先週末、朝のクラシック番組で放送されていた、ジョン・リル演奏のベートーヴェンソナタを聴き、久しぶりにベートーヴェンが聴きたくなりました。(ジョン・リルはこの番組で初めて知ったのですが、丁寧で説得力のある演奏をしていると思いました。)そしてブレンデルの演奏した後期ソナタを集めたCDを聴きました。入っていた曲は、27番から32番までの全曲。本当に素晴らしいです。心に染み入ります。祈りが感じられます。特に今回は28番全曲と、29番の第3楽章にあらたに心惹かれました。(もちろん他の曲も大好きです。むしろ、今までは、他の曲に心奪われていたのですが)28番は今まで意識していなかったのですが、本当にいい曲ですね。29番ことハンマークラヴィアの第3楽章、初めて聴いたときはとにかく長ったらしくて退屈な曲という印象しかなかったのに、今回はゆっくりの中での濃厚さとやさしさが貴重に感じられました。これはまたじっくりと聴いてみなくては。
古典派からは最近離れているのですが、懐かしさを感じます。そしてこの時期になるとベートーヴェンのソナタを聴きたくなります。また弾く機会がやってきますように。