nobutaが沖縄に住み着いた平成初期。当時、沖縄では「焼肉」=「ステーキ」を意味しており、BBQをやるとステーキ肉をガンガン焼くという「ないちゃ~」にとっては驚くべき(喜ぶべき)食文化が存在していました。
当然、飲食店も焼肉屋さんはほとんど存在せず、在っても「超格安のなんでも食べ放題」みたいなお店で「なんの肉なんだろう」と訝し気に感じるような不思議な環境でした。
本格的に内地風の焼肉が入ってきたのは、大阪の焼肉チェーンだった「五苑」さん。いわゆる黒船みたいなものだったので、今では県内の店舗数も減りましたが、沖縄に焼肉という食文化をもたらした功績は大きいと思っています。
黒船来襲から、それを世襲するようなお手頃な焼肉屋「明洞」が県内で広く展開し、もともと在った「超格安のなんでも食べ放題」的な焼肉屋の上位機種である「バンボッシュ」が格安層を網羅する中、関東一円に店舗を持っていた焼肉チェーン「安安」や「牛角」、「カルビ大王」が中間層や格安層を飲み込むような形で県内を埋め尽くしていったのです。
結果、今では「焼肉」はしっかり「焼肉」としてのスタイルを確立しており、そうなるとワンランク上の「焼肉」を楽しみたいという階層が現れるのは必然であり、那覇市内の中心部には多数の高級「焼肉」屋さんも跋扈するようになっています。
勿論、県産牛のブランド化も進んでおり、高級牛と言われる「石垣牛」「山城牛」から「伊江牛」「本部牛」「宮古牛」なども一定の地位を確立しつつあります。
nobutaは、焼肉に限らず全国的にチェーン展開するお店にはあまり好んで訪問しないという食べ歩きスタイルであるため、実は「安安」は行ったことがありませんでした。また、焼肉は飲食店で食べるよりも、精肉店でお手頃の高級牛を購入して自宅で焼肉するということが多いのも事実です。
そんな中、今回は計画して、家族と「安安」に行くことにしたのです。
この日は、10月最後の日曜日。見たい映画でムビチケを購入していた「砂の惑星」が、PARCOで午後8時からしか上映されないことが分かり、その前にどこかで夕飯を食べようとロジを検討・・・ちょうど、宜野湾市を対象にpaypayが30%offキャンペーンを実施していたのですが、12月までのキャンペーンが突如10月31日をもって打ち切りとなるという発表がなされました。まてまて、還元上限額である12,000円に達してませんけど(汗)
これは、無理やりでも映画の前にpaypayが使えるお店に行かなければなりません。長男は肉好きなので、焼肉かしゃっぶしゃぶのお店がベストなんですよね・・ってことでpaypayの設置店舗検索をするとラウンドワン宜野湾店がヒットしたんです。
nobutaの家の周辺にも「安安」は豊見城店、具志(小禄バイパス)店、糸満店と3店舗もありますが、ジョギング中にお店の前を通ると、夕方はいつも満員御礼状態で賑わってます。ラウンドワンとなると学生が遊び帰りに大挙して利用しそうな感じがしますので、これは事前に予約する必要がありそうです。
ということで、やっと「安安」ラウンドワン店のレビューに辿り着きました。
予約したのは大正解で、ま~凄い人でした(汗)
結構広いお店ですが、午後6時過ぎには満員御礼となり、外で待つ家族連れ、若いグループが多数窓越しに見えました。
「安安」は値段が安いというのが大きな売りと思います。
それを前提に、長男には、「なんでも好きなだけ注文して思いっきり食べなさい!!」とリミッターを解放させて注文させました。注文した分、しっかりと食べてくれれば良いと思いましたし、そのために「安安」を選んだんですもん。
ガンガンと注文される肉。
七輪で炭火焼きを楽しむことができるというスタイルは、とても良いと思います。
nobuta夫婦は、長男が注文しない牛肉を追加注文し、サラダや野菜を注文して、肉と野菜を腹八分になるくらい食べました。
タッチパネルで注文できるし、それで食べた金額が分かるようになっているのもpaypayの還元上限額を目指すうえでは大変助かりました。
もともと、安安に行くにあたり、blogに掲載する写真をどうするか考えたんですが、やっぱり七輪で焼いているシーンだけ撮影するのが正しいような気がしたので、数枚だけ撮って載せることにしましたよ(笑)
長男が、もうこれ以上食べられないと言った段階で、テーブルに残ったカルビやロース、サガリなどの残りを焼いて夫婦で食べ終えて清算しましたが、相当な数を注文して食べたのにも関わらず、家族3名で7,000円強という金額で収まりましたので、やっぱり「安い焼肉屋」さんですよね。
客層が若いグループや家族連れなのがよく分かりますし、強烈な人気を拍しているのも理解できます。
ご馳走様でした。