ゴリゴリ、ガリガリ

突然だが、うちには大工道具がない。
どこのうちでもある程度の大工道具はあるのだろうか？

ドライバーぐらいはある。
キリや金づちぐらいはある。

しかし、のこぎりはなく、ちょっとしたものを切りたいと思っても
のこぎりがなくて、ずっとほったらかしてきたものがある。

それは、プラスチックの如雨露と、ベランダ掃除用に買ってきたシダの箒。

如雨露は長い間日の当たるところに放置したままにしていたことが原因なのか
ある日水を入れた時に、バリッとひびが入った。
そして水が漏れるようになったのだ。
もう使い物にならない。

そこでゴミとして出したいのだが、小さくしてからでないと出すことができない。
ひび割れたところから、力任せに破って小さくしてみようとしたが
どうにもうまくいかないのだ。

特に、先の方の細くなった水が出るホースのようになっているところ。
そこは頑丈に作ってあるらしく、折ることもできずどうにもならない・・・とほったらかしていた。

見るも無残な形になっていた。
如雨露が、上から見ると半分に切られてしまったような変な形になっていたからだ。

もう一つのシダ帚は、長い間使ったために、シダがほとんどなくなるぐらい
短くなっていて、掃いてもゴミをうまく集められないぐらいまで短くなっていた。

シダを束ねてそれを針金でとめてある。
もちろん柄の部分もあり、うちのは立ったままで使える長い柄なので
これも短く小さくしてからでないと、ゴミに出すわけにはいかない。

どちらも小さくできないまま、いつか何とかしようと思ってはいたがほったらかしだった。

ところが、今日は思いついてのこぎりを買いに行ってみることにした。

でもどうせのこぎりを使ってあれこれするわけではないから
とりあえず、壊れた如雨露といたんだシダ帚を小さく切れたらいい
そう思って、100円ショップをのぞいてみた。

すると、あるじゃない！！
木やプラスチックなどを切ることができるのこぎりがある。

「よし！」迷わず購入。

家に帰ってから、まずはシダ帚の柄の部分とシダの部分を切り分けた。
ガリガリゴリゴリ、ガリガリゴリゴリ。
やっとシダの部分をゴミに出すことができるようになった。

柄の部分は、もったいないから畑に使う。（ケチだね～。でも支柱代わりに使えそうなんだよ。）

次は如雨露。
ゾウの鼻のような部分をガリガリゴリゴリ、ガリガリゴリゴリ。
よし！！切れたぞ。

水を入れる部分は割と柔らかくて、すっと切れた。

う～～～やっとできた。

ゴミとして出すことができる日を確かめて終了。

きれいにできてスッキリさっぱり。
長いことお世話になったね、如雨露とシダ帚。

100円ショップで買ったのこぎりは、ちょっと切れ味は悪かったが
用はたしたのでまずは良し。