我が家の息子は子供の頃、多少皮膚が弱かったようです・・・
肘の内側が時たま、荒れていたことを想い出しました。
当時は気にもかけず、
一時期、その天花粉もアスベストが入っているとかで問題になったこともありましたね。
ただ、私自身も肌が多少弱い感じがしているので、息子も同じような体質なのかも・・・
ところで、アトピー性皮膚炎って、汗は大敵とされていましたが、
どうも、少々違うということが分かってきたようですね。
アトピー皮膚炎で医師から汗をかかないよう指示されている方は必見の価値ありやと思います。
これからの汗かきの時期、大いに汗をかいても・・・
その後、しっかりとした対策をして楽しい夏休みが過ごしましょう!
今朝は、アトピー性皮膚炎と汗に関する記事を転載してみようと思います。
~以下、7月24日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
アトピー性皮膚炎
発汗後、適切な対策を
大阪府内の小学5年の男児(10)は、生後4か月でアトピー性皮膚炎と診断された。2歳の頃には自然に良くなったが、5歳の頃に再びぶり返し、しつこい湿疹に悩まされるようになった。
かかりつけの皮膚科医院では、中程度のステロイドの塗り薬を処方され、1日2回塗っていたが、肘の内側や首、足などの湿疹は治らなかった。主治医はなるべく汗を書かないように指導し、男児は外で遊ばないようにしていた。
アトピー性皮膚炎はこれまで、汗が症状を悪化させる代表的な要因とされ、患者に汗をかかないよう指導する医師は少なくない。
だが、抗菌作用や保湿の成分が含まれる汗は、感染予防や肌の乾燥防止に役立ち、汗がアトピー性皮膚炎の症状改善の鍵を握ることが分かってきた。
一方で、アトピー性皮膚炎患者は、健常者よりも汗をかきにくい。患者は、健常者の2倍近い時間をかけても、半分しか発汗できないという調査結果もある。
大阪大皮膚科准教授の室田浩之さんによると、皮膚の炎症やアレルギーの引き金となるヒスタミンには発汗を抑える働きがある。発汗が不十分な状態が、皮膚の乾燥や感染症を招き、アトピー性皮膚炎をこじらせる悪循環につながっているという。
室田さんは2013年7~9月に島根大と共同で、子供から大人まで44人の患者を対象にアトピー性皮膚炎と汗の関係を調べた。
患者には、従来の治療を変えずに1か月間、通勤や通学に自転車を使ったり、軽い運動を始めてもらったりするなど、無理のない範囲で汗をかいてもらうよう指導した。
汗は放置せず、水道水で洗い流したり、おしぼりで拭き取ったりした。1か月後、約8割の34人は、症状が改善していた。ただし、8人の患者は、かゆみが増すなど症状が若干悪化していた。
男児もこの調査に参加。休み時間の鬼ごっこや体育の授業などで汗をかき、その後すぐに、肘や膝を水道水で洗い、首の周りはおしぼりで拭うよう心がけた。
1か月後には、顔の赤みはほぼ消えて、肘や膝の関節のかき傷や赤みもなくなっていた。男児は「汗をかいたけれども、肌がきれいになった」と喜ぶ。
男児はその後も、汗をかくことをためらわずに過ごしており、入浴後の保湿剤によるスキンケアで症状はほぼ落ち着いている。
室田さんは「アトピー性皮膚炎でも、汗をかくのは悪いことではない。かいた後の対策をしっかり行い、汗と上手に付き合ってほしい」と話す。
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