ココミケ日記

ココとミケの記録 2014年~

台風19号、ココミケ初避難 後編

2019-10-14 20:30:11 | ココミケ
台風19号、避難日記つづきです。

ゲージ内のココミケはとにかく静か。
でも夜になってから、ドライフードを
食べる音が少々聞こえたので、
ミケも少しは食べた様子。見てないけど
ミケ器の側に居たので。

結局簡易トイレは外し、中を広くして
ペットシーツをガムテで繋いで下に敷く。
ココミケが2匹で固まって動かないから
それ以外の場所全てにブランケットや
敷物で床を埋める。この上で漏らしたら
外せばいい様に。ホント砂は用意する
べきだった、少量でもいいから。
普段ペットシーツの上でトイレ出来る
猫ちゃんが羨ましい。

しかしあまりに静かだと、急に不安になる。
まさかショック死してないか?など
思うたびにチラチラ幕を上げて覗いてしまう。 
さっき紙飲んじゃったし。

ブランケットの中に2匹で隠れているので
しばらくそっとしておく。
たまに水を差し出すけど、やはり飲まない。

人間の夕飯は会社に朝11時に着いて、
すぐに買っておいたコンビニのお弁当。

一番近くのまいばすけっとは、着いてすぐ
目の前で店を閉められた。←朝11時
某大学生数人もお店前に居て、
動き始めたのでその時にセブンイレブン
やってますよと教えてもらった。
お弁当、お菓子、カップ麺など購入。
…人間のことはいいか。

台風直撃は21時〜23時頃。
会社の皆さん他、友人知人がLINEくれた。
すごい風だったけど、古い実家と違い
そんなに怖さを感じなかった。
友人Mも居てくれたし。1人だったら
どうなっていたか。←メンタル弱いので

0時頃、眠る事にした。
とりあえず6時半にアラーム。
 
電気を消して、私はゲージ真横の床で寝る。
ココミケに私の臭いと気配を感じてもらおうと。
あとは異変に気付きたくて。

電気を消すと、ココが小さい声で鳴き始めた。
か細くて小さい声。まるで遠慮しているかの
様な音量で。幕を上げて覗くとココがネットに
頭を押して来る。暗くなって安心したのか。
またはゲージ内がもう耐えられなくなったのか。

幕を上げると、私の顔は見てなくて
その向こうの室内を乗り出して見る。
ミケも同じ。部屋の様子をあまり
見せない様にした。

深夜は2匹が箱座りから普通の座る体制に。
行動が活発になるのかしら?
大鳴きするのかしら?
まぁ多分この建物なら声は大丈夫だろうけど、
このゲージ内で暴れて始めたら
どちらかをキャリーに入れるしか無い。

ココが出たい素振りを見せて来る。
ネットの下の方を掘る様な仕草。
たまにすごい力でネットのファスナー
あたりに頭グリグリ押して来る。
声掛けたり手をゲージに入れておさえる。

ゲージが大きく揺れる。
たまにミケとぶつかるらしく、
一回だけどちらかがシャーって吹いた。
この中で喧嘩されたら大変なので、
また私の腕を突っ込んで撫でて抑える。
どっちが吹いたのかは不明。

たまにミケも無言で床あたりを掘り始め、
出たそうにするのだが、ダメって声掛けると
なんとかおさまる。この、繰り返し。
ミケも小声で鳴き始める。

喉を鳴らす音が聞こえた。ココだった。
喉を鳴らすのは機嫌が良いとは限らず、
ストレスを自分で抑えることをしていると
聞いた事があったので、暗闇で聞こえて来る
ココの喉のゴロゴロが切なかった。

外は静かなのでもう、今すぐに帰りたいと
思うが何せ足が無い。深夜早朝に誰も
車なんて出してくれないし、24時間営業の
タクシーも翌日昼からの営業らしい。
ココミケ翌日昼まで持つのか?

でもここでまた1つ問題が。
暴風雨はおさまったけど、明方4時の
満潮時でどうなるのか、という話が。
帰りは川を3本越えなければ帰れない。

帰れない場合、何か色々まずい。
これでますます眠れなくなる。
ココミケは明方静かになったので、
私はひたすら満潮を待つ。

満潮は超えて、川は大丈夫だった。

6時頃から24時間タクシーの会社を
片っ端から当たる。
営業していない所も有れば、話し中もあり。
混み合ってて繋がらない所もある。
1社繋がったけど、周辺に車が居ないので
配車出来ないと断られた。

普通に道路で待っても、元々そんなに
簡単にタクシーが捕まらない場所。

社長から連絡が来て、バスが走っていると
教えてくれる。バスでどこかの駅で降りて
電車に乗る…?電車走ってない!
駅で降りればタクシー居るかな、いや
居なかったらどうするのだ?

でもお昼まで居るのはもう限界な気がしてる。

バスに乗る前提で、タクシー来たら
乗ってしまえという事で会社を出た。

タクシー案外通る、でも人が乗ってる。
何でもいいから手をあげていたら
回送のタクシーが止まってくれた。
有難う東京無線、有難う。

川を3本越える際に見たけど、
確かに川は溢れていたり
水位が結構上がっているのがわかった。
でも道路空いてる、すぐ家に着けそう。

持っていたキャリーは中が見えにくい物なので
ココが何回か鳴いたら、運転手さんが
猫いたの?って驚いてた。
そういえば行きも帰りも運転手さんが
良い方で、猫に関して嫌そうな人は居なかった。

でもココの鳴き声しか聞こえなくて、
ミケはまたココに押し潰されていないだろうか?
と不安になったけど、2匹の顔が確認出来たので
大丈夫そう。

段々と見慣れた景色になった時は
泣きそうになった。
自衛隊の戦車みたいな車とバイクが
横切るのを見て、やはりただ事では
なかったのだなと思った。

家は無事で、枯れ葉やゴミが凄かった。
ココミケを家に放したらすっ飛んで
部屋に入って行った。

すぐにトイレに行ってたココミケ、
この後は眠ってた。まぁ、寝てないだろうから。

横になって伸びている姿はいつもの光景。
普段からビビリなココミケだけど、
やはり家が1番落ち着くのだなと。

兄宅から帰って来た親も、ココミケ再会に
喜んでいた。偉いね偉かったねと。

少し睡眠取ってから、窓際で野良猫パトロール
するミケ。


眠るココ



この日はいつも23-0時に熟睡する
ココミケですが、21時頃には深い眠りに
ついていました。


避難開始が朝10時、
帰って来たのが翌日の朝9時頃? 
たったの1日が長く感じたし、
ココミケにとってはもっと長かったと思う。
震災などの被災者方はとんでもなく過酷な
状況なのだと思い知った。

良かったこと、悪かったこと、反省↓

悪かったこと

●台風前日の天気が穏やかな時に
動くべきだった

●車の免許が必要だった

●主の体調管理の甘さ、体力の無さ
メンタルの弱さ

●猫砂を用意しなかった
●フードの器が良くない
●ココミケの臭いがついた物を
もっと持つべし

※持物に関しては、前日記参照


良かったこと

●猫壱さんのゲージ購入しておいたこと

●普段から非常袋を作っておいていたので、
用意は案外スムーズだった

●現金を下ろしておいたこと

●友人Mが居てくれたこと

●職場を解放してくれた社長

●スマホは本当に便利

●ココミケの鳴き声が小さかった、
暴れないで何とか持った


反省点、感想など

避難は大袈裟な位早めに手を打つ事、
ご近所情報も大事だけど、もう少し
区域の情報を信じても良かったのかも。
しかし今回はこのレベルなら大丈夫と
わかったので、自宅待機も考えます。

私の区域はペット同伴可能ですが、
実際どうだったのか情報入らず。
会社は広くて静かで今回条件良かったけど、
実際の避難はかなり厳しいのだろうなと
思いました。
ただ、避難所はどこも低い建物が多く
水害大丈夫?という物ばかりでちょっと疑問。。

私にとってココミケは、
口が聞けない子どもみたいなもの。
同じ様な考えを持つ配偶者が居たら
本当に心強いだろうなと独身な自分を
呪いました。1人でココミケを守るのは
限界が有り、2匹も迎えたのは
身分不相応だったのかなと落ち込みました。

車の免許もココミケの為に必要かもしれない。

ココミケは神経質でビビリなので、
普段から大分甘やかしています。
これも、今後はもう少し鍛えるというか
雑に扱うシーンも有るべきなのか
考えてみます。私はココミケに
厳しくするのが苦手です。

今回知って良かったのは
水嚢のこと、水でインスタント麺が
食べられること、ペット可の避難所があること、
他色々経験して身についた事が有りました。

日曜日帰って来て、月曜は祝日で。
体より心が大分疲れたのでかなり寝ました。
まだまだ北上している台風は、
猛威をふるっています。過ぎちゃったから
いいやではなく、義援金など更に考える様に
したいと思います。Tポイントで寄付も
可能だそうです。←某YouTuber情報

ココの食べちゃった紙はまだ
確認出来ていません。気になっています。
便に注目し続けます。

ミケは何だかベタベタ甘えて来ます。
家に着いた時は随分警戒されていましたが。

以上避難日記終わり。
修正したりするかもです。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。