こ~んばん~わ
ついにAKB48のメンバー数を抜いたSKE48
AKB48グループ内で“地殻変動”が起こっている。SKE48は1日、名古屋市内で行われた15周年記念コンサートで、新加入の12期生11人のお披露目を行った。これでメンバー数は65人となりAKB48(62人)を抜いて48グループ最多となった。48グループの歴史の中でAKB48以外の姉妹グループがメンバー数最多となるのは史上初。その背景を追った――。
「未来がすごく明るく感じました。これから一緒に活動していきたいと思いますのでよろしくお願いします」
劇場支配人兼キャプテンの斉藤真木子が初パフォーマンスを披露した12期生にエールを送ると、約3000人のファンから大歓声が送られた。今月5日で15周年を迎えるSKE48だが、11人の新メンバーが加わったことで48グループトップの大所帯となった。
この日、都内のAKB48劇場で浅井七海が卒業を発表したことでAKBで今年、卒業を発表したメンバーは30人に到達。これはSKE(6人)、NMB(6人)、HKT(9人)、NGT(4人)、STU(4人)を大きく上回っている。AKBで卒業者が続出していることがSKEとのメンバー数逆転の大きな要因だが、他にもSKEが昨年から行っている新公演プロジェクトの成功も関係していると見られる。
SKEは昨年5月からチームSが「愛を君に、愛を僕に」公演、昨年12月からチームKⅡが「時間がない」公演、今年7月からチームEが「声出していこーぜ!!!」公演をスタート。チームEの新公演初日にはSKE48が2019年に現在の運営会社(株式会社ゼスト)に移ってから最多となる約8200人もの観覧応募を記録するなど、“新公演効果”で名古屋・栄にあるSKE48劇場の観覧応募数や劇場公演の配信契約数は増加した。
新公演立ち上げには楽曲や衣装、振り付け、照明、レコーディング、ミュージックビデオ制作など数千万円もの費用が必要といわれており、SKEの新公演もそれぞれ5000万円前後のコストがかかっている。だが、チームS、チームKⅡの新公演はすでに制作費用を回収。チームE公演も8月にゼストの自社レーベルから発売された公演アルバムのセールスが約1万5000枚を記録。公演アルバムだけですでに5000万円近い金額を売り上げており、チームE公演の制作費も初日から3か月足らずで大半を回収している。
劇場公演は収益面でもSKEの大きな基軸になっており、今後も力を入れていく方針。「新公演のベースが16人のフォーメーションなのでどうしてもメンバーの数は必要になってきます。65人のメンバーを預かることができるのもメンバーとファンの皆さんとの絆があるから。それをさらに深めていきたいです」とゼスト関係者は語っており今後もメンバー数はある程度、維持されていきそう。
「AKBより(メンバーを)多くしようと思ったことは全くないんですが気づいたらたくさん仲間が増えました。SKE48は変わらずチーム制を続けていく方針で、新公演もいただいたので、研究生のバックアップも踏まえつつ、チームがあって、そしてグループがあってということを強みに頑張っていきたいと思います」(斉藤)と新公演というストロングポイントを生かしていくつもりだ。
一方、AKBは1日に卒業公演が行われた吉田華恋をはじめ今月中に4人の卒業が予定されており、他にも浅井、茂木忍、本田仁美が卒業予定。また、05年の結成以来続けてきたチーム制を廃止し、正規メンバーと研究生での新体制で臨むことになっているが、どのような形になるのか不透明な部分も多い。20~22日に行われる武道館コンサートで今後の方向性について何らかの発表があるのか注目される。
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