透析短歌

　【透析中、テレビで介護短歌なるものを見て、暇つぶしに『透析短歌』を作ろうと思った。】

９月２０日（月）
　透析日目覚ましかけて起きる我　すでに整う朝食の膳

９月２１日（火）
　透析中介護短歌のテレビ見る　我も作ろう透析の短歌（うた）

　透析の通勤手当て出るという　距離測るため行ったり来たり

９月２２日（水）
　透析でダウンして知る恐ろしさ　節水制限守りましょう　

９月２３日（木）
　【透析日】
　あれ居たの　丸○さんに　声掛ける　夜出ることも　たびたびあるの

　片○さん　名札がないよ　なぜ付けぬ　何回言っても　付けそうにない

９月２４日（金）
　マスク掛け　誰が誰だか　わからない　マスク美人じゃ　もったいないよ　　　　　　　

９月２８日（火）
　おいしいな　冷たい水は　旨すぎる　節水中には　止めねばならぬ

９月２９日（水）
　（体重）増えすぎよ　丸山さんの　ご指導だ　有難いのか　やかましいのか

　付けたよと　名札を示し　告げにきた　眼鏡をかけて　氏名（○水○子）確認

１０月２日
　気をつけて　美しすぎる　女性医師　厳しい顔で　水分指導

１０月６日
　食控えたばこも吸えず水飲めず　何をよすがに余生を過ごす

　そりゃそうだ孫と遊ぶの楽しいよ　でもそれだけじゃ生きていけない　

１０月８日
　もしかしてこれが最後の紅葉狩り　一人ドライブ戦場ヶ原

　病める身と自覚をすればできるかも　一生続く食事制限

　４時間が残り少なくなるにつれ　早く終われとイラつく気持ち（こころ）


○　口直しに私の刑事道の師匠武肇氏の短歌をどうぞ！

　退職の午後刻かけて磨きけり　訓練のほかうたざる拳銃