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今年最後のページでありますが、余り挨拶めいたことは
前日のページに掲載しましたので、今年から来年に続く
話題で締めくくりたいと思います。
とは言っても、我々民間にも、国政にも、余り明るい話
題が無く、誰かのように言葉だけ躍らせる芸当も持ち合
わせず、困っています。
未熟な私の現時点での答えとして、曽野綾子さんの言葉
を借りて「人が幸福になる道は、失ったものやないもの
を数えず、残っているものを喜ぶことなのだ」を引用さ
せて頂いて、来年に繋げたいと思います。
ただ、上記の言葉は、まだ日本の現状には馴染まないか
も知れませんが、あえて掲載させていただくものです。
神はすべての人を、平等にではなく、その持ち味の違い
によって、大切に選ぶのである。だから一人一人の人が、
神との間に特別の関係を意識する。「その他大勢」とし
て平等に扱われるのではないのだ。それが神の愛なので
ある。<曽野綾子著‘最高に笑える人生’より>
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外交にはアメリカ、中国、ロシアなど普通の国のやっているリアリ
スト外交と理想主義的ウィルソニアン外交があり、日本人の多くは、
ウィルソニアン外交の中の経済の相互依存によって、諸国は戦争し
なくなるという、マテリアリスト(唯物主義、拝金主義、経済中心
主義)を支持している。
また、日本はアメリカの天領とも言われていて、アメリカの言う事
に逆らわれない状態でもある。小泉政権では、対中強硬路線を取り
最後には堂々と靖国参拝をして見せた。
そして、安倍政権、アメリカから、中国と仲良くするように言われ
て、最初に中国訪問、続いて中国の子分のような韓国訪問。それは
仕方ないにしても、アメリカは狩猟民族のアングロサクソンの国。
日本のように、「まーまー仲良く」の世界では無い。言う事には、
裏がある。
当然、「中国と仲良く。」の裏にも何かあると、勘ぐる必要がある。
それは中国経済のバブルが弾けそうなので、日本の企業に進出させ
バブルの弾けるのを、2~3年遅らせようという事では?と言われ
ている。日本のエアコンメーカーが中国で合弁事業。と大見出しが
出ていたが、怪我がなければと祈りたいところです。
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今年も残り僅かとなりました。私の一年を一言でいえば、多くの方
々に助けて頂いた一年。と思います。不勉強な私ではありますが、
来年も、分からない事は、分からないと言える、勇気を忘れない、
私でありたいと思います。
声援を頂いた多くの皆様に感謝申し上げ、皆様のご多幸をお祈り申
し上げます。「ありがとうございました。」
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前から気になっているが、何だったんだろう?と思って、以下の書
評を読んで、これだ!「公利、私利の混同の原因は、会社の私物化
にある。会社に百%出資していたとしても会社は公的なもの、私物
ではない。そこを履き違えるから混同がおこる。」
<「人の用い方」井原 隆一著の書評より>
最近の世の中、上記の公私混同のオンパレードではないか。公私混
同というより、私利私欲かも知れないが。
上記のような会社や政治の世界も、けじめは大切と思う。議員にし
ても、議員なのか議会という組織なのか。また、それらの宛職の権
限は何処までなのか。確認が必要と思われる。公選で選ばれた議員
がいて、集まると議会になり、開会中と閉会中の権限はどうなのか。
自主財源のない地方の財源の多くが、地方交付税。これは、トンネ
ルで役場に入るが、実は町民に出ている。それを、自分がもらって
いると勘違いして、好き勝手に使うなら公私混同に当るだろう。
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地方自治体の運営に付いては
11/21に掲載させていただいた平成15年12月12日
総務省自治財政局長「第三セクターに関する指針の改定について」
を指針として、行動して参りましたので、改めて一部を抜粋して
掲載させていただきます。
※11/21「百翔」はこちらを!
総財経第398号 平成15年12月12日
各都道府県知事 殿
各指定都市市長
総務省自治財政局長
第三セクターに関する指針の改定について
第三セクターに関する指針
第1 一般的留意事項
(1) この指針において、第三セクターとは、地方公共団体が出資又は出えん(以下「出資」という。)を行っている民法法人及び商法法人をいう。
(2) 行政目的を達成するための手段として第三セクターの活用を図ることがふさわしいというケースは、今後とも考えられるところであるが、一部の第三セクターにあっては、経営改善が行われないまま、赤字の累積等により経営が深刻化しているものが見受けられること等にかんがみ、地方公共団体は外部の専門家を活用する等監査体制を強化するとともに、政策評価の視点も踏まえた第三セクターの点検評価の充実、強化を図る必要があること。また、事業内容、経営状況、公的支援等について積極的かつ分かりやすい情報公開に努める必要があること。
(3) 他の団体と類似の業務を行うもの、既に目的を達成したと思われるもの、事業の存続が困難と思われるものなどの統廃合や完全民営化等を積極的に進める必要があること。
(4) 経営状況が深刻であると判断される場合には、問題を先送りすることなく、経営悪化の原因を検証し、債権者等関係者とも十分協議しつつ、経営改善策の検討を行うこと。その上で、経営の改善が極めて困難と判断されるものについては、法的整理の実施等について判断をすべきであること。
(5) 不良債権問題の解決については、主要行における取組みと併せて、中小、地域金融機関における「リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラム」(平成15年3月28日金融庁)に基づく、中小企業金融再生等に向けた取組みに留意すること。
(6) 市町村合併の協議に際しては、専門家の意見を聞いた上で、関係第三セクターの整理、統合等を検討すること。
(7) 現に第三セクターに公の施設の管理を委託している地方公共団体にあっては、地方自治法の改正により指定管理者制度が導入されたことを踏まえ、第三セクター以外の民間事業者の活用について、積極的に検討を行うこと。
(8) 都道府県にあっては、市町村の求めに応じて企業会計に精通した人材の紹介を行うこと等により、市町村の外部監査体制や点検評価体制が充実、強化されるよう支援することが望ましいこと。
(9) 民法法人である第三セクターにおいては、「公益法人制度の抜本的改革に関する基本方針」(平成15年6月27日閣議決定)に基づき、新たな非営利法人制度の創設等の検討が進められていることについて、また、商法法人である第三セクターにおいては、販売用不動産等について強制評価減の取扱いが適用されていることに加え、事業用資産について減損会計の適用が検討されていることについて、それぞれ十分留意する必要があること。
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地方自治法で議会については以下のようになっている。
第96条 普通地方公共団体の議会は、次に掲げる事件を
議決しなければならない。
1.条例を設け又は改廃すること。
2.予算を定めること。
3.決算を認定すること。
対して普通地方公共団体の長については以下のように。
第149条 普通地方公共団体の長は、概ね左に掲げる
事務を担任する。
1.普通地方公共団体の議会の議決を経べき事件につきその
議案を提出すること。
2.予算を調製し、及びこれを執行すること。
これを簡単に言えば、
町長が議案を作成して議会に提出する。
議会はこれを受けて、審議し議決する。
町長はこれを受けて、執行する。
議会の役目は「審議し議決する」にのみ有る。町長は「議会が議決
したので執行している」ということで町政が動いている。議会は
「議決したが故に、町政に責任がある」ということになり、そこに
議員の存在意義がある。
住民が議員を監視し、議員が行政を監視するという理想が、夕張問
題などで、今問われているのだと思う。
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腰を痛めた老人が、年末恒例の友人宅訪問を、今年は諦めていた。
ところが、急に行くと言い出し、杖を突いている為、昼食はコンビ
ニ弁当。本人にとっては大きな、小さな旅に出る。
街を抜け、途中には落葉松の林があり、写真を撮っていると、林間
を軌道車が抜ける。
着くと、同い年の友人は、運搬車にすがるように、外仕事から戻る。
耳が遠いので、補聴器を付けて、老人の会話が始まる。昔のこと、
最近のできごと、病気のこと、気候のこと、お互いの夫婦のこと。
わずか一時間半の会話ではあったが、意気消沈していた老人は、
顔色が、元に戻り、生きる意欲を取り戻した。小さな旅の話であり
ました。
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昨日書いた、農地の中に道路も無いし、建物も無い話。家の中で話
したら、この辺も昔はそうだったとの話。
すると、何時の頃からか、農地を粗末にする心が、浮かんだのか、
農業以外で食べることが可能になったという事だろう。その一つが
採算性を度外視した米価であり、地形的に、なだらかであり、容易
に移動が可能であり、有力な政治家が輩出した事で、道路整備も進
んだ地政的要因なのではと、私なりに、考えたところです。
このことにより、農家の生産形態が米作に偏り、果樹や野菜がおろ
そかになった。加えて、容易に就労できる地理的、産業構成要因に
より、弁当を持って働きに行けば金になる職業に多くの人が移った。
そして、農地は簡単に金に出来る水田中心となり、車で通勤する兼
業農家が増え、相対的に農地と農業が、価値を落として行った。
誰にも責めることの出来ない事ではあるが、手近な簡単に皆が、飛
びついて生活できたのが、日本の中の日本でなく、世界の中の日本
になったが故、大きなくくりの中でないと、対抗できない状況が出
て来たのだろう。
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米30キロが2,000円になる時代がもう直ぐ来るという話から、
特に中国地方の山間部が落ち込んでいる話になる。それは何故かと
聞くと、例えば東北地方に行くと、農地の中に住宅が建っている事
は、ほとんど無い。住宅は山際や中腹に建つ。
そして道路も、山際か中腹を通り、農地を潰して作ったりしてない。
片や、当地は、当然のように、耕地が道で寸断され、農地を潰して
家も建てられている。つまり、その厳しい気候から、限られた生産
性しかない、耕地を何よりも大切にしている、東北の人々の姿勢が
うかがわれる。この辺りに、中国地方が特に、落ち込んでいる原因
があるのではとの意見。
余り、東北や北陸方面に行った事の無い私なので、何とも言えませ
んが説得力のある話と、聞きました。どうせ、旅するなら、その辺
も頭に入れ、あちこちしてみたいものです。