この記事が政府の新型感染症対策への抗議を目的としているとは、ほとんどの読者に気づかれていないでしょうが、ただのヒトリメシと言われても何の反論もできないのも確かですね (笑)
この日は禁酒日にしようと外食宣言をして我家を出たのはよいのですが、事務所を出るのが19時半近くになってしまいまして、焦りつつも川崎駅構内のい〇り庵にてバンゴハンをいただくことにして、板蕎麦に季節の揚げモノ=葱と帆立のかき揚げを添えております。
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食券を買ってカウンターに出すも、盛り付けだけの時間で供されたセットは、見た目にも蕎麦には艶がなく、揚げ物にも褪せた色気しかありません。
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茹でたて&揚げたて…ではなく、茹で置き&揚げ置きなのですねぇ… 店舗にもよるのでしょうが、少し前までは、板そばは都度茹で&季節の揚げ物も都度揚げを自慢していたようないなかったような…
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蕎麦はボソっとまではいきませんが、かき揚げはべトっとという表現をせざるを得ませんねぇ… まっ、食べログ連携もしませんから文句のひとつも書きますが、嫌なら行くな! ですよね(悲)
さてさて、冒頭に書きましたように一応は新型感染症対策の情宣活動への文句をつけることをテーマにした「ヲヒトリサマで黙って喰うべし」シリーズなので、最近のマスク動向についての思いをサクッと書いておきます。
いわゆる不織布マスク警察の話ですが、そもそもは、国立研究開発法人・理化学研究所などの研究チームが行ったスーパーコンピューター「富岳」を使ったシミュレーションによると… という検証結果がヒトリ歩きをして、ウレタンマスクはイカン、不織布マスクをしなさいという圧力が強くなってきています。
この検証結果には細かいデータも示されていますが、おおまかには
*不織布マスクはウレタンや布よりも性能が高い反面、通気性が悪い
*布マスクは不織布やウレタンに比べて通気性が良く、性能も比較的良い
*おしゃれさが人気のウレタンマスクは、不織布や布より明らかに性能が劣っている
といったトコロが強調されています。
同研究チームリーダーで神戸大教授の坪倉誠氏は 坪倉氏は「ひと口に不織布といっても性能幅がある。布マスクよりも性能が劣っている不織布も市販されている」と説明していますし、「基本的には『息が吸いにくい=性能が良い』と覚えてもらいたい」とも明確に言っておられます。
加えて同氏は「マスクは性能だけでなく、通気性や、(繰り返し使えるかという)対費用効果も考えて選択するのが良い。その日の体調やリスクを考えて選んでほしい」として、例えてみれば日常のオフィスなら布マスク、人と集まる密になるような機会があるなら不織布マスクを着けることを提案されているとのことです。
リスクの評価は「リスクの大きさ X リスクの発生頻度 X リスクの発生場所(注)」でされるのが基本ですが、今回のマスクのケースでは「マスクの性能 X マスクの付け方 X マスクを使う場所」と考えるとヨイかと思います。
(注:「発生場所」は、条件設定になるので、リスクの大きさに含まれて評価されることが多い)
分かりづらいので例を挙げますと…
A: 某国製の性能保証のない不織布マスク X 鼻だし装着 X 満員電車
B: 国産のウレタンマスク X ピッタリ装着 X リモートで出社率の低いオフィス
AとBでドチラが『嫌』かは誰でも同じだと思いますが、それに気づかないヒトも多いわけです。
要は「他のモロモロの装身具や武器などと同じように、マスクもTPOに合わせて種類を選んで正しく使いましょう」ということを、具体的な例を示しながら繰り返し説いていただきたいということです。 勿論、鼻のでやすいウレタンマスクもありますけどね(悩)
「それくらいは自分で『考えて』『判断して』『行動しろ』」というのも正義漢らしい正論ですが、現実をみるに「SNSの見出しに踊らされて、自分に都合のよい切り取りをして、他人を傷つけることで優越感を味わおうとする輩」が一定の数いるかぎり、今より相当に丁寧な情宣活動が必要だと思うワケであります。