雲九のもくもく覚書

2005年からだらだら今年も書いてます…

「風が強く吹いている」

2009年10月31日 | 特典品
試写会応募の結果待ちの間に三浦しをんさんの原作を読みヒジョーに観たくなりました。
残念ながら外れてしまったけど明日の感謝デーまで待てずシネコンの更新ポイントでGO!

読後まもないのでここが違う、あそこが変わったとどうしても較べがちでしたが、キャストについては先に公式サイトで顔ぶれをざっと眺めてから本を読んだのでそんなに大きな違和感はなかったです。
ただ…ニコチャンと王子はちょっとイメージとずれてたかなぁ(ついでに言えば大家さんも)。
ニコチャンは私の中で完全にドテラ鉢巻の人(←これが誤り?)だったので小奇麗すぎたというか。

まぁ全編走り続けの収録に参加してイメージが違うなどと文句を言われても
俳優さんも知ったこっちゃないでしょうね。
ほんとに走るシーンばかりで実はちとタイクツするときも…
本ならその間の心の声を聞くことができるけど映画でずっとそれやったらしつこいし。

主役の1人、林遣都くんは走るフォームも腕足の筋肉も本物の長距離ランナーのよう。
「ダイブ!!」「RISE UP」となぜかやたら石川にご縁のある人なのに(「小公女セイラ」以外で)見るのは初めてでした。
野球少年役でデビューして飛び込みの選手、長距離ランナーとアクションスターならぬアスリート俳優というジャンルを作れそうな履歴ですね。

ヒロイン(?)葉菜ちゃんとのエピソードがとってつけたみたいになっちゃったけど、駅伝本番を10人のランナー一人ひとり丁寧に描写するには仕方ないか。
個人的には「ちりとてちん親子ふたたび秋田バージョン」がうれしかったです。
和久井映見は声だけの出演でしたがやたらと上手くて印象に残りました。

あと、これも原作にはなかったけどハイジへ高校陸上部の監督だった父からのメッセージもいい追加でした。
日テレのアナウンサーがカメラ目線でキーワードを連呼するシーンはTVっぽくてイラっときたけど。

それにしてもあのハイジの赤いフェルト帽やチロリアンジャケットみたいなのは何なの。
アルプスを意識した味つけ?…ういてたと思うんだけど。

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