絶対はあり得ないのか？

《東京電力福島第一原発１号機からの放射性物質の飛散で、避難中の近隣住民のうち最大で１９０人程度が被曝(ひばく)した可能性があることがわかった》

　『福島第一原発３号機にあっても、水素爆発の可能性がある。』と枝野官房長官から発表があった。
　第一原発の事故が明らかになってからの政府の発表は過剰なものに変化したように思う。
　過少も過剰もいただけない。真実が欲しい。うそはもっといけない。
　民主党のマニフェストは、うその塊だっただけに災害対策であっても今の政府の言うことが信用できないのは悲しいことです。

　もっとも前政権から推し進めてきた原発政策の安全性が崩壊した。
　絶対安心？と思っていたが、やはり絶対はありえなかった。

　絶対があり得ないのなら国内はもちろん世界中の原子力発電は止めるべきである。
　私は終戦直後の不便な生活の中で育った。
　絶対があり得ないのなら、あのときのような生活だって安全に生きていけるなら、そのほうがずっとましだ。

壊滅的被害

　東北地方太平洋沖地震の被災地に、壊滅的被害の市町村が多数あるいう。

　信じられない思いで胸を痛めている。
　６６年生きてきた私の常識にも体験にもない事実である。

　『ノアの箱舟の洪水』や『小説　日本沈没』を思い出す。
　
　被災者の皆様にお見舞いを申し上げるとともに一人でも多くの人に助かってもらいたいと願っている。