今日3月3日はひな祭り、「桃の節句」とも言われます。この日を「桃の節句」と言ったのは旧暦の3月3日頃が桃の花の咲く時期に当たるためですが、今の時期はまだ梅しか咲いていません。そこで月遅れで4月3日に行うところもあるようです。東北・北陸などの積雪・寒冷地では新暦の4月3日に行うことが多いそうです。
ところで、お正月は1月1日と決まっていて、日本中の人がこの日を元旦と認め、1年の始まりとしています。が、2月の旧お正月にもお餅をついて同じように祝う人もいます。このように、お正月に関しては新暦と旧暦で二度祝う人もいるようです。
年中行事にも新暦か旧暦かのどちらで行うところがあります。ひな祭りは3月3日ですが、1ヶ月遅れの4月3日に行うところもあり、旧のひな祭りということになります。お盆もそうですね。7月15日をお盆としているところは都会に多く、旧盆の8月15日をお盆としているのは地方に多いようです。従って、お中元のシーズンも都会と地方では1ヶ月ほど差があります。
旧暦、新暦といわれても面倒でよく分かりません。ですが、1月のスタート時期が異なるそうで、旧暦は立春の頃を元日とするそうです。それは新暦の2月初めごろですから、旧暦の日付は新暦よりも1ヶ月ほど遅れていると思えばいいようです。旧暦の日付を見たり聞いたりしたら、簡単にはそれを1ヶ月進めた新暦の季節を考えればよいことになると物の書にありました。
さて、お雛さまの飾り付けですが、男雛を右(向かって左)に配置するのが一般的になっていますが、明治以前には男雛は左(向かって右)女雛が右(向かって左)だったそうです。それが明治の文明開化によって日本も西洋化し、その後に最初の即位式を挙げた大正天皇は西洋式に倣い右に立ったそうで、それが以降から皇室の伝統になったそうです。一般家庭もそれにならったようですが、畿内や西日本では、現在でも男雛を向かって右に置く家庭があるそうです。
ところで、お雛さまはいつ頃から飾ればいいのか。調べてみると、節分が終り、立春(2月4日)頃から、遅くても2月24日までに飾りつけるのが一般的だそうです。しかし、初節句には、もう少し早く、1月の中旬~下旬から飾るようです。また、旧暦で節句を迎える地域では、3月3日の新暦の雛祭りが終わる頃、飾り始める地域もあるそうです。
では、お雛さまはいつ片付けたらいいのでしょう。俗に「雛人形の片付けが遅れるとお嫁に行くのが遅くなる」という言い伝えがありますが、雛人形は節句が終ったらすぐに片付けた方が良いそうです。雛人形は子どもの災厄を身代わりとなって守ってくれるため、長い間身近においておかないで早くしまわなければ縁起が悪いということからそう言われるようです。
余談ですが、こうした日本独自の行事に関する言い伝えを信じている人がどのくらいいるか、アンケートをとったという記事がありました。(記事より抜粋)
●第1位/「雛人形をいつまでも片付けないと婚期が遅れる」……32.8%
○第2位/「お祝いごとは大安の日にするとよい」……29.6%
●第3位/「土用の丑の日にウナギを食べると精がつく」……25.4%
○第4位/「冬至の日にゆず湯に入ると風邪をひかず冬を健康に過ごせる」……18.6%
●第5位/「大晦日に年越しそばを食べると長生きできる」……16.3%
○第6位/「七夕に短冊に願い事を書いて笹につるすと叶う」……15.7%
●第7位/「節分では恵方を向き、巻き寿司1本を切らずに無言で食べると福を授かる」……13.6%
○第8位/「七草粥を食べると1年間病気にならない」……11.5%
●第9位/「節分に豆を自分の年の数だけ食べると一年の無病息災」……9.5%
○第10位/「端午の節句に菖蒲湯に入ると健康に過ごせる」……6.2%
これらの言い伝えは、ほとんどの人が信じているでしょう。私もすべて信じています。信ずるに足る確たる根拠は分かりませんが、70年生きてきて、昔の人の言うことにそれほど間違いはないという確信のようなものがありますね。
ただし、自分に対してマイナスになること、人さまに迷惑をかけることは信じてはなりません。
最近よんだ本に書いてありました。
財布に「一丁円」と紙に書いたお札を入れておいたらお金が貯まるそうです。お豆腐一丁の絵を描いてみるのも面白いかも。
疑い深い私は信じないけど。本当かどうかやってみるのも面白いかも・・・。
私も害になるようなことは信じません。
でも、昔の人のいうことには理に叶っているようで、そんなに間違いがないように思います。
「一兆円」でなく「一丁円」というのは何か理由があるのでしょうか?
お金が貯まるのならやってみたいです。