いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

昨日はコンスタンチン・リフシッツ氏の演奏会に

2013年02月07日 | ピアノ・音楽

 コンスタンチン・リフシッツ氏のベートーヴェン後期ソナタ3曲という濃い濃い演奏会に行ってきたのだった。

 重量級の演奏会だった。演奏技術も見事だったのだが、なんといっても人間味のあふれた演奏だった。バッハ演奏にも定評のある彼、解釈もとことん研究尽くされ考え抜かれたもののような気がした。彼の味が前面にでていて、賛否両論あるだろうと思う。私はこの曲をこのようにとらえました、なのでこのように伝えます、という想いがダイレクトに伝わってきた。ステージの上の演奏家、というよりも、人間リフシッツと人間ベートーヴェンとの出逢いと関わりを私たちに伝えてくれているような。

 演奏することは、曲だけではなく、その曲を作った作曲家と関わることでもあるのだなあと思った。 

 私はそのような思いをもって今の曲を演奏しているだろうか。

 一昨日のレッスンではひとまず練習の成果はでたものになっていたが、こう弾くべきという技術だけで精一杯でそれどころではなくて。音楽が流れのあるものにするためには、自分ではこう思えなくてもこう弾いたほうがそのように聴こえる、ということもあるのだと感じた。自分で聴いてこうありたいという音と、自分が客席にいるのだとしてこうありたいという音と、できる限り一致したいものだが。

 


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1 コメント

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Unknown (のここ)
2013-02-08 03:39:17
う~ん、私にしては感想文が軽量。とてもよくて忘れられない演奏会だったのですが。
言葉を増やせば増やすほど、書きたいことが書けていないような気がしたのです。内容が空疎で密度が薄くなっていくような気がして。
しかし、また思いだしたり、思いついたりするかもしれません。そのときにはまた書きます。
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