しばらく出かけていた。
息子のところの第二子が誕生するというので手伝いに行っていたのだ。
三才になる第一子の女の子の孫の世話や
息子と孫のための食材買い出し・食事作り・洗濯掃除などの家事が私の役目だった。
ところが今回苦戦したのは、三才の孫の世話。
生まれてからずっとママといっしょに過ごす時間が長く
ママが大好きな子で、お風呂に入るのも、夜寝る前に本を読んでもらうのも
寝るのもママと一緒でないと機嫌が悪くなる。
そんな様子だったから、ママがいない間は大変だった。
パパが孫娘の世話を中心になってしたのだが
なかなかうまく世話ができない。
ある朝のことだった。
丁度仕事が繁忙期で
息子(パパ)が保育園に連れて行こうとするのだが
大好きなパズルをずっとやり続けたい孫娘はやめようとしない。
パパは、わが娘に強く言うこともできず、イラついいていることが分かる。
私は孫娘の顔を見ながら話しかけてみた。
「○○ちゃん。パパはお仕事がとっても忙しいんだって。
パパを助けてあげない?
保育園にパパと一緒に行くならパズルをやめる。
私と一緒に保育園に行くならまだパズルをやる。
どっちがいい?」・・・と。
少しの間孫娘はモジモジしながらも考えているようだった。
が、しかし、私が言ったことが分かったようで
パズルをやめて保育園に行く準備を始めたではないか!!
ほ~~~、三才の子も、自分で決めるって大事なことなんだろう。
私はそう思った。
自分で決められたということが
これから、孫娘にとって、自分の自信になっていくのではないか?
とてもスッキリした顔でパパと一緒に出かけて行ったのを見て
私は嬉しくなった。