大根をあまり切れないナタなどで削ぎ切りにし、しばらく塩漬けにしたあと麹などと漬け込む。
いぶり漬けと双璧をなす大根の漬物だが、そのナタ漬けの美味しいのとはなかなか出会わない、
産直や秋田の居酒屋でも見るが、その味は以前のものと比べようもない。
色々と考えてみた。
大根の種類が、青首系一辺倒になり、ナタ漬けに向く種類が出回らなくなっている、
樽の表面がバリバリに凍る外の漬物小屋もなくなり、建物内では強い冷え込み少なくなった。
あれやこれやであの味が出にくくなっているのだろうが、
でも、温かいストーブの横でバリバリに凍ったナタ漬けを食べてみたい。