鼻ほじが指先の病原菌を脳に押し込む!?
細菌が嗅覚神経系を通って脳神経に炎症!?
アミロイドβの沈着を引き起こした?!
「鼻をほじる」行為によって認知機能や記憶力の低下をもたらすアルツハイマー病のリスクが上昇する?!・・・って、聞いてもにわかには信じがたいですよね。2022年のマウスを使った研究では、実際にクラミジア肺炎を引き起こすChlamydia pneumoniaeという細菌が嗅覚神経系を通って脳神経に炎症を起こし、アミロイドβの沈着を引き起こすことが示されたらしいですね。
でも、オーストラリアのウェスタンシドニー大学の研究チームのレビューでは、そのメカニズムが解説されています。
その一つ、「鼻をほじるときに土や糞便で汚染された手に偶然嗅粘膜がさらされる」こと・・・要は、嗅覚系を介して脳に侵入する病原体によって引き起こされる可能性があるという仮説のようです。
今回の研究は色々な結果をレビューしたものであって、発症リスクの関連を予想したものであり、決定的な結論を実証したわけではないということのようですが、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) さえも、感染患者の認知機能低下と関連していることがわかっているようで、侵入経路の中で手指衛生の改善は簡単な予防ステップかも知れないと述べ、今後のアルツハイマー病の予防に役立つことを期待されてるようです。
健康寿命を1年でも長く維持していくためにも、オーラルケアに加えて手洗も入念にするようにするかなぁ~!!
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