春を呼ぶひな祭り! あちこちから「ひな祭り」のイベント情報が聞こえてくる。わが備前市でも28日から「備前片上ひなめぐり」が始まる。
「備前片上ひなめぐり」とは備前市片上商店街周辺で行われるひな祭りのイベントで、今年で25回目となる。詳細はこちらでどうぞ! 写真がいっぱいあります。
商店街の店舗では、それぞれ趣向を凝らしたお雛様が飾られる。圧巻は宇佐八幡宮の石段62段にずらっと並んだお雛さま。緋毛氈を石段に敷き詰め、その上にお内裏様・三人官女・五人囃子がびっしり! 驚くことに、毎朝地元の方が飾りつけ、夕方に片づけているとか。
珍しいのは一番上に御殿がある。この御殿は平安時代に天皇が居住していた宮殿を模しているという。御殿飾りと呼ばれるこのタイプの雛飾りは、明治・大正期に西日本で流行したスタイルで、昭和中期に復活したものの現在はほとんど販売されていないとか。
また道路に毛氈が敷かれ、ずらりと行列で並ぶお雛さまたち。「おひなの花道」は3月1日・2日のみ、時間は10:00~16:00までである。天気予報では2日と3日はお天気が良くないらしい。どうか晴れますように!
私は2018年2月末、18回目のときに赤穂の友人と2人でひな巡りをした。友人は9時台の赤穂発の電車に乗るというから、「1両目の前方に乗ってネ」と約束。私は当地の最寄り駅から乗って合流、備前へと向かった。
あの頃は2人とも元気だったから、宇佐八幡宮の石段の上に飾られたお雛さまを見ながら石段を上った。上についておみくじを引いたが、何が出たかは忘れた。神社内を散策した後、また石段を下りて今度は商店街のお雛さまに会いに行った。あの日は娘の気分に戻ったようで、ワクワク楽しかったことを思い出す。
しかし「好事魔多し」とはよく言ったものだ。翌2019年2月の立春の日、私は大腿骨骨折で手術、100日近く入院した。彼女の家は病院に近かったから、週に一度はおやつ持参で来てくれた。
元気だったころは彼女はマイ自転車で、私は貸自転車でスイミングへ。終わったら美味しいランチの店へと走り回ったものである。退院後はスイミングへは行けなくなったので、週に1~2回、彼女とランチを一緒にした。あの頃が一番楽しかったなあ!
だが翌2020年2月、しばらく彼女から電話もメールもないので家に電話したらご主人が出てこられ、2月末に亡くなったと。いわゆるヒートショックでお風呂の中に沈んでいたとか。穏やかな人で、大事な友だったのに、別れの言葉も交わさずあっけなく逝かれて、そのショックからなかなか立ち直れなかった。今でもこのお雛の時期になると彼女を思い出す。
2月といえば冬が終わり、春の気配を感じ心弾ませる頃なのに、私には「2月は鬼門」だと、ひしひしと感じている。
これも雨の少ない瀬戸内だからこそできる行事ですね。
私はツアーで三陽道を通る度にとにかくため池の多さに驚きました。
雨の少ない瀬戸内では天からの恵みは大切にしないとね。
1度は見たいと思いながらこのまま「夢」で終わりそうです。
楽しみも苦しみも思い出に2月は去って行きます。
オールドレデイさんの復活であれから又5年
ブログでお喋り出来る喜びを噛み締めています
少々足腰弱っても「口だけ達者」お頭も達者」で時には憎まれ口もたたいて晩年楽しく過ごしましょう
宜しくです。
石段は手すりで2つに分かれており、半分をお雛さま、もう半分を参拝者が上り下りします。ちょっと窮屈ですが…
昔は山陽本線に乗ると塩田がたくさんあり、塩の製造がさかんでした。子どもの頃、まだ蒸気機関車が走っていたころ窓からよく見ました。
この時期、岡山県児島の塩田王・野崎邸宅ではお雛さまが公開されます。下記URLをコピーすれば見られますよ。
https://www.okayama-kanko.jp/okatabi/846/page
最近は全国各地で珍しいお雛さまが見られるようですね。元気ならばひな巡りをしてみたいです。
赤穂の友人が存命なら行っただろうと思います。彼女とはバラ園や桜、梅などあちこちよく行きました。2人とも車に乗れないので電車やバスの旅も楽しかったです。
足腰はガタガタですが口は達者で、食べるのもおしゃべりも人並み以上です。