引っ越し祝い "西山陽さんの漆"

「お箸や茶碗も買わないと！」
シェアハウスに住んで居るMが、
諸事情時より一人暮らしを始めることになった。
今までは全てシェアハウスに有るものを使うことになっていたらしく、
電化製品から日用品に至るまで揃えないと、と嘆いていた。

引っ越しにもお金が掛かるので、
「私、Nokのシーツプレゼントする！」とA先生。
前に欲しそうにしていたのを覚えていたんだ。
「じゃぁ、私はお箸ね」
持ち物には拘りのあるMには、私が愛用している作家の漆のお箸を贈ることにした。
作家さんに送ってもらった写真には、
当然のことながら値段は書いておらず、Mがどれを選ぶかドキドキ。
引っ越し祝いと伝えて有るし、
出展仲間(藤野のサニーサイドウォーク)なので経済状態も分かってるだろうから、
そう高価なものは送っては来ないだろう。

さてさて、写真を送ってから時間が経ち、どうしたものだろうと思っていた頃
「迷いに迷って、やっと決まりましたぁ」
選んだお箸が届いて、大喜びのMの顔を見て、贈った私も嬉しくなった。

西山陽さんの作品に興味のある方はこちら