令和6年2月4日
パン用小麦 せときららの栽培こよみから
麦踏(1月から2月)
生育がすすんでいる場合、圃場がよく乾いていることを確認し節間伸長開始前(?)の1月~2月に2回以上行う。
節間伸長開始前とは?
小麦栽培における節間伸長開始期の指標としての偽茎長
https://www.naro.go.jp/project/results/laboratory/narc/2015/narc15_s07.html
節間伸長開始期は、幼穂が小花分化期の時であると共に、
偽茎長(ぎけいちょう)(地面から最上位の展開葉の葉節までの長さ)が約5cmの時である。
偽茎長は窒素追肥の時期や麦踏みの時期などに関係する節間伸長開始期の簡便な指標となる。
偽茎長(ぎけいちょう)
偽茎(ぎけい)は、植物学の用語で、葉の基部が茎や上位の葉の基部を鞘(さや)状に包む葉鞘(ようしょう)に
なっているような植物において、節間が短くて葉鞘のほうが長ければ、
茎は葉鞘に隠されて外からは見えないことになります。
この傾向が極端になった場合、外見が茎のようにみえる部分は多数の葉鞘が次々に重なったものであり、
これを偽茎と呼びます。
バナナやカンナ、ミョウガなどの単子葉植物に多くの例があります。
偽茎は、花期が近づくと、この中心を貫いて花序が現れることが多い特徴を持っています。
麦踏をなぜするの?
徒長を防止する。
麦踏をするとエチレンとい植物ホルモンが出る。
分けつを促す。
ジャスモン酸
麦踏をして起き上がる時に、発生し、春先の雪腐病のと等細菌の抑制してくれるホルモン。
耐性を強くしてくれるホルモンです。