ハライチの、岩井本を読んだら、
彼の何でもない日常は、まるでホラーだと思った。
バリバラに出演していた時、周りに合わせたりせず、
自分の意見を言える人だったので、興味を持った。
それに、ちよっと見、長谷川博己に似ている気もする。(笑)
本は、冒頭から読みやすく、私の好きな文体だった。
正月ドラマ「教場」は、思いのほか良かった。
続編があったら見るのに。
白髪な上に、義眼だったとは!
しかし、少しイビツな風貌の方が、色気を感じるのは、
キムタクだからなんだろうな。
身内は、白髪にするなら、
キムタクじゃなくてもいいんじゃないか、と言うが、
白髪の年齢より中身が若いから、
カッコよく見えるんじゃないのか。
工藤阿須加は、こういう役、ハマるね。
舞台役者で、映像初出演だという、味方良介にも注目だ。
このポジション、「海猿」で三島役だった、海東健を思い出す。
生徒をよく観察する、必要以上に厳しい教官が導くストーリー。
「女王の教室」よりはソフトだが、
作品としては、同じカテゴリーだろう。
しかし、仕事って、何でも大変だよね。
特に、規律が厳しいのは、それに耐えられるかどうか。
組織なんて、中身は闇だらけ。
なんせ、働いてるのがクソ人間だからな。
その闇を、負の連鎖にさせるか、正に転じるかだ。
私は、コナンドイルの本は、読んだ事がないが、
ミステリー好きな友人から聞くところによると、
彼は、医師なのに、「シャーロック」を書いて、
本業より売れてしまい、他の本も書いたのにダメで、
シャーロックが憎くなり、作品の中で殺したと言う。
テレビで見た三ツ星シェフは、努力して三ツ星を取ったものの、
お客がみんな、ミシュランの調査員に見えてしまい、
星が減らされるのを恐れるあまり、猟銃で自殺してしまった。
☆に殺されたんだよ。
人は、何かを極めると、
自分が築き上げたモンスターに、苦しめられるんだね。
そういえば、岩井に似ている長谷川博己は、
「麒麟がくる」の、明智光秀。
本能寺の変も、謎である。
私は時々、目的地に向かって歩いている時に、
“今、歩いているのは自分なんだろうか?”と、思う時がある。
身体と意識が、離れている気がするのだ。
飛行機の自動操縦みたいな状態か。
前を見てるんだけど、心が、そこに無い感じ。
現実逃避どころか、自分から逃げたいのか…。
ミステリーは、普通の人の、普通の人生に潜む。
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