、人の心を傷つける、というように、比喩的に使うこともできます。例えば…

□ He got really hurt by her careless words.
(彼は彼女の気遣いのない言葉にかなり傷ついていた。)

そしてさらに言えば、「傷つける」→「支障が出る」→「問題を起こす」→「害を及ぼす」→「損害を与える」となり、今回の冒頭の表現では、hurtは「(~をすることは)害を与える」というような意味に使われているわけです。おわかりの通り、it hurtsのitは形式主語というもので、後からでてくるto do that(それをすること)が文の意味上の主語になります。

今回はhurtの「痛い」という使い方とともに、よく使われる言い回し、it doesn't hurt~「~をすることは(~をしても)問題ない」→「~してもいいんじゃない」→「~しても損はないよね」を理解してもらいたいと思います。では、その会話の一例です。Here you go!

(Bob met Jim at a sports club.)
Bob: Hi, Jim. Are you ready to go golfing tomorrow?
(ハイ、ジム。明日のゴルフ、準備万端かい?)
Jim: Well, I'm sorry, but, I cannot go.
(それがさあ、申し訳ないんだけど、行けないんだよね。)
Bob: Why? You said you could go, didn't you?
(何で?行けるって言ってたじゃん。)
Jim: Right. But, Jane's mother is coming tomorrow, so she wanted me to stay home.
(そうなんだけどさ。ジェーンの母親が明日来るっていうんで、家にいてほしんだと。)
Bob: Are you kidding? Call her. Let me talk to her.
(冗談だろ。電話しろよ。おれが彼女に話しをつけてやるから。)
Jim: I don't think that will work.
(そうはうまくいかないと思うよ。)
Bob: It doesn't hurt to do that, does it?
(やってみて損はないだろ。違うかい?)
Jim: All right. Just a minute.
(それもそうだな。ちょっと待って。)

う~ん、奥さんのお母さんね~。どこかへ連れて行ってもらおうっていうわけですかね~。旦那は、休みはいつもゴルフ。でも、こんな時は、ってことでしょうか。さてさて、お友達のBobの説得が功を奏するや否や。お手並み拝見ってところですね。Break a leg, Bob!(あ、これ、「頑張れ、ボブ」ってことです)それでは、今回はこの辺で。See you in the next story, guys. Bye! Nao

(End of Story)