シャンパンブレイク

30年以上JAL国際線客室乗務員としてフライトし現在癌の治療中。お酒大好き旅が大好き趣味はランニング~

ナッツリターンの機長はどうなっているの?

2014年12月25日 | おしゃべりフライト
抜けるような青空

今朝のランニングコースの気温はマイナス2度

でも最高に気持ちが良い~

走り終わって家でテレビを見ていると

ナッツリターンがまだ話題になっています。

大韓航空を運営する韓進グループ会長の娘で、大韓航空の元副社長

機内でナッツを勧めた客室乗務員に激しく怒り、
飛行機を引き返させてチーフパーサーを飛行機から降ろしたという
「ナッツリターン」騒動
チーフパーサーが大韓航空から虚偽の証言をするよう強要された。

チーフパーサーのパク・チャンジン氏は
『チーフパーサーがマニュアルを熟知しておらず、趙前副社長が怒ったが、ののしられたことはなく、自ら飛行機を降りた』
と証言するよう強要されたという。


大韓航空の常務
ニューヨーク発のエアバスA380型機の機内で趙前副社長が暴言、暴行を働いた事実を把握したにも関わらず、
被害者のチーフパーサーや乗務員に、
国土交通部の調査に対して虚偽の証言をするようにそそのかし、
このやりとりを趙前副社長に事前、事後に報告していたことも分かった。
当時、機内で趙前副社長は「この飛行機は飛べないよ」などと発言していた。



しかし

それはそうと

韓国メディアにこのフライトの機長に関しての情報が全くないのに呆れます。

機長は糾弾される立場にあります。
ところが
韓国国民は機長に同情的。
国民は10数社の大企業に頼らざるを得ない国情を苦々しく思っていても
何もできない。
それで怒りが今回も経営者に向けられたのでしょう。
セウォール号の事件といい
今回のナッツリターンといい
人命を預かる大変重い責任がある企業
その企業のこういった経営に背筋が寒くなります。

まともなエアラインでは全く起こり得ない今回の騒動
韓国社会の背景が見えてきます。



機長の権限は

航空法第73条に記載されています。

乗務する航空機に乗り込んでその職務を行う者を指揮監督する権限。
機内で不法行為を行うものを拘束する権限。
航空機が危難に陥った場合の機内の人間に対する命令権。

当時、機内で趙前副社長は「この飛行機は飛べないよ」などと発言していたといいます。
(たぶんもっとすごいことも)

これって立派な機内迷惑行為にあたります。
だから韓国の大韓航空のナッツリターンは航空関係者には信じられない出来事です。

機長に同情が集まるのは仕方ないこととはいえ
このまま見過ごしていると韓国社会は変わらないのでは

機長の責任は大きい。

機長の責任を問わないということになると
大韓航空はまともな航空会社ではないということになります。

機長の権限はないわけですから






ぽちっとプリーズ    m(_ _)mお願いします

人気ブログランキングへ


にほんブログ村 旅行ブログ プーケット旅行へにほんブログ村

blogramで人気ブログを分析



やっぱりJAL ぜんぜんちがう!JALに乗って世界を旅しよう~

1回のショッピングで2回マイルがたまる!


JAL日本航空 JMB WAON


JAL日本航空 JMB WAON クレジットチャージ






最新の画像もっと見る