22日、鳩山由紀夫元首相は日本外国特派員協会で記者会見し、安倍晋三首相が夏に出す戦後70年談話に関して「『植民地支配』『侵略戦争』という言葉を用いて、しっかりとおわびする気持ちを込めるべきだ」と述べた。「これらの言葉が隠されてしまうと大きな問題になる。明確な言葉を使いたくないのであれば、70年談話は出さない方がいい」とも語ったという。
なぜ、元首相というだけでしゃしゃり出て、政府の姿勢とは正反対のことを外国で発言したり、現政権のことを批判するのか。引退したらもう「ただの人」だろうに、諸外国の元大統領や元首相もこうなのだろうか。まったくもって不愉快な人だ。
先日、ジャカルタで開かれた60周年記念首脳会議での安倍首相の演説について、第2次大戦に対する「反省」を表明したものの、「謝罪」などに言及しなかったことを韓国は批判した。が、いつもなら批判するはずの中国は、なぜか何も語らなかった。
ネットでのにわか仕込みで詳しいことはよく分からないが、中国や韓国がこうも執拗に過去の歴史認識にこだわるのは、何らかの思惑があるのだろう。が、日本は20世紀前半の戦争によって損害を与えた国々および人々に対する戦争賠償・補償については、日本と各国との間で条約・協定等が締結、履行したことで国際法上既に決着している。戦後70年、もういい加減に終わりにし、未来へ力点を置くことはできないものか。
日本は、韓国に対しては戦時中に朝鮮半島に残した資産53億ドルを放棄、8億ドルもの巨額の賠償を行っており、日韓基本条約には、「戦後処理は完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」(協定第二条1)とある。また、日本からのODAは3兆円を超えるとも言われている。
また中国は、1972年の日中共同声明で、「日本への戦争賠償請求権を放棄する」旨を共同声明に明記した。しかし、実質の賠償といわれるODAが開始され、対中円借款は20年余りで累計3兆3千憶円、2007年までに、無償援助・技術協力合わせて約6兆円のODAを中国に与えているという。中国も韓国も、日本にいいがかりをつければ金になると思っているらしく、執拗に圧力をかけてくる。が、日本はもう十分に戦争責任は果たしており、いつまでもたかられてはたまらない。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉のように、戦争というものは勝った側のみ有利で、負けた側は半世紀どころか未来永劫にわたって謝罪と補償を要求される。まったく理不尽というほかない。日本はサンフランシスコ条約の第19条により、戦争によって生じた問題に関して「全ての請求権を放棄」した。そのため、原爆被害の補償を求めることはできないのだ。国際平和のため条約を忠実に守っているのは日本だけか。中国や韓国のようなしたたかな国との付き合いには、安倍首相のように時には強気に出ることも必要だろう。
漫画家小林よりのり氏のブログ『安倍首相の「おわび」なき「反省」について』が小気味よい。
ただ私メは戦争、世界平和等の発言には、世界中の指導者の思惑や裏に潜む悪意をかんじてしまいます。誠意や正義が普通一般に通じない外交関係の複雑さ!もううんざりですね。
このところの中国はいまやアジアの主導権をにぎりつつあります。強いものが正義となるのが世の常ならば、日本の立場は弱くなりはしないかと…。
日本が中・韓に対してはっきりと物申すことができるのは、戦後70年の今ではないかと…。
だが、自国有利の駆引きや思惑が優先する外交、一国のリーダーはよほどしたたかでなければ務まりませんね。今年が大きな転換期になるように思います
中国・韓国は今後もひつこく言い募るでしょうが完全に無視していかねば・・。
中国は今は思惑があって控えめにしてるけど
まだまだ「反日」を利用する場面も来るでしょうね。
押してもダメなら退いてみな!
これまでの日本は中・韓に対して及び腰で、言いなりだったように思います。安倍首相の強気を懸念する人も少なくありませんが、私は支持します。
いくら反日姿勢を取っても中・韓両国に取って日本は無視できないはずです。この際、日本の立場をはっきりさせたほうがいい。靖国参拝だって文句を言われる筋合いではないはず、中国に遠慮することはありません。桜井よしこさんの発言が頼もしく思えます。