野球中継は見なくなったが、試合結果や気になる選手の情報は、新聞のスポーツ面などで一応のことは知っている。目下、興味のあるのはパ・リーグで、セ・リーグにはまったく興味がいない。そのパ・リーグで気になる選手は、楽天の田中、西武の菊池、日本ハムの大谷である。みんな孫くらいの年齢の子たちだが、若い人たちの活躍を見るのは楽しい。
今年7年目の楽天の田中将大、すばらしいね。【田中将大投手が9日の日本ハム戦で、今季2度目の完封勝利。連続イニング無失点記録を40に伸ばし、パ・リーグでは稲尾和久を抜き4位に浮上した。これで開幕からの連勝を12に伸ばし、2年越しの16連勝をマーク。開幕から無傷の12連勝はプロ野球史上9人目。通算勝率・713は、1000投球回以上で歴代1位に相当し、ダルビッシュの・710をも上回る。】という成績に、“大したものだなあ”と感心することしきり。野村監督が「マー君、神の子、不思議な子」と称したのは昔のこと、今や「マー君」などと気軽には呼べないような、押しも押されぬプロ野球界の大スターである。次の目標はメジャーだろうね。でも、優秀な選手が次々と海外に行ってしまうのは寂しくもある。
注目の新人、大谷翔平は二刀流で話題になっている。成績は、今のところまずまずというところか。が、18歳の初々しい笑顔が可愛いし、どことなく華がある。ダルビッシュのあとのスター選手候補だから、マスコミの取り上げ方も尋常ではないが、実績が伴わなければマスコミはすぐに背を向けるから怖いよ。
10日の楽天戦で、プロ初本塁打を放ったと紙面をにぎわしたが、11日には、試合前の練習中にフリー打撃の打球が右こめかみ付近を直撃、精密検査の結果「右頬骨不全骨折」と診断されたという。オールスター戦出場が危ぶまれているそうだが、ファンは元気な姿を見たいだろうね。
そして、今年4年目の西武の菊池雄星。昨季までの勝ち星は通算で8勝だったが、今季は7月5日に9勝目を上げ、初の2ケタ勝利にあと1つとなった。ここまで15試合に先発して9勝3敗、防御率は1.58と田中に次ぐリーグ2位。しかし、被打率は田中を上回る1割8分7厘で、セ・リーグにも規定投球回以上で被打率1割台はおらず、菊池が今季最も打ちにくい投手になっているという。
専門的なことはよく分からないが、今季の菊池はすばらしいということだろう。初のオールスター出場に、マスコミに感想を聞かれると「オールスターはテレビで見るものだと思っていたので、すごくびっくりした。」と。この成績なら当然だよね。
人の運命というものは分からないものである。甲子園でライバルだった田中と斎藤、2人の運命は高校卒業と同時に大きく分かれてしまった。が、もし斎藤が大学へ進学せずにプロ入りしていたら、田中の同じようにスター選手になれたかというと、それは分からない。早稲田の三羽烏と言われた斉藤、大石、福井、3人とも現在は二軍暮らしであり。高校からプロ入りするか、大学へ進学するか、どちらがいいのだろうね。
また、菊池と大谷、2人ともメジャー行きを切望しながら、最終的には日本のプロ野球を選択した。菊池は4年目にしてようやく陽の目を見ることができたが、これがメジャーへ行ってこのザマだったら、彼の人生はどうなっていただろう。大谷はプロ入り後すぐに二刀流で注目され、まずまずの成績をあげているが、彼だってメジャーに行って成功したかどうかは、これまた分からない。
自分の体だけが資本の厳しい世界だが、努力と根性でそれぞれの運命を切り開いて、更なる活躍を期待したい
菊池君はつぶされたか・・と思っていたら急に発奮。
大卒なら焦ったでしょうが、今から働けば充分ですね。
プロ野球の世界では、引退後大学に入り勉強するもよし
若い体力がなによりの資本ですからね。彼ら楽しみです。
マー君は、松坂やダルビッシュのようにメジャーでの力を試してみたいでしょう。
菊池は引退後のために通信教育を受けているとか。
最近はプロ野球選手でも資格をとれば高校野球の指導者になれるそうですが、やはり一応名が知られた選手でなければダメでしょうね。
みんな生き延びてゆくのは大変みたいですね。