ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

2017年度解読実践コース 第8回「あなたの声」;揖保川の水運

2018-08-04 11:20:34 | 古文書
何度も書きましたが,今私が取り組んでいるのは,
2017年度C・Dコースの解読実践コースです。
2018年度に代わるちょっと前,2018年1月からはじめています。
解読実践コースは毎年課題が変わるので,
たぶん,2017年度の第8回課題というのを提出するのは,
とっても遅い方だと思います。

でも,この調子なら,2018年度解読実践コースには,今年中に代われると思います。

あくまで,マイペース,マイペース。


第8回の課題は,ほぼ出来ていますが,
いつものように,1つ前の課題が返ってきてから提出します。


さて,今回の課題は,「阿武隈川新規通船につき願書」

「あなたの声」より

「揖保川の水運」
今回の課題は,阿武隈川の新規通船に関するものでしたが,
私の地域では,揖保川が活用されていました。
米はもちろん,
山崎(上流)の木材,龍野のしょうゆやそうめんなどが
揖保川を下り,
網干に運ばれ,
網干で船をかえて,瀬戸内を大坂方面へと行きました。

ある時,ふっと思いました。
川を下るのはいいけれど,
その船はどうやって上流に戻すのだろうか・・・と。

そう思っていた時,番所があった龍野の武家屋敷でおもしろいものを見ました。
(たつの市立武家屋敷資料館)
欄間の彫刻です。
船に縄をつけ,3人でひっぱっている様子が彫られていたのです。

資料館の方は
「建物は天保年間のものだが,
 欄間はいつのものかわからない。
 下流まで言った船は,
 人がひっぱって上流に戻していた。」
と教えてくれました。

さて,阿武隈川ではどうだったのでしょうか?
船に塩をのせて,川にうかべ,
人がひっぱって内陸部まで運んでいたのでしょうか?


PS.たつの市立武家屋敷資料館欄間写真を貼り付けます。
写真の貼り付け方を思い出したので。(8月6日)








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4 コメント

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「古文書通信」の件について (ATSU)
2019-01-13 16:28:41
2018年度解読実践コース第2回が返ってきました。ほかの件については,別に書きますが,「古文書通信」に関する添削の先生の言葉をここに書きます。

先生:(あなたの声)その後一緒に載った方から感想と続報が届きました。きっと皆さん面白く読んでくれたものと思いますよ。

前回の「あなたの声」に私が「古文書通信」に載せて下さり,うれしいやら恥ずかしいやら・・・というようなことを書いたことに対するお返事でした。

この件については,
続報・・・というほどのことはありませんが,
今日も(1月13日)ほぼ揖保川に沿って,我が家のある網干(姫路市網干区)から龍野公園(たつの市)までドライブ&ウォーキングしてきました。昨日,添削が返ってきて,先生の言葉を読んだところなので,江戸時代はこの川を物を運ぶのに使っていたんだと改めて思いました。
今日は穏やかな川ですが,昨年7月には豪雨で,揖保川下流の我が家周辺は,「特別警報」が出され,揖保川も「氾濫危険水位」に達し,「避難勧告」も出されました。幸い我が家周辺は,大きな人的被害はありませんでしたが,怖かったです。
現代ですら,こんな状況ですから,江戸時代はなおさらでしょう。
もうすぐ,「1.17」です。

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古文書通信 第119号 (ATSU)
2018-12-12 10:16:05
このページに書いた,「あなたの声」が「古文書通信」 第119号に載りました。
「素朴な疑問」とテーマをつけて下さっています。
ブログはATSUですが,「古文書通信」は本名,恥ずかしいけど,せっかくなので,ここに書きました。
返信する
歴史のあるところ (ATSU)
2018-08-06 11:47:50
雪花さま,いつもありがとうございます。

「参考になった」というのは,船を引っ張って,上流に行く,という点でしょうか。

兵庫県立歴史博物館の学芸員さんとちょっとだけですが立ち話をする機会があって,
(これは,揖保川ではなく,加古川の話をしていた時のことですが)
「船を引っ張って上流に戻るって,大変じゃないですか?」と尋ねたことがあります。
すると,その学芸員さんは,
「それでも,陸地を馬で運ぶよりは,ずっと効率が良かったということではないですか。」というようなことをおっしゃっていました。
なるほど・・・です。

また,古文書の先生がこの点について何か書いてくださったら,ブログに載せます。

「歴史あるところ」の件ですが,
今まで深く考えたことはありませんでした。
私が住む網干(現在は,姫路市網干区)は,古くは弥生時代の遺跡が残っています。
発掘している人から,
「この地域は,昔から住みやすかったということでしょうね。」と聞いたことがあります。

歴史あるところに住むものとして,
歴史をしっかり調べ,学び,考えたいと思います。
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Unknown (雪花)
2018-08-05 16:30:04
毎回とても勉強になっております。

今回の「あなたの声」は参考になりました。
北海道は歴史が浅いので、ATSUさんのように歴史のあるところのようには書けません。いつもうらやましく思っています。
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