ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

腐ってもユーミン

2013-11-18 09:53:31 | 音楽

ユーミンのライブチケット、取れちゃった。
無理かと思って、20分間かけ続けたら、つながった。
ユーミンも、普通にチケットが取れるようになっちゃったか…。

でも、嬉しい!
いいの。いいの。
私、派手な演出より、
昔の歌を、地味に聴きたいだけだから。

今井美樹が、オファーを受けて、
ユーミンのカバーアルバムを出すらしい。

彼女自身、ユーミンファンで、歌も上手いし、
Jazzyなアレンジも、良いのだが、
私は、どんな人が、ユーミンより上手く歌っても、
ユーミンの歌は、ユーミンの声で聴きたい。

絵画的な情景や、感情を伝えるのは、
あの無機質で、不安定な声でなければならんのだ。

先日、ユーミンは、岩谷時子賞を、受賞したが、
作詞で表彰されるには、最もふさわしい人と言えよう。

私が好きなのは、ユーミンが、20代の頃の作品に多く、
よく知られている歌より、アルバムの中の、
さりげない歌が、良かったりする。

例えば、「ビュッフェにて」などは、

昔の友達は 言わなくても 知ってる
ビュッフェで 景色を見に 1人席を立った訳

すごく、しみじみさせられて、まいる。

同じ経験をしていなくても、悲しみを共有できる。
未練=未恋を、こんなに美しく、表現できる人がいるだろうか。

今時の、「会いたくて会えなくて」的な、
軽い淋しさではない。

大迫力の、陰うつな作品も多く、
自殺の歌だって、いくつかある。
でも、決して重くはなく、
オシャレで、カッコいい楽曲にしてしまうところに、
ユーミンの才能があるのだろう。

もちろん、1番好きなのは、「DISTINY」だし、
「恋人がサンタクロース」みたいに、
ポップなのも、好きなんだけど。

学生時代、神社で別れ話をした夜、
ユーミンのカセットを聴きながら、思いきり泣いた。

今井美樹も言ってた。
ユーミンの歌は、悲しみを、より悲しくさせると。

還暦目前のユーミンが、
何を、どう歌ってくれるか、楽しみだ。

 


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