今のおばあさんの頭の中には、3パターンくらいのお話があるだけです。それを繰り返し話します。話すほうはいつも新鮮らしいのですが、聞くほうは少しばかりくたびれます。
ところが昨日(10月25日)、今まで聴いたことのない話しをしました。
~~「群馬には悪い人がいるんだねえ。ディに来ている人が私のうわっぱり(上着)を持っていってしまったんだよ。」
「私の上着を見て、『いいもの着てますねー。ちょっと貸して!』と言うので上着を貸してやると、それを着てトイレに行ってくるといって、そのままいなくなってしまった。」
おばあさんは、自分が今、着ている上着をひっぱりながら「この汚い上着は、その人が置いていったものだよ。その人はそれっきり、ディにこなくなちゃった。ほんと、群馬には悪い人がいるんだね!・・・」~~
おばあさんは、うそや冗談を言っているわけではありません。自分自身の中では真実の話をしているだけなのです。
でも、すべて作り話です。
認知症の頭でどうして、こんな話が作り出せるのか不思議です。
更に、どうしてその作り話が真実の出来事として頭の中にインプットされてしまうのかも不思議です。
最近、ものが解ってきた上の孫はおばあさんから距離をおくようになりました。よくしたもので、その代わりに下の孫がおばあさんになつくようになりました。
ところが昨日(10月25日)、今まで聴いたことのない話しをしました。
~~「群馬には悪い人がいるんだねえ。ディに来ている人が私のうわっぱり(上着)を持っていってしまったんだよ。」
「私の上着を見て、『いいもの着てますねー。ちょっと貸して!』と言うので上着を貸してやると、それを着てトイレに行ってくるといって、そのままいなくなってしまった。」
おばあさんは、自分が今、着ている上着をひっぱりながら「この汚い上着は、その人が置いていったものだよ。その人はそれっきり、ディにこなくなちゃった。ほんと、群馬には悪い人がいるんだね!・・・」~~
おばあさんは、うそや冗談を言っているわけではありません。自分自身の中では真実の話をしているだけなのです。
でも、すべて作り話です。
認知症の頭でどうして、こんな話が作り出せるのか不思議です。
更に、どうしてその作り話が真実の出来事として頭の中にインプットされてしまうのかも不思議です。
最近、ものが解ってきた上の孫はおばあさんから距離をおくようになりました。よくしたもので、その代わりに下の孫がおばあさんになつくようになりました。
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