ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

偽文書?史料批判?

2020-05-22 14:52:20 | 日記
前回,「慶安の御触書」のことを書きました。
ちょうど,山本英二『慶安の触書は出されたか (日本史リブレット)』を読んだころ,
朝日新聞で見たのですが,(たぶん4月1日?の記事)
近畿地方の広い範囲で「中世の古文書」とされていたものが,
実は,江戸時代後期に偽作されたものだったことがわかったそうです。
(なんと,自治体の出版物にも本物として紹介されていたそうです。)
「椿井文書」です。・・・古文書勉強中の私は,何を信じたらいいの?

馬部隆弘『椿井文書―日本最大級の偽文書 』(中公新書 )
今,本がたまっているので,そのうち読みます。

ところで,アマビエ
「肥後国海中の怪」

朝日新聞デジタル版5月19日
「妖怪博士」兵庫県立歴史博物館香川雅信氏のことば(一部)
「弘化3年に大規模な疫病があったという記録はありません。
人々の不安をあおった上で、
『疫病を避けるためにはアマビエの絵が描かれた摺物を買いなさい』・・・」

史料批判ではないですが,
そのまま信じてはいけないということです。
そもそも浮世絵や瓦版は売るためにあるのです。
それに,当時の人はどのくらい妖怪を信じたのか。
「あそび」の部分がかなりあるのです。
まあ,今と同じようなところがあるというところでしょうか?!?
今も,
まさかアマビエを信じていないけど,かわいいし,
「疫病退散」になったらいいなって。
私も,かわいいアマビエ和菓子,アマビエ風鈴,
ほしいなあ。

 下手な絵,すみません。恥ずかしいので小さく
コメント (2)
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