みなさま、こんにちは(^ω^)
台風の10月、穏やかな11月、いかがお過ごしでしたか。
ノイバラは短歌の歌会、勉強会と
母の病院付き添いなどをしつつ、
鎌倉、犬山、常滑を訪れ、
久しぶりに落語を聞き、
絵画を見て過ごしました。
その間に見た映画4本。
月イチ歌舞伎「幽玄」。
坂東玉三郎と太鼓芸能集団「鼓童」のコラボ。
橋本MOVIXでやっている月イチ歌舞伎、
玉三郎の出ている回はなるべく見ようと、
特別鑑賞ムビチケカード3枚セット(5,400円)
を買いました。1回2100円なので、お得です。
「幽玄」では能の代表的演目「羽衣」「道成寺」「石橋」を題材に、
力強い太鼓の音を融合させて、日本の美を描きます。
玉三郎は舞台の主演・演出に加え、
映像編集・監修をつとめ、
新たな世界を作り出しています。
素晴らしかった~。さすがだわ~。
月イチ歌舞伎「ヤマトタケル」。
「古事記」を題材に哲学者、梅原猛が
三代目市川猿之助(現 猿翁)のために書き下ろした、
日本神話のヤマトタケルの波瀾に満ちた半生。
初演は昭和61(1986)年、
猿之助(現 猿翁)自身の演出によります。
来夏には「スーパー歌舞伎Ⅱヤマトタケル」も上演されるそうです。
市川猿之助演ずるタケルが熊襲征伐のため、
大和の女に扮するシーン。
し、しかし・・「美しい」と言われても、
私にはがっちりした中年男性にしか見えず
かなりの想像力が必要となりました。
コメディでもあったのか?(違)
(ファンの方ごめんなさい)
次に注目されるのは何と言っても
香川照之こと市川中車と初舞台の市川團子親子でしょう。
中車がタケルの父(景行天皇)、團子が子(のちの仲哀天皇)として出演しています。
父に命じられ、南へ北へと休む間もなく
闘いに明け暮れるタケル。
最期は大和を望む鈴鹿峠のふもと能褒野で
「やまとしうるはし」と亡くなります。
白鳥となって大和へ帰るタケル。
華麗かつ感動的な舞台に最後は泣きました(´;ω;`)
素晴らしかった~。
(歌舞伎はよくわからないので、ほめる語彙が少なくなる)
「真実」。
是枝裕和監督作品。ということで見に行きました。
カトリーヌ・ドヌーブ演ずる女優とその娘が
家族の絆をとりもどすまでの葛藤が描かれています。
「万引き家族」の密度と比べると
映像はきれいだけど物足りなさを感じました。、
ドヌーブファンは彼女を見ているだけで満足でしょう、
ドヌーブのドヌーブによるドヌーブのための映画です。
娘役のジュリエット・ビノシュ、よかったです。
「永遠の門」
何度も映画化されたゴッホの映画。
死後出版された書簡をベースに、
新たに発見されたデッサンのことも折れ込まれ、
最期は「自殺ではなかった」という衝撃のラスト。
アルルでは戸外での制作に打ち込むゴッホ。
ゴッホ役のウィレム・デフォーは
第75回ヴェネチア国際映画祭で男優賞を受賞、
他の賞にもノミネートされています。
今まで怪しい悪役として見ることが多かったですが、
まさにこの狂気を孕んだゴッホは、はまり役でした。
テオとフィンセント。アルルの病院で。
ゴーギャンと「黄色い家」でジヌー夫人を描く。
有名な「耳切事件」。
自殺ではなかったというのは、銃弾の入る角度が
自分で撃ったにしては不自然ということらしいのですが、
確定的な証拠はないようです。
「私は銃を持ったことはない」というゴッホの
医師への最期の言葉は映画の中だけのものでしょうか。
すべては謎ですが、
私には事故死であった方が
与えられた境遇と闘いぬいた彼の最期として
ふさわしいものと思えました。
台風の10月、穏やかな11月、いかがお過ごしでしたか。
ノイバラは短歌の歌会、勉強会と
母の病院付き添いなどをしつつ、
鎌倉、犬山、常滑を訪れ、
久しぶりに落語を聞き、
絵画を見て過ごしました。
その間に見た映画4本。
月イチ歌舞伎「幽玄」。
坂東玉三郎と太鼓芸能集団「鼓童」のコラボ。
橋本MOVIXでやっている月イチ歌舞伎、
玉三郎の出ている回はなるべく見ようと、
特別鑑賞ムビチケカード3枚セット(5,400円)
を買いました。1回2100円なので、お得です。
「幽玄」では能の代表的演目「羽衣」「道成寺」「石橋」を題材に、
力強い太鼓の音を融合させて、日本の美を描きます。
玉三郎は舞台の主演・演出に加え、
映像編集・監修をつとめ、
新たな世界を作り出しています。
素晴らしかった~。さすがだわ~。
月イチ歌舞伎「ヤマトタケル」。
「古事記」を題材に哲学者、梅原猛が
三代目市川猿之助(現 猿翁)のために書き下ろした、
日本神話のヤマトタケルの波瀾に満ちた半生。
初演は昭和61(1986)年、
猿之助(現 猿翁)自身の演出によります。
来夏には「スーパー歌舞伎Ⅱヤマトタケル」も上演されるそうです。
市川猿之助演ずるタケルが熊襲征伐のため、
大和の女に扮するシーン。
し、しかし・・「美しい」と言われても、
私にはがっちりした中年男性にしか見えず
かなりの想像力が必要となりました。
コメディでもあったのか?(違)
(ファンの方ごめんなさい
次に注目されるのは何と言っても
香川照之こと市川中車と初舞台の市川團子親子でしょう。
中車がタケルの父(景行天皇)、團子が子(のちの仲哀天皇)として出演しています。
父に命じられ、南へ北へと休む間もなく
闘いに明け暮れるタケル。
最期は大和を望む鈴鹿峠のふもと能褒野で
「やまとしうるはし」と亡くなります。
白鳥となって大和へ帰るタケル。
華麗かつ感動的な舞台に最後は泣きました(´;ω;`)
素晴らしかった~。
(歌舞伎はよくわからないので、ほめる語彙が少なくなる)
「真実」。
是枝裕和監督作品。ということで見に行きました。
カトリーヌ・ドヌーブ演ずる女優とその娘が
家族の絆をとりもどすまでの葛藤が描かれています。
「万引き家族」の密度と比べると
映像はきれいだけど物足りなさを感じました。、
ドヌーブファンは彼女を見ているだけで満足でしょう、
ドヌーブのドヌーブによるドヌーブのための映画です。
娘役のジュリエット・ビノシュ、よかったです。
「永遠の門」
何度も映画化されたゴッホの映画。
死後出版された書簡をベースに、
新たに発見されたデッサンのことも折れ込まれ、
最期は「自殺ではなかった」という衝撃のラスト。
アルルでは戸外での制作に打ち込むゴッホ。
ゴッホ役のウィレム・デフォーは
第75回ヴェネチア国際映画祭で男優賞を受賞、
他の賞にもノミネートされています。
今まで怪しい悪役として見ることが多かったですが、
まさにこの狂気を孕んだゴッホは、はまり役でした。
テオとフィンセント。アルルの病院で。
ゴーギャンと「黄色い家」でジヌー夫人を描く。
有名な「耳切事件」。
自殺ではなかったというのは、銃弾の入る角度が
自分で撃ったにしては不自然ということらしいのですが、
確定的な証拠はないようです。
「私は銃を持ったことはない」というゴッホの
医師への最期の言葉は映画の中だけのものでしょうか。
すべては謎ですが、
私には事故死であった方が
与えられた境遇と闘いぬいた彼の最期として
ふさわしいものと思えました。
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