令和6年12月14日
今夜から明日はJPCZが南下
北陸〜山陰は明朝にかけて荒天のおそれ
JPCZ(日本海寒帯気団収束帯 )
強い寒気で大気の状態が不安定
北陸沖にある低気圧は、後面に上空5500m付近で−36℃以下という強い寒気を伴っています。
周辺では大気の状態が不安定で、雨雲が発達してきました。
石川県羽咋市では15時50分までの1時間に12.0mmのやや強い雨を観測していて、周辺では発雷も観測しています。
今夜には低気圧が北陸に進み、上空の強い寒気は明日の午前中にかけて北陸から東北付近を通過する見通しです。
また、日本海では北寄りの風と北西の風がぶつかることでJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が形成され、
これに伴う活発な雲が今夜遅くから明日の朝にかけて北陸から山陰にかかるとみています。
北陸から山陰の沿岸部では雷や霰(あられ)、突風などを伴って雨が強く降るおそれがあります。
路面に霰が積もると非常に滑りやすくなるため、転倒やスリップ事故等に注意が必要です。
落雷による停電の発生にもお気をつけください。
新潟県内では土砂災害の危険度が高くなっている地域もあります。
急斜面など危険な場所には近づかないようにしてください。
標高の高い地域では雪になり、深夜以降は多い所で1時間に5〜10cmの雪が降るおそれがあります。
寒気が南下するため、西日本も内陸部や山沿いを中心に雪になり、中国山地を中心に積もる見込みです。
明日の朝は雪かきが必要な地域もあるとみています。
お出かけの予定がある方は、時間に余裕を持って行動するようにしてください。
那岐仙、広戸仙の中腹まで降雪が確認できました。
12月14日 15:00時点