ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

日常こそミステリー

2020-01-15 11:19:42 | 気になる

ハライチの、岩井本を読んだら、
彼の何でもない日常は、まるでホラーだと思った。

バリバラに出演していた時、周りに合わせたりせず、
自分の意見を言える人だったので、興味を持った。

それに、ちよっと見、長谷川博己に似ている気もする。(笑)

本は、冒頭から読みやすく、私の好きな文体だった。

正月ドラマ「教場」は、思いのほか良かった。
続編があったら見るのに。

白髪な上に、義眼だったとは!

しかし、少しイビツな風貌の方が、色気を感じるのは、
キムタクだからなんだろうな。

身内は、白髪にするなら、
キムタクじゃなくてもいいんじゃないか、と言うが、
白髪の年齢より中身が若いから、
カッコよく見えるんじゃないのか。

工藤阿須加は、こういう役、ハマるね。

舞台役者で、映像初出演だという、味方良介にも注目だ。
このポジション、「海猿」で三島役だった、海東健を思い出す。

生徒をよく観察する、必要以上に厳しい教官が導くストーリー。
「女王の教室」よりはソフトだが、
作品としては、同じカテゴリーだろう。

しかし、仕事って、何でも大変だよね。
特に、規律が厳しいのは、それに耐えられるかどうか。

組織なんて、中身は闇だらけ。
なんせ、働いてるのがクソ人間だからな。

その闇を、負の連鎖にさせるか、正に転じるかだ。

私は、コナンドイルの本は、読んだ事がないが、
ミステリー好きな友人から聞くところによると、
彼は、医師なのに、「シャーロック」を書いて、
本業より売れてしまい、他の本も書いたのにダメで、
シャーロックが憎くなり、作品の中で殺したと言う。

テレビで見た三ツ星シェフは、努力して三ツ星を取ったものの、
お客がみんな、ミシュランの調査員に見えてしまい、
星が減らされるのを恐れるあまり、猟銃で自殺してしまった。
☆に殺されたんだよ。

人は、何かを極めると、
自分が築き上げたモンスターに、苦しめられるんだね。

そういえば、岩井に似ている長谷川博己は、
「麒麟がくる」の、明智光秀。
本能寺の変も、謎である。

私は時々、目的地に向かって歩いている時に、
“今、歩いているのは自分なんだろうか?”と、思う時がある。
身体と意識が、離れている気がするのだ。

飛行機の自動操縦みたいな状態か。
前を見てるんだけど、心が、そこに無い感じ。

現実逃避どころか、自分から逃げたいのか…。

ミステリーは、普通の人の、普通の人生に潜む。

 


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