韓国・釜山市の射撃場で起きた火災の出火場所は、休憩室ではなく射撃台付近の可能性が高いという。しかし、爆発を起こした物質や可燃性ガスなどは検出されておらず、原因究明にはまだまだ時間がかかりそうである。
日本人7人のご遺体は、今日、家族と共に帰国する予定だという。被害に遭われた人たちのうち9人は同窓生で、9年前から毎年少しずつ資金を積み立て、2、3年に1回の旅行を楽しんでいたという。釜山旅行は初めての団体海外旅行だったそうで、それがこんな結果になろうとは…。36歳、37歳といえば働き盛り、おそらく子ども達も小・中学生くらいか、まだまだ父親の必要な年頃だろうと思うと、残された家族をお気の毒に思う。
韓国政府が補償問題について言及しているようだ。失った命は戻らないが、せめて金銭的な面だけでも十分なケアがなされることを期待したい。こういった場合、旅行につきものの損害保険に加入していれば、死亡・負傷時にはそれ相当の保険金が支給される。「一寸先は闇」、何が起きるか分からない昨今、「備えあれば憂いなし」だ。私は日帰り旅行以外はお守りの一種と考えて、任意の損保に必ず加入することにしている。が、強制ならともかく任意となると加入する人は意外と少ないようである。
射撃のように日本でできないことを体験するのが海外旅行の楽しみか、ハワイや韓国、フィリピンなどの射撃場でも日本人客が多いという。韓国ではソウルに少なくとも3ヵ所、釜山には4ヵ所、済州島に1ヵ所あるという。事故が起きたガナダラ射撃場は5階建てビルの2階にあるそうだが、2階というのは火事が起きても外に飛び降りられる高さだという。が、室内は銃声が外に漏れるのを防ぐために鉄板と分厚い木材で覆われていて、火災が起きても外に煙が抜けることもなかったという。さらに国際市場周辺の道路は狭く、消防車が近くまで行けず消火に手間取ったともいわれている。こういう繁華街のビルの中に、密室に等しい射撃場を作るというのは、常識的には考えられないことである。
ガナダラ射撃場のサイトを見ると、火災発生以前の室内の写真があった。
しかし、昨日公開された火災現場の写真では見るも無残に破壊されており、まったく原型をとどめていない。
この射撃場へ行くには、ビルの階段かエレベーターで2階に上がる。入口のドアは、通常、防犯のためにロックされており、ドアの横にあるインターフォンを押すと、フロントのスタッフがドアを開けてくれるそうだ。ということは、中からの開け方を知らない客は何が起きてもすぐには出られないということになる。
中に入ると、日本語の上手なスタッフが奥へ案内してくれ、備えられている銃器の中から自分にあった銃器を選んでくれる。いよいよ実射体験である。「射撃場」と書かれたドアを開けると、写真のような射撃台があり、実際に撃つまでは、スタッフが丁寧に順序よく方法を教えてくれるそうである。また、当たった的は終了後にスタッフが採点してくれ、高得点が出た方には景品も用意されているとかで、日本人のリピーターも多いという。
一度体験した人は分かるだろうが、確かにスカッとして気持ちいい。というのも、私も2007年7月に済州島に行ったとき体験したのである。済州島2日目に訪れた「大侑ランド」は、24時間楽しめる狩猟、クレー、ピストル、ライフル射撃およびATV等が体験できる広大な総合スポーツタウンで、昼食に“キジのしゃぶしゃぶ”が用意されていた。
昼食をすませて、ショッピングセンターをブラブラしていると射撃のポスターが目に付いた。12発で4800円、“冥土の土産”にと挑戦することにして、園内の小道を歩いてゆくと大きな平屋の建物があった。玄関を入ると正面に受付カウンターがあり、広いフロアは待合室も兼ねている。受付で代金を支払い、パスポートを提示したかどうかは覚えていないのだが、手続きはそれだけで、順番が来ると通路を案内され射撃台へ。1人ずつ係員がそばに来て撃ち方を教えてくれる。耳にヘッドホンをあて、教えられたとおり引き金を引いたら、音と衝撃がすごかった。以前、撃ったときの反動で銃が大きく上に向くと聞いたことがあったので、的の少し下を狙って打ったら、12発中、的をそれたのは最初の1発だけ。さすがに中心は無理だが、そこそこいいところに当たった。終ると的の用紙が渡され受付に持って行くと採点してくれる。私は120点満点の81点、初めてにしては上出来だとか。
ここはガナダラ射撃場のようにきれいでもなく、待合室も立派ではない。また、銃器が選べるわけでもなく、ただ単に銃を渡され、簡単に打ち方を教えてくれるだけだ。しかし、ガナダラ射撃場のように密室ではないし、それに、射撃場にいる時間はほんの10分足らずだから危険という意識はまったく持たなかった。これまで射撃の事故といえば銃の暴発か誤射くらいしか思い至らなかったが、実弾の危険性を考えれば、たった1秒の間でも今回のような火災に遭遇する危険性は大いにあったのだと思うとゾッとした。
日本人7人のご遺体は、今日、家族と共に帰国する予定だという。被害に遭われた人たちのうち9人は同窓生で、9年前から毎年少しずつ資金を積み立て、2、3年に1回の旅行を楽しんでいたという。釜山旅行は初めての団体海外旅行だったそうで、それがこんな結果になろうとは…。36歳、37歳といえば働き盛り、おそらく子ども達も小・中学生くらいか、まだまだ父親の必要な年頃だろうと思うと、残された家族をお気の毒に思う。
韓国政府が補償問題について言及しているようだ。失った命は戻らないが、せめて金銭的な面だけでも十分なケアがなされることを期待したい。こういった場合、旅行につきものの損害保険に加入していれば、死亡・負傷時にはそれ相当の保険金が支給される。「一寸先は闇」、何が起きるか分からない昨今、「備えあれば憂いなし」だ。私は日帰り旅行以外はお守りの一種と考えて、任意の損保に必ず加入することにしている。が、強制ならともかく任意となると加入する人は意外と少ないようである。
射撃のように日本でできないことを体験するのが海外旅行の楽しみか、ハワイや韓国、フィリピンなどの射撃場でも日本人客が多いという。韓国ではソウルに少なくとも3ヵ所、釜山には4ヵ所、済州島に1ヵ所あるという。事故が起きたガナダラ射撃場は5階建てビルの2階にあるそうだが、2階というのは火事が起きても外に飛び降りられる高さだという。が、室内は銃声が外に漏れるのを防ぐために鉄板と分厚い木材で覆われていて、火災が起きても外に煙が抜けることもなかったという。さらに国際市場周辺の道路は狭く、消防車が近くまで行けず消火に手間取ったともいわれている。こういう繁華街のビルの中に、密室に等しい射撃場を作るというのは、常識的には考えられないことである。
ガナダラ射撃場のサイトを見ると、火災発生以前の室内の写真があった。
しかし、昨日公開された火災現場の写真では見るも無残に破壊されており、まったく原型をとどめていない。
この射撃場へ行くには、ビルの階段かエレベーターで2階に上がる。入口のドアは、通常、防犯のためにロックされており、ドアの横にあるインターフォンを押すと、フロントのスタッフがドアを開けてくれるそうだ。ということは、中からの開け方を知らない客は何が起きてもすぐには出られないということになる。
中に入ると、日本語の上手なスタッフが奥へ案内してくれ、備えられている銃器の中から自分にあった銃器を選んでくれる。いよいよ実射体験である。「射撃場」と書かれたドアを開けると、写真のような射撃台があり、実際に撃つまでは、スタッフが丁寧に順序よく方法を教えてくれるそうである。また、当たった的は終了後にスタッフが採点してくれ、高得点が出た方には景品も用意されているとかで、日本人のリピーターも多いという。
一度体験した人は分かるだろうが、確かにスカッとして気持ちいい。というのも、私も2007年7月に済州島に行ったとき体験したのである。済州島2日目に訪れた「大侑ランド」は、24時間楽しめる狩猟、クレー、ピストル、ライフル射撃およびATV等が体験できる広大な総合スポーツタウンで、昼食に“キジのしゃぶしゃぶ”が用意されていた。
昼食をすませて、ショッピングセンターをブラブラしていると射撃のポスターが目に付いた。12発で4800円、“冥土の土産”にと挑戦することにして、園内の小道を歩いてゆくと大きな平屋の建物があった。玄関を入ると正面に受付カウンターがあり、広いフロアは待合室も兼ねている。受付で代金を支払い、パスポートを提示したかどうかは覚えていないのだが、手続きはそれだけで、順番が来ると通路を案内され射撃台へ。1人ずつ係員がそばに来て撃ち方を教えてくれる。耳にヘッドホンをあて、教えられたとおり引き金を引いたら、音と衝撃がすごかった。以前、撃ったときの反動で銃が大きく上に向くと聞いたことがあったので、的の少し下を狙って打ったら、12発中、的をそれたのは最初の1発だけ。さすがに中心は無理だが、そこそこいいところに当たった。終ると的の用紙が渡され受付に持って行くと採点してくれる。私は120点満点の81点、初めてにしては上出来だとか。
ここはガナダラ射撃場のようにきれいでもなく、待合室も立派ではない。また、銃器が選べるわけでもなく、ただ単に銃を渡され、簡単に打ち方を教えてくれるだけだ。しかし、ガナダラ射撃場のように密室ではないし、それに、射撃場にいる時間はほんの10分足らずだから危険という意識はまったく持たなかった。これまで射撃の事故といえば銃の暴発か誤射くらいしか思い至らなかったが、実弾の危険性を考えれば、たった1秒の間でも今回のような火災に遭遇する危険性は大いにあったのだと思うとゾッとした。
射撃と乗馬、どちらも一度っきりの体験はしました。
意外と的に当たって、自分でも驚きましたよ。
もっと若いときだったらきっとハマったかも…。でも日本ではクレー射撃以外は無理ですね。しょせん、お金持ちの遊びです。
好奇心が仇となりました。お気の毒ですが、不運というよりほかありませんね。
これで当分は日本人観光客の足も遠のくでしょうね。
射撃という闘争は本能の中に組み込まれているのでしょうね。
火薬というのはいつ、引火、発火するか分らない危険物なのですね。
射撃の才能、お有りのようで、連れと一緒に弾痕を覗き込んでしまいました。
火薬を使用するって怖いですね。引火すると爆発するのでしょう?
モデルガンの話はよく聞きますが、マニアは意外に多いようですね。
子どもの精巧なおもちゃのピストルはプラスチックの玉を打つことができます。これでも当たると怪我をしますから危ないですね。
実射体験しておもしろくてリピーターになる人も多いとか、こんな遊びを商売にすることに疑問を感じます。
総て弾の飛ばない造りのものでしたが、オートマチックなどは弾に火薬を詰めてトリガーを引きっぱなしにすると連続発火して薬きょうが排出されるもので見た目に本物と同じです。
火薬を使った後の手入れが悪く、錆びて直ぐまともに稼動しなくなりましたが、さすがに家の外へ持って出るのははばかられました。
グアムとかサイパンには何度か行きましたが、本物は撃ったことがありませんね。