岡山弁であいさつしてくれるATM・・・

　この異常な暑さは今週いっぱい続くとか。まだ夏が始まったばかりなのに秋の来るのが待たれる。でも秋を通り越して一気に冬になってしまうのも困るし…。
　毎朝８時半になると、ババは冷却剤をガーゼのタオルで包んでクビにまいて外廊下を徘徊する。ここだったら熱中症の心配もないし、躓いて転ぶこともないから安心だけど、この暑さには降参だ。最近は2000歩ちょっとでやめることにしている。
　時々下を見ると、いろんな型の大きなトラックが通り過ぎる。道が狭いうえにカーブがたくさんあるけど、ドライバーのスキルにはいつも感心する。上から見るとさほどでもないが、道路で見ると高いし長いし、とにかくデッカイ！　
　
　先日、白い軽四が来て、マンション住人のＹさんと２人で山道を上がってゆく。しばらくするとロープでくくったモノを引きずり下ろした。枯木の株かと思ったら大きな鹿の死骸だ。あとで聞いたら仕掛けたワナに掛かっていたらしく、クビが折れていたとか。可哀そうだが畑を荒らしたり、花を食べてしまうからしかたないなあ。
　　
　道が狭いから車がすれ違うときはどちらかがバックする。珍しいことに大きなトラックがバックしているが、これだけ長いとバックするのは大変、少しずつ少しずつバックして、うまく交わせたよ。譲り合いの精神って見ていて気持ちいいネ！

　びっくり！　岡山弁であいさつしてくれるATMが、岡山県内のコンビニやスーパーマーケットに登場しているそうだ。県内の“共通語”だけでなく、備前、備中、美作の３エリアごとの方言も使い分け、音声案内を親しみやすくしているそうだ。ちなみに備前は岡山市や玉野市、備中は倉敷市や笠岡市、美作は津山市や美作市などである。
　取引の前後に流れる「いらっしゃいませ」は「おいでんせー」。「ありがとうございました。またお越しください」を方言に変えたら県内共通の「ありがとーなー」に続き、備前なら「よーこられたなー。またこられー」。備中が「よーきてじゃったなー、またきんせー」。美作は「よーきんちゃったなー、またきんちゃいなー」と流れるそうだ。私たちは聞きなれているから驚かないが、他県の人はびっくりするだろうなあ！
　ATM運営会社のイーネット（東京）が、コンビニのファミリーマートや食品スーパーのハローズに設置する約130台で５月に始めた。県内では中国銀行（岡山市）が、イーネットと協力して使用する言葉を考案。方言に詳しい岡山大学術研究院准教授の監修を受けているとか。
　イーネットは全国で同様のサービスを展開しており、岡山県は12府県目だとか。京都の方言なんか、まったりして気分が癒されるかもしれないが、大阪弁なんか威勢が良すぎるかも…。お堅い銀行にこんな遊び心のあるコーナーがあると、ホッと一瞬でも心が和むかもしれないね。

　当地は岡山県といっても端っこで、電車で２つ目の駅がもう兵庫県である。兵庫県にも中国銀行の支店はあるが、方言でのあいさつが聞けるだろうか。最近は外出しないし、支払いはすべて口座引き落しだから財布の中に現金は不要だ。でも渋沢栄一さんたちの顔も拝みたいし、こんど親友が来たらATMへ連れて行ってもらおうかな。