あり得ぬ出来事～その４

久しぶりに一輪車に乗ることができた　感激である

　最後に一輪車の乗ったのは　十数年前
　御年　６７歳と１０ヶ月
　それに　今の私の身体は
　　　　人工透析を始めてから　二年半
　　　　心筋梗塞で６５日間の入院治療　ステント留置一箇所
　　　　加齢による左目白内障
更に　言えば
　　　　交通事故による左足くるぶし骨折の後遺症
　　　　右ひざに銃弾による貫通銃創の後遺症
を抱えている
　
　
　昔はあんなに上手に乗れたのに　身体全体の筋肉が衰えたせいか　再び乗ろうと試みたときは　まったく乗れません
　もうダメだ　とても乗れそうにないと思ったものです

　しかし　『昔 とった杵柄（きねづか）』は　えらいものです
　３～４回練習しただけで　今日１０メートルくらい乗ることができたのです

　また　昔のように一輪車を楽しめそうだ

　いや！まてよ・・
　　転んで大怪我をするかも　『年寄りの冷や水』と笑われる

　いや！それだけで済むか？
　　下手をすると　心筋梗塞を再発させ　そのまま天国かも

　まっ　いいか！
　　人間行き着く先は　決まっている・・・