にーちゃん、待ってろよ

弟、明日完成予定。

時間は過ぎ行く

この布は
福岡にいたときに
「トライ・アム」ってとこで買ったよな。

あれから５年。

毎年夏になると
色んな布を買いたくなってしまう。
そうなったのが５年前。

あの時、この布をメインに作ったリスは
実家に飾ってある。
友達と一緒に。

皮と中身

目分量で綿をおき、
これから皮、いや
縫い合わせた布に綿を詰めて行く。

しばらくきゅうけーい！

さよなら、こんにちは。

今、実家。
小中の時使ってたお裁縫箱をひっくり返す。

針刺しに刺さってた針がみなさびていた。

さびた針はみな袋に入れて、さようなら。

針さしから何度も抜いて、
縫ったり刺したり止めたりしたら
こうならなかったのか。

その代わり、大人になってから手に入れた裁縫道具をこの箱にまとめた。こんにちは。

さよなら、１６年前。
こんにちは、１６年後。

テとネと斤の先

千羽鶴の束。
これ全部わたしが作りました！！
嘘です。すみません。

これは一人のひとを想ってたくさんの人が作ってくれた千羽鶴。
わたしはその数％をつくって繋げただけ。

誰かを想って千羽鶴を折れば、
誰かの病気とケガは治り、もとの健康な姿に戻れる。
迷信かもしれないけれど、いいことは信じたいから
まずは折ってみるんだ。

最後は
まずは祈ってみるんだ。と読んでしまう。

祈り、人を想う心。
何かで優劣を決めて、それだけで
人や自分を判断する人間には
「人を想う」ということすらできないだろう。

送り先がそういう人間でありませんように。
と信じてみよう。いや、祈ろう。