昨日以来すっかり代官山にはまってしまった私。いいところだとは一昨年から話にはきいたものの、はじめて駅で降りたときは坂が多くよく分からない状態でした。しかし昨日の蔦屋書店から一転。ものすごく面白そうなところだと思いました。なんというか、解放された遊び空間が坂や森の中に広がっているという感じなのです。
そして通ってしまいました。今日は代官山で面白そうな個展をやっていると知ったので、でかけてきました。その前に内容から。
ある物体があるとします。その物体が生物たらしめている基準はなんでしょう?
息をする、心臓が動いている、確かにそうかもしれません。しかし、それは、見た目だけの判断ではないですね。動きを伴ったものです。では見た目だけという面ではどうでしょう?
平面、曲面、どちらで構成されている度合いが強いでしょう?
その問いの解答といえそうなものが展示されていたりします。いわゆる、生き物らしいもの、として。
鉛筆があります。鉛筆を鉛筆たらしめている基準はなんでしょう?
真ん中に黒い芯が入っていて、削ったら字や絵を書くことができる、という答えが返ってきそうです。ではその鉛筆は、かならずまっすぐでなければならないのでしょうか?
その問いの解答といえそうなものが展示されています。
あなたはバスの中で線を引こうとされたことがありますか?そのとき線はどのようになるでしょう?
その問いの解答といえそうなものも展示されています。
あるものをそのもの足らしめている要素を浮き彫りにするために、そのものにちょっとひとひねりくわえたようなものが、小さいながらも心地よく展示してあった上に、とても丁寧に解説していただき、楽しいひとときを過ごすことができました。実際に触ることができたので実感もわきました。温かみのある作品ばかりだったし。開催者の方は首都圏の大学でデザインをばれている学生さんです。山中俊治先生という大学の先生のtwitterが非常に面白そうなのでフォローしていたところ、学生さんの個展があるということを知り、ビンときたので足を運びました。ちょっとどきどきしましたが、勇気を出して行ってよかったです。おかげで頭が思いっきりやわらかくなれそうな気が!デザインといっても多角的な視野でとらえたらこんなに面白くとらえることができるんだな、と。期間は1月12日(木)までです。
その後家に帰ってピアノ。昨日参考になりそうなCDを見つけ、フーガ、このように弾きたいというのは見えてきつつあります。しかし指のほうはさっぱりです。明日レッスン、さあどうしましょう。せめてプレリュードだけはしっかり固めておきましょう。