つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

小保方VS理研のバトルが激化!!・・・

2014-09-03 | どう思いますか

 29日の記事より。 【理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーらが作製を発表したSTAP細胞の存在を調べる検証実験の中間報告が27日に都内で行われ、理研は「現時点で検出できない」と報告した。同実験は小保方氏も参加し11月末まで続けられるが、場外では理研と小保方氏の激しい闘いが繰り広げられるという。自主退職扱いを望む小保方氏側と懲戒解雇にしたい理研側の激突。その根底には、莫大な研究費の返還をめぐる“銭闘”があるというから聞き捨てならない。】
 これについて、東京大学医科学研究所の上昌広特任教授は、「懲戒解雇されれば、理研もしくは文部科学省から研究費の返還を求められる可能性がある。研究不正に国税を投入していたのだから当然の話。返還金には数%の利息がつくので、彼女は数千万円の負債を抱えることになる。まあ、彼女が日本の科学界に与えたダメージは金額で言い表すことはできませんがね。すでに科学者としても終わっていますし、別の道を進むしかないでしょう」と話したという。 

 生物学の常識を覆す世紀の大発見といわれたSTAP細胞の発表から半年余り、こういう結果をだれが想像しただろうか。世界中の研究者から注目され、「リケジョの星」と賞賛されたのもほんのつかの間、次々と論文の不正が発覚し、やがて理研の勧告を受け5月に補足論文、6月には主要論文撤回に同意した。発表から約5カ月で無効となり、研究成果は白紙に、すべては夢幻と消え去ってしまった。
 
それだけでならまだしも、先月5日には上司であり、論文の共同著者だった笹井氏が自殺。米国留学時代の“恩師”米ハーバード大教授チャールズ・バカンティ氏も、一連の騒動が影響したのか、同大傘下の米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の麻酔科長を9月1日付で退任し、1年間休職することになった。事実上の失職だという。こういう状況となった今、小保方さんはどういう心境でいるのだろうか。 

 1月末の論文発表後、研究者の間で、論文を基にSTAP細胞を作ろうとしても同じ結果を再現できないとの声が高まっていた。が、3月5日理研は、「STAP細胞」の再現実験に初めて成功したと、詳細な作製法を同研究所のホームページで公開した。そして4月9日の会見で小保方さんは、「STAP細胞はあります。これまでに200回以上、作製に成功しています」と公言した。だが、これがまずかった。小保方さんを信じてあげたいという思いが強かった私でも、「200回以上、云々…」には、正直言って「うん?」と首を傾げたい気持ちが湧いてきた。これが「20回以上、云々…」ならまだ信じられただろう。
 
7月に入ってSTAP細胞の再現実験が開始、小保方さんの再現実験は完全に分離した状態で行われ、実験の様子は24時間録画するという。しかし8月28日、理研が独自に進めている検証実験では22回の実験はいずれも失敗、存在の兆候すらつかめないとする中間報告を発表した。小保方さんの実験結果は明らかにされていないが、これほど難しいことを、いとも簡単げに200回以上も作製に成功したと言った小保方さん、今になってみれば“口からでまかせ”だったとしか思えない。
 
小保方さんの再現実験は11月末まで、理研の検証実験は当初予定通り来年3月末まで実験を続けさせるという。こうした中で、公金を投じて検証実験を続ける意味はあるのかという声も聞こえてくる。STAP細胞の検証実験には、年間1300万円の予算が組まれているが、すでに700万円を使っているという。これがすべて税金というところが問題で、「不成功に終わってごめんなさい」では済まないのである。
 小保方さんが再現実験に成功しなければ、小保方さんだけでなく、亡き笹井副センター長の名誉の挽回もありえない。再現実験の成功に一縷の望みを残している人たちのためにも頑張ってもらいたい。

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4 コメント

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Unknown (オールドレディー)
2014-09-05 09:01:51
★suri-ribaさま
彼女が嘘をいっても何の利益にもならないでしょうし、それがまかり通るとは彼女も考えてはいなかったでしょう。
それなのに、なぜ、200回以上も作製に成功したなどと公言したのでしょうか。
すべてが彼女一人の責任とはいいませんが、今回の問題で死者まで出たからには、小保方さんの責任を問わないわけにはいかないでしょう。
でも、故笹井氏も小保方さんとともに結果を見て、ともに責任を取るべきではなかったかと思います。
小保方さんの将来は厳しいもとになるでしょうね。
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オールレディさま (suri-riba)
2014-09-04 20:29:07
彼女の研究に応援をしていた一人として残念です。
研究に対する詰めの甘さ、ルーズさなど科学者として
失格です。この発見が世に与える影響など考えると
彼女は勿論、故笹井氏や理研の責任者は一体どうして
いたのか? と不思議でなりません。
検証実験は当たり前のことでしょう。ゼミの発表でも
もっと突っ込んだ質疑応答があるはずなのにね。

結果論で税金泥棒とは言いたくありませんね。
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Unknown (オールドレディー)
2014-09-04 09:19:44
★sirousagigamanohoさま
STAP細胞の作製手順が完全な形で残してあって、それで誰もが作れるものでなければ、本当の意味で成功とはいえないのではと思います。
理研による22回の検証実験でも失敗、小保方さんの実験結果は今のところ不明。200回以上作ったというならば1回でも成功してもよさそうなものですが、なぜ小保方さんにもできないのか、それは誰もが持っている疑問点でしょう。
理研は早く問題に終止符をつけたいがために実験をしているだけです。論文も撤回した今では、もう小保方さん自身の手で再現に成功させるより他ありません。が、それを期待している人がどれだけいるでしょうか。
科学の世界での出来事に、我々一般人が口を挟んで状況が変わるものでもないでしょうが、無視していいものでもないと思います。
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神のみぞ知るか? (sirousagigamanoho)
2014-09-03 15:02:15
STAP細胞の存在を税金で追実験。これが問題と騒ぐなら、観光目的で外遊する政治家やお役人達の行動はどうなるの
未知の?は地道な研究、実験でヴェールが剥されて新事実となる。不正を糺す有識者の言葉は真摯に受け止めるべきだが、我々一般人の無責任なコメントは慎まねば、ますます問題が拗れるのでは
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