自身の備忘録のためのブログです。
目立つことが苦手でランキングにも関心がないため公開していません。
悪しからずご了承ください。
検索で毎日アクセスのある「ピットポニー、悲惨な生涯」と
当時から20年が経ち個人の特定が難しくなった「イヌイットの村で」を
公開記事にしました。
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検索で毎日アクセスのある「ピットポニー、悲惨な生涯」と
当時から20年が経ち個人の特定が難しくなった「イヌイットの村で」を
公開記事にしました。
<2019年12月5日掲載>
馬は大きさによって呼び方が変わる。
体高=地面から、き甲(首の付け根)までが大体
145cm以上が馬、それ以下100cmまでがポニー、
それ以下80cmまでがミニポニー、
80cm以下がミニチュアホースで成馬で50cmもいるそうだ。
チェルは142cmなのでポニーと呼ぶ人もいる。
オジサンが「ポニーって炭鉱で使われてたんだよ」と言う。初耳だ。
さっそくネットで調べてみる。
その名も職名でピット(穴)ポニーと呼ばれ、18世紀の産業革命で
児童労働が問題になり、その代わりにと取って替わられた。
**写真は全てお借りしました
↓ 日本の女工哀史どころではない、酷い話だこと。
おそらく孤児は真っ先に目を付けられ、搾取されてたはずだ。
1日3度の食事と身を覆う物のために。
貧しい子供たちの次に犠牲になったのが、物言わぬポニーたち。
炭坑内で産まれて、死ぬまで太陽を見ずに働かされたポニーたちもいた。
劣悪な環境で通常1日8時間労働、ほとんどが短命だったそうだ。
落盤事故などもあったでしょう。
1911年、ピットポニー管理規定というのが作られ、
機械の発達もあり徐々に数が減っていったけれど、
1913年に英国とその周辺に7万頭のピットポニーがいた。
最後のピットポニーが1999年というから、ついこの間までの話だ。
本や映画にもなっているけれど、詳しく知ると腹が立ちそう(´;ω;`)
今日はオジサンと一緒にミニチュア・ホースを見に行ってきた。
売り主はミニチュア・ホースと言ってたけれど、オジサンが言うには
ミニ・ポニーだそうだ。来週、届けてくれると言う。
純血イヌイットの人たちは遠くから見ても見分けがついた。
小柄で、がっちり体形、胴が長く腕も長め、前屈みで歩く。
体はとても丈夫だと聞いた。ふと石器時代の人を想像した。
他州に住む人たちを「南の人」と呼び、積極的に親しくしようとせず信用しない。
「どうせ金を稼いだら出て行くんだから」と言う風だった。
殆どの学校教師が赴任してきても、数か月から長くても数年で出て行く。
他の職業の人たちも、奨学金や家のローン、ビジネスを始める資金、
結婚資金を貯める等の理由で働いていた。
極地手当が付き住宅費も政府が払ってくれる場合が多いので、
その気になれば独身者などは給料丸々貯金出来る。
珍しい例があった。ノバスコシア州からやって来て、教師をしながら
子供を二人を地元で産み育てた中年のご夫婦。リタイア後はどうするのだろう?
22歳の娘さんは高卒後、他州の専門学校で学び地元に帰って来て
レストランで働いていた。
綺麗でしっかりした感じの良い人。
弟さんも綺麗で当時高校3年。既に二児の父となり、
お姉さんはものすごく腹を立てていた。
イヌイットの男性の場合、一番の楽しみはハンティングで、銃を背中に
担いでATVに乗り出かけて行く時、また捕って来たトナカイを自宅横で
鼻歌混じりに解体しながら時々ヒョイと肉片を口に入れる時は
幸せそうだった。
土地で採れる石を自宅横で細工していた男性も幸せそうだった。
作品は良い値段で売れるが誰もがそのような才能を持っているわけではない。
*画像お借りしました
村から他の州に移る人は殆どいない。
そんな伝統的な生活がずっと続くなら彼らは幸せだと思うが、
温暖化で白クマが餌を求めて村近くのゴミ捨て場まで来ている。
ヒトの人口が増えればトナカイの数は減る。
将来、政府の財政がひっ迫すれば彼の地も影響を受けるのではないだろうか?
「変化に適応出来た者だけが生き延びてきた」生物の歴史を考えると、
いつか消えてしまう種族かなあ、どうなんだろう??
もしも将来サイバーアタックがあって現代人が恩恵を受けてるモノ
全て使えなくなったら、原始時代に近いメンタリティで
生活をしている彼らの方が、生き残れる。
村はゴミだらけで人々の家の周りもゴミだらけだったが、
村から離れた狩猟地は彼らにとって神聖な場所で、
彼らはゴミを持ち帰るので綺麗だと聞いた。
ニンゲンの心理として、お金の必要な人にお金を渡すと
初めのうちは有難がられ、何度か渡すうちに当たり前になり、
そのうちもっと寄こせと言われるそうだ。
元々移動して暮らしていたところを、政府が人工的に造った村に定住させられ、
生活に必要な手当ても頼みもしないのに呉れるようになり、
いろいろルールを押し付けられ、有難みを感じるどころか、
自分たちの伝統を壊されたと思ってる風な人たちが多かった。
英語教育されたことも不満に思ってる人たちがいた。
グループホームの子供たちでさえ、食事の時間にもっと呉れと言い
食べきれずにゴミ箱に捨てながら「どうせガバメントが呉れたんだから」
と言っていた。
イヌイットの職員たちは、それを見て何も言わない。
他州から来ていた職員だけ「勿体ないことするな、全部税金だぞ」と叱っていた。
小学校に入学した子供たちが義務教育である高校を卒業する割合は、
半分いるだろうか?
テレビは北米全体の中継地がすぐ南のマニトバ州にあり30チャンネルを
見放題であるから世界がどうなっているか幾らでも学ぶことが出来る。
彼らはニュースなど観ずにポルノ番組ばかり観ているんだよと、
他州からの人が言ってたが満更ウソでもなさそうだと思った。
インターネット(PC)も学校の授業で教える。
若い人たちは普通に使いこなしていた。
小学低学年の子供たちが子犬を投げ落として遊んでいるのを注意したら、
ファック・ユー、 ゴー・アウェイ と唾を吐きながら言う。
大人でもこちらが何も言わずにニコニコしてる分には問題ないが、
少しでも仕事上で何かを指摘するなら途端に機嫌が悪くなる。
恨みを持たれそうになり、結局彼らの後始末をこちらがすることになる。
パートで働いていたホテルでも、部屋の掃除が終わったと報告してきたので
確かめに行くと客が入室出来る状態ではない。平気で誤魔化す。
指摘するとOur Tradissionだと不貞腐れる。
レストランでパートをしていた時も高校生のバイトも含めキッチンで使う
布巾とトイレ掃除で使う雑巾を共有し一緒に洗濯機に入れていた。
何度注意しても誰も気にしない。
キッチンの布巾を洗濯後に鍋に入れ、煮沸消毒することをして見せても
皆笑ってるだけだった。
レストランで生花を空輸したことがあったが、私が休み明けに出勤すると
ただ空バケツに入っていてすっかり萎れていた。
バイトの高校2年生3人がいたので指摘すると「え~、花って水が必要なの~?」
高校卒業しても他州の基準には達しないので、大学進学者は他州でもう2年間、
高校過程を履修しなければならない。
イヌイットで大学へ行った人はその村には誰もいなかったが。
もう少し長く働くつもりで行った土地だったが、鬱病になりそうで
10か月近くが限界だった。
最も我慢出来なかったことは、家の外に繋がれっぱなしのイヌたちのことだ。
年中ろくに餌も与えず犬小屋もなく、なかには小型の愛玩犬すら吹雪の中にいて
暫くすると姿が見えなくなる。
雪解けの大きな水溜りの中に繋がれ、座ることの出来ない犬も見た。
グループホームで出た食べ残しをこっそり持ち帰り、
誰にも見つからないように犬たちに投げ与えていた。
私がいなくなった後、かえって可哀想なことになる。
わかってはいても見殺しに出来なかった。
犬たちは私を見ると必死に吠えまくるようになった。
出来ることなら全ての外飼いの犬たちを連れて、土地を出たかった。
春先の村のゴミ捨て場には大量のイヌの死骸があるそうだ。
帰路の飛行機から村を見下ろし
”もう何があっても二度と来ることはない”と心に誓った。
30代後半女性D。
平均的なイヌイット女性の外見、身長150cmくらいでがっちり体形。
耳は聞こえていたが言葉は不明瞭で、あ~う~のみ。IQ25くらい、統合失調症。
サンキュー、また明日ねバイバイ、お水が欲しい、お互い身振り手振りで理解する程度。
自分で身繕いは出来、トイレも自分で行けるが入浴介助はされていた。
いつも窓の外を見ていて、「アレ見て」と言うように指をさしていた。
彼女は突然切れることがあり、こちらは理由がわからない。
ある時、急に目つきがおかしくなったと思ったらキッチンの戸棚を開けて皿を投げ始めた。
手慣れた男性職員がすぐに1セント硬貨を彼女にあげて落ち着かせていた。
彼女は自室のガラス瓶にコインを貯めているが、全て職員からもらった1セント硬貨。
30代半ば女性R。
身長150cmくらいで痩せ型。足が萎えていて何とか自力歩行が出来る程度。
IQ30くらいで数を4つまで数えられた。言葉も数語。
自分で着替え、トイレも自力で出来たが入浴は介助されていた。
大人しく手のかからない人で体はあまり丈夫ではなさそうだったが、
機嫌が悪くなると食事を摂らず職員を困らせた。
数年前、宿直で働いていたイヌイットの男にレイプされ妊娠、女の子を出産していた。
女性Dの方は走って難を逃れたけれど、こちらは歩くのもやっとで犠牲になってしまった。
Winnipegの病院でお産をし、赤ん坊はすぐに養子に出されたけれど、自分に娘がいる
と言うことは理解していて、キャンデーやちょっとした可愛い小物などをもらうと
これは娘にあげるんだと自室のタンスの上にまとめて置いてあった。
イヌイットの男は後にバレてクビになり、警察へ突き出されたそうだ。