ターシャの庭を訪ねる旅の続き…
ターシャの庭はあまりにも広過ぎて
見学の後半になると、どこをどう歩いたのか…
正直言って記憶が極めて曖昧なので
ここから先は微かな記憶の断片を紡ぎ合わせて
綴っていく事をお許し願いたい。(汗)
池へ行く途中だったか、後だったか…
ウィンズローが「ここはターシャの秘密の花園」と
立ち止まって説明してくれた場所があった。
見るとクラブアップルの木の根元に
太い幹をぐるりと取り囲むように
六角形の木造りのベンチが造られていた。
そして、その周囲はあたり一面
シダ類や小花をつけた植物で覆われていた。
(秘密の花園)
聞くと、そこは本来ハート型をした花壇らしいが
今は植物が生い茂っているため
花壇の原型がわからなくなっているようだ。
かつてターシャが好きだった
チューリップやワスレナグサなど様々な種類の花を
咲かせて楽しんでいたというハート型の花壇。
そして、秘密の花園。
さぞや美しくロマンティックだったろう…
と、当時の光景に思いを馳せる。
今はもう嘗ての華やかさは見られない。
でも、どちらかと言うと
自然に戻りつつある今の方がミステリアスで
かえって秘密の花園らしいかも…。
下の庭の一角には畑もあった。
何が植えてあったか、よく覚えてないが
かなり広くて日当たりの良い畑地だった。
四角く囲った数か所の畑には何種類かの野菜が
よく手入れされて育っていた。
畑の付近だったと思うが
2~3mほどの高さの細い木の丸太が
草原の地面に立ててあった。
てっぺんには可愛い造形物が取り付けてある。
野鳥のための巣箱だった。
そうして見ると、他にも至るところに
巣箱が置いてあることに気づいた。
そう言えばターシャは
たくさんのクラブアップルの木を植えていて
花を楽しむだけ楽しんだあとは
その実を鳥たちに与えていたっけ…。
(クラブアップルの花)
(クラブアップルの実)
自然の中で生きるということは
鳥も虫も動物も、そして木も植物も人間も
それぞれがかけがえのない生命をもった
みな同じ仲間なのだ。
決して人間だけが偉いんじゃない。
小さな命の尊さを知り、慈しんできた彼女の
生きる姿勢がそこに表れている。
とりとめのない記憶の断片が
様々な風景とともに甦ってくるが
今日はここまで。
続きはまた…。